きまぐれオレンジ☆ロード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
漫画作品 |
日本の漫画作品 |
漫画家 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『きまぐれオレンジ☆ロード』は、まつもと泉による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品。「週刊少年ジャンプ」で1984年15号から1987年42号まで全157話が連載された(ただし1986年15号から1987年11号までの約1年間休載)。また特別編158話が週刊プレイボーイ1999年44号に掲載された。
目次 |
[編集] ストーリー
超能力一家の長男に生まれた春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。恭介は超能力が使えること以外にはこれといって特技もなく、優柔不断な性格を妹から鬱陶しがられるだけのどこにでもいる中学生。
超能力が使えるのは家族だけの秘密なので、昔から正体がバレるたびに転校を繰り返すという生活を続けていて、ついこの間もくるみが100メートルを3秒で走るという騒ぎを起こしてしまい、春日一家は7度目の転校を余儀なくされてしまった。
そして7度目の転校で引っ越してきた街で、近所を散策していた恭介は赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、その美しさと愛くるしい立居振舞にひと目惚れをする。だが後日、転校した先の中学で同級生として再会したまどかは、学園一のスケバン少女で男子からも恐れられているような存在だった。まるで恭介とは初対面であるかのようなぶっきらぼうな態度をとるまどかに戸惑う恭介。だがまどかも、初めて会った時から憎からず想っていた恭介に、不良少女としての自分の姿を見られたことで思わずそんな態度をとってしまっていただけだった。最悪の再会をした二人だったが、それからの学生生活の中で、恭介はたまに見せるまどかの素の優しさを見るにつれその想いを新たにする。そしてまどかのほうも、一見つれない態度をとりつつも次第に恭介に惹かれていく。
そんな中、まどかと姉妹のような仲で同じくスケバンの檜山ひかるは、人気のない放課後の体育館で、恭介がバスケットボールを超能力を使って超ロングシュートを決める様子を目撃し、恋に落ちてしまう。そしてスケバンをやめて自らの気持ちを公言して恭介にアタックを始めたひかるに対し、まどかは自分の気持ちを殺して姉という立場からひかるを応援すると言ってしまう。学内外問わず積極的なアプローチをしてくるひかるを無下にはできず、その可愛らしさに思わずデレデレしてしまう恭介。いつのまにか同級生からはカップルとして認知されてしまうが、それでも恭介はまどかのことが気になって仕方がなく・・・。
こうして3人の関係は奇妙な三角関係へと発展してしまったのだった。
[編集] 原作について
連載当初のキャッチコピーが「POP&LITE」であったことからもわかるように、かわいらしい絵柄と優柔不断な主人公が出てくるラブコメ調ストーリーは、「ジャンプ」というよりも当時「うる星やつら」で人気が高かった「少年サンデー」的な作品であった。これはまつもとの担当だった高橋俊昌の好みと編集方針が、まつもとの持つポップ志向と合致したためである。高橋は当時の「週刊少年ジャンプ」において鳥嶋と並んで数少ない反硬派路線の推進者であった。本作はたちまち人気を博し当時大ブームだったラブコメを好む読者を「ジャンプ」へ引き付けることに成功した。
まつもとは連載中に原因不明の体調不良に度々襲われるようになり、長期休載を余儀なくされたことがある。休載前と連載再開後の一時期では絵柄が大きく異なるため、当時のアシスタントの「萩原一至が作画を担当していた」と噂された。しかし実際にはまつもとが執筆不能となった時に一時的に萩原が作画を担当したのみであり、また萩原も連載終了前にまつもとのスタジオを去っていて、まつもと本人もこの噂を公式ファンブック内で否定している。なお、まつもとの体調不良の原因は、2004年になって脳脊髄液減少症であったことが判明している。
単行本化にあたってはかなり加筆修正されている。特に最終巻、最終話は大幅になされている。さらに愛蔵版発行時にも加筆修正されており、連載時、JC(ジャンプコミックス)時、愛蔵版は最終回全て違っている。
[編集] 登場人物
- 春日恭介(かすが きょうすけ)
- (声:古谷徹)
- 1969年11月15日生まれ。本作の主人公であり、超能力一家・春日家の長男。高陵学園中等部3年に転校してきた。転校後の初登校前日に長く続く階段でまどかに出会い、一目惚れした。優しい性格だが優柔不断でもあり、それが奇妙な三角関係を長引かせることにもなった。後に今のまどか、ひかるの外見的要素を形成した張本人だという事が明らかになる。使える代表的な超能力は、サイコキネシス(念動力)、テレポーテーション(瞬間移動、人・物)、クレヤボヤンス(遠隔透視)、プレコグニション(予知夢)、ヒュプノシス(自己催眠)、タイムワープ(過去、未来に移動)等。テレパシーは駄目なのがミソ。
- 鮎川まどか(あゆかわ まどか)
- (声:鶴ひろみ)
- 1969年5月25日生まれ。初登場時、高陵学園中等部3年。長い黒髪の美少女で、恭介とはクラスメート。学内一の不良として恐れられており、学内では孤高に近い存在だったが、恭介と出会い序々に本来のやさしい性格を取り戻す。顔が良くスタイルも抜群、頭脳明晰でスポーツ万能、料理・裁縫などもうまく、さらには非常に高い音楽的素養を持つという、ほぼ完璧に近い多方面への才能を持つが、幽霊や怪談が苦手という一面を持っている。音楽家の両親は海外に住んでおり、年の離れた姉(声:富沢美智恵(TV:セリフは一言)→川村万梨阿(劇場版、OVA))と2人暮らし。姉が結婚してからは一人で大きな洋館に住んでいる。幼少のころはトレーナーに半ズボン、ショートカット、サッカーボールが友達というようなボーイッシュであったが、ある人物と出会ったことが切っ掛けで、女の子らしい服を着るようになり、女の子らしく振る舞うようになっていった。
- 檜山ひかる(ひやま ひかる)
- (声:原えりこ)
- 1971年11月15日生まれ。初登場時、高陵学園中等部1年。恭介、まどかとは2学年下でまなみとくるみの同級生。まどかの幼馴染であり、姉のように慕っている。恭介の転校初日、廊下の曲がり角での接触事故によりひかるのファーストキスを奪うことに。その後、超能力をこっそり使っている姿を偶然見かけたことで、スーパースポーツマンという誤解から恭介に好意を抱くようになる。積極的で明るい性格でボーイッシュな栗色のショートヘア。まどか同様最初は不良だったが、恭介に出会った事で時々不良っぽい言動は出るものの、改心した。勉強はあまり出来ず、くるみとどっこいどっこい。二人で追試を受けた事も。
- 幼少のころは女の子らしい服装にスカート、ロングヘアーなどかわいらしい服装であったが、ある人物と出会ったことが切っ掛けで、ショートカットのボーイッシュへと変わっていった。
- 春日まなみ(かすが まなみ)
- (声:富沢美智恵)
- 恭介の妹の1人。くるみとは双子で姉の方。常識人でしっかりもの。誰にでも優しく、母親のいない春日家の母親代わり。髪型はポニーテールをしている(但し髪型を変えたことがある)。眼鏡をかけている。
- 春日くるみ(かすが くるみ)
- (声:本多知恵子)
- 恭介の妹の1人。まなみとは双子で妹の方。おてんばで子どもっぽく、好奇心旺盛。春日家の問題児で、何度も恭介やまなみを振り回した。今回の引越しの要因を作った張本人でもある。催眠術も使う(主に恭介にかける)。
- 春日隆(かすが たかし)
- (声:富山敬)
- 恭介の父で写真家。初登場時40歳。妻のあけみを早くに亡くし、男手1つで3兄妹を育てた。一家の超能力はあけみから遺伝したものであり、隆にはその能力はない。非常に温和な性格。写真は風景専門であり、特に女性は被写体にしない主義だが、まどかやひかるにモデルを頼んだことも。
- おじいちゃん
- (声:緒方賢一)
- 恭介の母方の祖父で田舎で暮らしている。性格はおちゃめ。恭介がまどか達を連れて遊びに行く事が時々ある。田舎でくらしているせいか、超能力を日常茶飯事に使う事に慣れてしまっている為、うっかりまどか達の前でも使ってしまい恭介は苦労する。妻(声:鈴木れい子)も超能力が使え、その能力は強い。
- 小松整司(こまつ せいじ)
- (声:難波圭一)
- 恭介のクラスメート。非常に明るい性格。スケベで、学園の女子生徒の情報にやたら詳しい。度々くるみやまなみにちょっかいを出すが、殆ど相手にされない。まどかを不良と見て嫌っている。学校の昼食時に販売される「幻のカツサンド」が大好物。
- 八田一也(はった かずや)
- (声:龍田直樹)
- 恭介のクラスメート。整司の悪友であり、整司同様にスケベ。眼鏡をかけている。
- 松岡先生(まつおか)
- (声:塩沢兼人)
- 高陵学園の教師。恭介たちの3年時の担任を務めた。
- マスター
- (声:屋良有作)
- まどかのバイト先である喫茶店「ABCB(あばかぶ)」のマスター。恭介とまどかの気持ちを知っていて、二人を陰ながら応援している。まどかにとっては、父親代わりな面もある頼れる大人の男性。天然パーマで口髭と顎鬚をたくわえている。
- 火野勇作(ひの ゆうさく)
- (声:菊池正美)
- 初登場時、高陵学園中等部1年。空手2段。天然パーマ。まどかとひかるの幼馴染であり、その当時自分がいじめられると助けてくれたひかるに好意を抱いている。ひかるが熱をあげる恭介をやたらとライバル視する。
- 一弥(かずや)
- (声:坂本千夏)
- 恭介のいとこであかねの弟。顔は恭介そっくり。恭介の超能力に加え、恭介には使えないテレパシーの能力を持ち、その他の超能力の威力も恭介よりかなり強い。マセていてエロガキ。テレパシーによって恭介やまどかの気持ちをある程度わかっているため、その仲を進展させようとしてトラブルの引き金になることも。
- あかね
- (声:松井菜桜子)
- 恭介のいとこで一弥の姉。男勝りな性格。超能力は、同じ人間に変身する術。ただし一人限定にしか幻覚を見せる事ができない。同性愛の気があり、女であるにも関わらず同性の鮎川に惚れてしまい、独り占めを図ってはトラブルの要因となる。アニメではテレビシリーズには登場せず、OVA『ハリケーン!変身少女あかね』『思いがけないシチュエーション』のみに登場。原作とアニメでは髪型が異なっている。原作ではセミロングの髪だが、アニメではサイドが短くボク少女になっていて、ボーイッシュさが強調されていた。
- ジンゴロ
- (声:緒方賢一)
- アニメと続編小説のみに登場するオリジナルキャラクター。春日家の飼い猫。一家(大抵はくるみ)の超能力の被害に遭うことが多い。外見はやや太っちょで白い。
- 広瀬さゆり
- 漫画のみに登場するキャラクター。ツインテールの美少女で、自分の外見に誇りをもっている。趣味は美男子ハンティング。男の目が全員自分に向いていないと気がすまない性格で、男の前だと猫をかぶってぶりっ子を演じる。まどかの噂を聞いて一方的にライバル視し、まどかばかり見ていて自分に目を向けない恭介をハンティングのターゲットにする。
- 鳥羽達郎
- 漫画のみに登場するキャラクター。恭介達の学校に赴任してきた、学校出たての若い保健体育の先生。ひかるのいとこ。女生徒に人気がある外見(いわゆるイケメン)をしているが、性格は何かとそそっかしい。お坊ちゃん育ちで世間知らず。両親にHなものは見せてもらえず、男女の営みのことも知らない程。足はまどかよりも早く100mは10秒台。
- 原田真一
- 漫画のみのキャラクター。リーゼントヘアで女生徒から人気がある。ひかるの事が好きで、勇作とはライバルだが殴り合いのケンカはいつも勇作に負けている。
- 早川みつる
- (声:松本保典)
- 漫画、OVA、続編小説に出てくるキャラクター。本名は早川和人。女性に人気抜群のアイドル。まどかを狙っていた事もあったが、高校の時からの同級生で恋人のしおりがいる。まどかに音楽才能を見出し、芸能界に誘う。
[編集] キーとなるアイテムや場所
作中、いくつかの小道具が、それぞれの思い出や関係に影響している。ここではその中でも特に象徴的なものを記述する。
- 真っ赤な麦わら帽子
- 全編を通して、恭介とまどかの思い出となる、麦わら帽子。まどかにとって、初恋の人にもらった大切なものであり、恭介にとって、まどかとの出会いを象徴する帽子である。
- タバコ
- 当初ひかるとともにタバコを吸っていたまどかの心情の変化をもっとも表しているのが、タバコにまつわる細かなエピソードである。
- 100段階段
- 本シリーズの最初と、最後に描かれた階段。実在するのかは明らかにされていない(100段をやや超える似た外観を持つ階段は横浜市緑区と保土ヶ谷区の区境に実在するが関連は不明)。
[編集] テレビアニメ
1987年4月6日から1988年3月7日まで、毎週月曜日19:30 - 20:00で日本テレビおよびその系列局にて放送された。
アニメでは、特に恭介の性格が原作とは大幅に違っていたため、原作のファンからは不評であった。しかし、アニメはアニメ独自のファン層を作った事も事実である。
オープニング、エンディングは、何カットも切った映像を使ったり、アニメのセル画をコピー機にかけたり、砂アニメを使用したりと斬新で他のアニメとは一線を隔す出来で、アニメ誌で評価される事があった。
本作のヒロイン鮎川まどかはアニメ放送していた年の1988年の「アニメージュ」(徳間書店)、1987年の「アニメディア」(学研)の女性キャラ人気投票で1位に輝いている。さらに「アニメージュ」では放送終了後も何回もランクインされていた。
また、アニメでは以下の設定が加えられている。
- 春日家にジンゴロという太ったネコがいる。本作のマスコット的キャラになっている。
- アニメは中学3年の一年間で、原作では高校時代のエピソードも登場する。
- まどかがサックスを吹く。それにより心情を描いていたがサックスを吹いているシーンで視聴率が明確に下がるためこのようなシーンはすぐになくなった。(寺田憲史著「ルーカスを超える アニメ・ゲームビジネス創作術」より)
- まどかがピックを投げる事がある為か、昔のまどかを知ってる人間からは「ピックのまどか」と呼ばれ方をされている。
- まどかの家は漫画では大きな洋館だが、アニメでは普通な感じの洋風の家になっている、等。
[編集] スタッフ
- 原作:まつもと泉
- 企画:布川ゆうじ(スタジオぴえろ)、藤原正道(東宝)
- プロデューサー:堀越徹(日本テレビ)、河野秀雄(東宝)、深草礼子(スタジオぴえろ)
- シリーズ構成:寺田憲史
- 総作画監督:後藤真砂子
- キャラクターデザイン:高田明美
- 美術監督:小林七郎(第1話 - 第9話)、中村光毅、三浦智(第10話 - 第48話)
- 撮影監督:金子仁
- 音響監督:松浦典良
- 音楽:鷺巣詩郎
- 監督:小林治
- 脚本:寺田憲史、富田祐弘、大橋志吉、静谷伊佐夫
- 絵コンテ:小林治、須田裕美子、郷満、池上和彦、松園公、中村孝一郎、森川滋、新林実、石井文子、安濃高志、飛羽たかゆき、横山広行、上村修、望月智充
- 演出:小林和彦、須田裕美子、郷満、玉野陽美、松園公、中村孝一郎、森川滋、新林実、佐々木和宏、池上和彦、飛羽たかゆき、横山広行、鈴木吉男、望月智充
- 作画監督:重国勇二、柳田義明、杉山東夜美、深大寺三十郎、八幡正、高倉佳彦、貴志夫美子、渡辺真由美、林桂子、後藤隆幸、林隆文、山本哲也、千明孝一
- 動画チェック:児玉八重子、豊島光子
- 動画:じゃんぐるじむ、京都アニメーション
- 背景:小林プロダクション→デザインオフィス・メカマン
- 色指定:勝沼まどか
- 特殊効果:池田健司
- 仕上検査:矢原敦司、鈴木忠幸、小田敏弘、樋口豊
- 仕上協力:ひとみプロダクション、スタジオダブ、スタジオパル、スタジオクレパス、ヤマトプロダクション、京都アニメーション
- タイトルアニメーション:望月智充、平野俊弘、垣野内成美、森川滋、飯面雅子、三原武憲、下田正美、後藤真砂子、後藤隆幸
- タイトルデザイン:杉澤英樹
- 広報:岩上喜進
- プロデューサー補:福与雅子
- 音楽制作:東宝音楽出版、日本テレビ音楽
- 東京アニメーションフィルム
- 編集:掛須秀一、石田悟
- 効果:伊藤克己(スワラプロダクション)
- 録音:大塚晴美
- 録音スタジオ:整音スタジオ
- 音響監督補:渡辺淳
- 音楽制作:現
- ラボ:東京現像所
- 制作デスク:本間道幸
- 文芸:静谷伊佐夫
- 設定進行:鈴木吉男
- 制作進行:青木訓之、西村佳宏、早川雅彦、岡田貢一
- 企画制作:日本テレビ
- 製作:東宝、スタジオぴえろ
- 著作:(C)まつもと泉 / 集英社・日本テレビ・東宝・ぴえろ
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 『NIGHT OF SUMMERSIDE』歌:池田政典(第1話 - 第19話)
- 『オレンジミステリー』歌:長島秀幸(第20話 - 第36話)
- 『鏡の中のアクトレス』歌:中原めいこ(第37話 - 第48話)
[編集] エンディングテーマ
- 『夏のミラージュ』歌:和田加奈子(第1話 - 第19話)
- 『fire love 悲しいハートは燃えている』歌:和田加奈子(第20話 - 第36話)
- 『Dance in the memories』歌:中原めいこ(第37話 - 第48話)
[編集] 挿入歌
- 『サルビアの花のように』歌:和田加奈子
- 『危険なトライアングル』歌:池田政典
- 『ジェニーナ』歌:和田加奈子
- 『ふり向いてマイ・ダーリン』歌:藤代美奈子
- 『アゲイン』
- 『ブレイキングハート』
- 『NIGHT & DAY』歌:BLUEW
[編集] CDアルバム
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー1
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー2
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー3
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」シンギング・ハート
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」Loving Heart
[編集] 放送リスト
- 転校生! 恥ずかしながら初恋します(1987年4月6日)
- あの娘にちょっぴりレモンのキスを(1987年4月13日)
- 気分はゆれて ローリング初デート(1987年4月20日)
- ひかるちゃん!? お騒がせのC体験(1987年4月27日)
- 2人のひみつ、とまどいアルバイト(1987年5月4日)
- あいつがライバル、恋の中間試験(1987年5月11日)
- まどかの私生活!? 口づけスパーク色(1987年5月18日)
- 君は笑顔! 渚のシャッターチャンス(1987年5月25日)
- くるみちゃん デートの仕方教えます(1987年6月1日)
- 予知夢!? ひかるちゃんが死んじゃう(1987年6月8日)
- 鳴らさないで! ウェディングベル(1987年6月15日)
- アメリカ留学! サヨナラまどか(1987年6月22日)
- 視線集中! ひかるちゃん大変身(1987年6月29日)
- 予知夢! まどかと恭介ついに破局!(1987年7月6日)
- まどかの決心! 三角関係にピリオド(1987年7月13日)
- 信じる信じない UFOを見たまどか(1987年7月20日)・TVオリジナル
- 夏の誘惑! いきなりダブルデート(1987年7月27日)
- まどか挑戦! 幽霊海岸の大波伝説(1987年8月3日)
- 二人の体験! 禁じられた恋の島(1987年8月10日)
- ひかる目撃! 合宿は危険がいっぱい(1987年8月17日)
- 恭介ピンチ! 嵐が丘の甘いささやき(1987年8月24日)
- 大人の関係!? まどか秘密の朝帰り(1987年8月31日)
- 恭介まどか大ゲンカ! 恋の二人三脚(1987年9月7日)
- 一弥登場! パニックキッドにご用心(1987年9月14日)
- あぶない自己暗示! 恭介くん変身す(1987年9月21日)
- 子供になった恭介! まどかに大接近(1987年9月28日)
- ねらわれたまどか! 恭介男の証明(1987年10月5日)
- 危険な決心! まなみちゃんの大冒険(1987年10月12日)
- 泣くなジンゴロ! 愛と青春の発情期(1987年10月19日)・TVオリジナル
- 木の葉物語! くるみの初恋・地獄編(1987年10月26日)
- まどかと勇作! 青春かけおち行進曲(1987年11月2日)
- 誕生日は二度来る!? 時をかける恭介(1987年11月9日)
- 妖しのまどか! キノコで本音120%(1987年11月16日)
- ルーツパ二ック 不思議の里のまどか(1987年11月23日)
- カメラでエッチ! ロボット恭ちゃん(1987年11月30日)
- さらば恭介! ビデオに写った超能力(1987年12月7日)・TVオリジナル
- オレンジ任侠伝! まどか吹雪の対決(1987年12月14日)・TVオリジナル
- 恭介時間旅行! 3度目のクリスマス(1987年12月21日)
- まどかに催眠術! 恭介あぶない正月(1988年1月4日)
- 初夢だよ! 大怪獣ジンゴロの逆襲(1988年1月11日)・TVオリジナル
- 動けないまどか! 恭介のフシギ時計(1988年1月18日)
- モテモテのまどか! 恭介ついに告白(1988年1月25日)
- 傷心のひかる! 追いかけて冬海岸(1988年2月1日)・TVオリジナル
- 恋のお味? 恭介地獄のバレンタイン(1988年2月8日)
- ひかる死す そして誰もいなくなった(1988年2月15日)
- 白銀の一夜! 二人ぼっちでゴンドラ(1988年2月22日)
- さよならの予感 まどかの初恋を探せ(1988年2月29日)
- 恋つかまえた そしてダ・カーポ(1988年3月7日)
[編集] OVA
[編集] 第1期(1989年)
- 白い恋人たち(1989年2月15日)
- ハワイアン・サスペンス(1989年3月15日)
- オープニング曲:『鏡の中のアクトレス』歌:中原めいこ
- エンディング曲:『Dance in the memories』歌:中原めいこ
[編集] 第2期(1989年)
- 吾輩は猫であったり おサカナであったり(1989年12月16日)
- ハリケーン! 変身少女あかね(1989年12月16日)
- 恋のステージ HEART ON FIRE! 春はアイドル(1989年12月16日)
- 恋のステージ HEART ON FIRE! スター誕生(1989年12月16日)
[編集] 第3期(1991年)
- 思いがけないシチュエーション(1991年1月18日)
- ルージュの伝言(1991年1月18日)
- オープニング曲:『チューズ・ミー』歌:坪倉唯子
- エンディング曲:『もうひとつのイエスタデイ』歌:和田加奈子
[編集] 劇場版アニメ
[編集] あの日にかえりたい
[編集] ストーリー
原作ともTVアニメとも異なる、恭介、まどかの大学受験の時期を中心に描かれたもう一つのストーリー。高校の卒業も迫り、恭介、まどかは受験勉強に、ひかるは、卒業イベントのための稽古に時がとられているころ、ふとしたきっかけで、恭介とひかるは、初めての事故ではないキスを交わす。そのときから、三人でいることが当たり前だった恭介、まどか、ひかるの間に変化が訪れていく。はじめから終わりまで、超能力、妄想、ギャグ一切なしで、三角関係が崩壊に至る過程を描く映画であり、ファンの中には、原作、アニメの世界観を壊すものという批判もある。ひかるを切り捨てる恭介の冷酷さ、友情を捨てて女としての自分の幸福を選択した鮎川、一途さが男への妄執に転じるひかるという、原作やTVアニメのキャラクターとは大きく異なったキャラクターの側面が描かれている。そのためファンからは不評であった。
なおこの作品は原作者のまつもと泉も不快感を表しており、「まどかならひかるをたてて去るはずはない」とコメント、自らのHPでも「原作から離れたパラレルワールドと考えてほしい」と記述している。
[編集] スタッフ
- 脚本:寺田憲史
- 監督:望月智充
- 作画監督:後藤真砂子
- 美術監督:三浦智
- 撮影監督:金子仁
- 音楽:鷺巣詩郎
- 音響監督:松浦典良
- 製作:東宝、スタジオぴえろ
- 主題歌:『あの空を抱きしめて』歌:和田加奈子
- 挿入歌:『鳥のように』歌:和田加奈子、『不確かなI LOVE YOU』歌:和田加奈子
[編集] もぎたてスペシャル
1989年に東宝系で公開。
OVA第2期の、「吾輩は猫であったりおサカナであったり」「ハリケーン!変身少女あかね」「恋のステージHEART ON FIRE!春はアイドル」「恋のステージHEART ON FIRE!スター誕生」4作を劇場公開したもの。
[編集] 新きまぐれオレンジ☆ロード
1996年11月2日に東宝系で公開。正式タイトルは『新きまぐれオレンジ☆ロード capricious orange road そして、あの夏のはじまり』。
[編集] ストーリー
小説「新きまぐれオレンジ☆ロード」を映画化した作品。1994年22歳になった恭介は戦場カメラマンとしてボスニアに行っていた。そこで事故に遭ってしまう。同じ時、3年前の19歳の恭介が交通事故に遭ってしまいその衝撃で19歳の恭介の魂が22歳の恭介を時の無い空間へと飛ばしてしまい、19歳の恭介も3年後の世界へタイムワープしてしまう。その3年後の世界で20歳になったひかると再会。まどか、恭介、ひかるの三角関係が再び…。
[編集] スタッフ
- 原作:まつもと泉 寺田憲史
- 脚本:寺田憲史
- 監督:湯山邦彦
- 演出:石原立也
- キャラクターデザイン:後藤隆幸
- 作画監督:木上益治
- 美術監督:小林七郎
- 撮影監督:福島敏行
- 音楽:梶浦由記
- 製作:きまぐれオレンジ☆ロード製作委員会
- 主題歌:『DAY DREAM〜そばにいるよ』歌:Agua
- 挿入歌:『LOVE IS POWER』歌:工藤亜紀、『DON'T BE AFRAID』歌:Agua
[編集] その他続編
著者 まつもと泉 寺田憲史 『III』のみ後藤隆幸
- 新きまぐれオレンジ☆ロードII ピラミッド殺人ミステリー(1995年発表)
- 新きまぐれオレンジ☆ロードIII まどかのシークレットメモリー(1997年発表)
[編集] 少年ジャンプ・スペシャルアニメ
1985年、「ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進イベント」用として製作された。その後のTV版、OVA版、劇場版とはキャスト、スタッフともに異なる部分がある。イベントは全国を行脚する形で行われ、イベント後各地の放送局で放送され、後にレーザーディスク、ビデオの発売も行われた。同時上映は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。また、このアニメのサントラ盤で原作者のまつもと泉がドラムを実際に演奏している曲がある。
[編集] ストーリー
夏休みに沖縄に来た3人の物語。原作では冬にスキーに行くストーリーだが、夏のストーリーに変更された。
[編集] 声の出演
[編集] スタッフ
- 原作:まつもと泉
- プロデューサー:大野実(読売広告社)、伏川政明(ぴえろ)
- 監修:小林治
- 監督:望月智充
- 脚本:伊藤和典
- キャラクター・デザイン:高田明美
- 作画監督:後藤真砂子
- 美術監督:中村光毅
- 音響監督:藤山房延
- 音響製作:ザック・プロモーション
- 製作:スタジオぴえろ
- 音楽:米光亮、斉藤毅
[編集] ラジオドラマ
1995年10月8日から1996年4月6日にかけ、會川昇脚本による、『きまぐれオレンジロードOriginal』がラジオドラマ化されている(後にCD化)。
[編集] 声の出演
- 春日恭介(声:堀川亮)
- 鮎川まどか(声:桜井智)
- 桧山ひかる(声:今井由香)
- 春日くるみ(声:本井英美)
- 春日まなみ(声:宮村優子)
- マスター(声:三陽五郎)
- 小松整司(声:岩田光央)
- 八田一也(声:山崎たくみ)
- 火野勇作(声:上田祐司)
[編集] ゲームソフト
- きまぐれオレンジロード〜夏のミラージュ〜:1988年、マイクロキャビンより発売。PC-9801シリーズ、PC-8801シリーズ、MSX2。アドベンチャーゲーム。3.5インチのフロッピーディスクで提供された。
- ゲームのために新たに用意されたストーリーだが、原作の有名な場面もふんだんに盛り込まれている。
- ゲームの難易度は高くないが、広瀬さゆりのデートの誘いを2度断らずに受けると、「二人でジェットコースターに乗っているシーン」でゲームが終了する。
[編集] パラレルワールド
原作、アニメ、映画とすべて三角関係の終了スタンスが異なっており、キャラクターの性格付けなどの違いから、原作中でも登場する、一種のパラレルワールドとする向きもある。
[編集] 補足
- 古谷徹は今まで演じた気に入ってる作品に、オレンジ☆ロードと答えている。声優陣、作品共好きとのこと。
- 上述の「新きまぐれ☆オレンジロード」で演じている時に二人が結ばれる場面で古谷徹、鶴ひろみ共に涙を流した。
- 略称はきまオレ、KOR (Kimagure Orange Road) 。
- 主役はあくまで春日恭介で話も彼中心に動くが、鮎川まどかはこの作品での顔と言ってもいい役割をしており、漫画では殆どの表紙を、アニメではオープニング、エンディング、売られる殆どの商品のビジュアルを飾った。
- アニメ第1話から6話までは、エンディングではまどか役の鶴がトップクレジットになっており、主人公である恭介役の古谷は2番目だった。第7話目より、トップクレジットは古谷となった。
- フランスではアニメが「Max et Compagnie」のタイトルで放送された。吹き替えに伴い、登場人物は現地の名前に置き換えられている(恭介→Maxime、まどか→Sabrina、ひかる→Pamela、など)。(→仏WikipediaのMax et Compagnieのページ)
[編集] 外部リンク
- WAVE STUDIO Homepage - 原作者 まつもと泉の公式サイト
- オレンジロード - ぴえろ - TVアニメ制作会社公式サイト
- きまぐれオレンジ☆ロード DVD-BOX発売! - 【東宝サイト】
日本テレビ系 月曜19:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
きまぐれオレンジ☆ロード
|