沖縄県第4区
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行政区域 | 沖縄県糸満市、豊見城市、南城市、 宮古島市、石垣市、南風原町、 八重瀬町、与那原町、多良間村、 竹富町、与那国町 |
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比例区 | 九州沖縄ブロック |
設置年 | 平成12年(2000年) |
選出議員 | 西銘恒三郎(自由民主党_(日本)) |
有権者数 | 249,560人(2005年9月2日現在) |
沖縄県第4区(おきなわけんだいよんく)は日本の衆議院における選挙区である。2000年の国勢調査をもとにした2002年の衆議院小選挙区の議員定数是正(いわゆる4増4減)と区割り見直しで沖縄県は人口増加で小選挙区の議員定数が3から1つ増え4となったため新たに設けられ、2003年の第43回衆議院議員総選挙から適用されている。
糸満市や豊見城市などの沖縄本島南部全域(那覇市や周辺離島を除く)が沖縄県第2区から、宮古・八重山の先島諸島が沖縄県第1区からそれぞれ分割され、それを合わせて区域としている。
目次 |
[編集] 区域
★印は沖縄県第1区から、☆印は沖縄県第2区から分区・移動した自治体(すべて2002年の区割り見直しよるもの)
- 糸満市☆
- 豊見城市☆(沖縄2区時代は島尻郡豊見城村)
- 南城市☆(2005年までは島尻郡佐敷町・玉城村・大里村・知念村)
- 宮古島市★(2005年9月までは平良市、宮古郡下地町・上野村・城辺町・伊良部町)
- 石垣市★
- 島尻郡
- 宮古郡多良間村★
- 八重山郡全域(竹富町・与那国町)★
[編集] 現在の所属議員
[編集] 小選挙区選出議員
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 |
---|---|---|---|
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年 | 西銘恒三郎 | 自由民主党 |
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 | 西銘恒三郎 | 自由民主党 |
[編集] 現在の所属議員
(太字が選挙区選出、その他は比例代表九州選挙区選出)
- 西銘恒三郎(自由民主党津島派) 2003年10月~
- 仲村正治(自由民主党→新生党→新進党→自由民主党) 1983年12月~1986年6月・1990年2月~
- 1983年~1993年の選挙は中選挙区の「沖縄全県区」から立候補(1986年7月の総選挙で一度落選)
- 1993年6月の選挙は新生党から立候補したが、自民党沖縄県連の推薦を受けた(のちに同県連は党本部から他党候補推薦したことで注意される)。
- 1994年12月に新進党入り(結党と同時)、小選挙区比例代表並立制導入後初の選挙となる1996年10月の総選挙は沖縄県第2区から新進党で立候補して沖縄社会大衆党(公式には諸派扱い)の仲本安一との接戦となったものの小選挙区で当選した。
- 1997年には自民党へ復党。2000年の総選挙は前回と同じ沖縄県第2区から自民党で立候補し、他候補らを大きく抑え当選。
- 2002年の区割り見直しで事実上移ったが、同選挙区には西銘恒三郎が立候補するのと重鎮議員であるため2003年と2005年の選挙は比例九州ブロックのみ立候補となった。しかし比例代表候補者の定年73歳を過ぎたため次回の総選挙からは小選挙区からの出馬となる公算が大きく、この場合選挙区はこの4区または那覇市出身であるため1区からのいずれかになる可能性が大きい(いずれも他の与党候補者を比例にくら替えする必要がある。なお2005年の総選挙は74歳で比例定年制に該当したが、特例で比例名簿搭載が認められた)。
- 自民党所属時の会派・1993年の55年体制崩壊するまでは田中派→竹下派(経世会)→羽田派(離党後新生党となる)、1997年の復党後は小渕派→橋本派を経て現在は津島派(復党後の派閥の正式名称はいずれも平成研究会)。
[編集] 選挙結果
当落 | 得票 | 得票率 | 候補者 | 年齢 | 政党 | 経歴 | 重複有無 | 惜敗率 |
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当 | 68,419 | 49.04% | 西銘恒三郎 | 51 | 自由民主党 | 前2 | 比例重複 | |
41,532 | 29.77% | 宮国忠広 | 43 | 民主党 | 新 | 比例重複 | 60.70 | |
15,068 | 10.80% | 真栄里保 | 49 | 日本共産党 | 新 | |||
14,491 | 10.39% | 金城浩 | 57 | 国民新党 | 新 | 比例重複 | 21.18 |
- 西銘恒三郎は公明党、宮国忠広は沖縄社会大衆党がそれぞれ推薦。
- 金城浩は自由連合所属だが、全国の他選挙区に同党公認候補がいないため国民新党との提携で国民新党から立候補した。
当落 | 得票 | 得票率 | 候補者 | 年齢 | 政党 | 経歴 | 重複有無 | 惜敗率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 67,752 | 54.32% | 西銘恒三郎 | 49 | 自由民主党 | 新1 | 比例重複 | |
38,550 | 30.91% | 宮国忠広 | 43 | 民主党 | 新 | 比例重複 | 56.90 | |
18,074 | 14.49% | 宮里武志 | 47 | 日本共産党 | 新 |
[編集] 関連項目
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北海道ブロック | 北海道1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| |
東北ブロック | 青森県1| 2| 3| 4| 岩手県1| 2| 3| 4| 宮城県1| 2| 3| 4| 5| 6| 秋田県1| 2| 3| 山形県1| 2| 3|福島県1| 2| 3| 4| 5| |
北関東ブロック | 茨城県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 栃木県1| 2| 3| 4| 5| 群馬県1| 2| 3| 4| 5| 埼玉県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 13| 14| 15| |
南関東ブロック | 千葉県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 13| 神奈川県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 13| 14| 15| 16| 17| 18| 山梨県1| 2| 3| |
東京ブロック | 東京都1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 13| 14| 15| 16| 17| 18| 19| 20| 21| 22| 23| 24| 25| |
北陸信越ブロック | 新潟県1| 2| 3| 4| 5| 6| 富山県1| 2| 3| 石川県1| 2| 3| 福井県1| 2| 3| 長野県1| 2| 3| 4| 5| |
東海ブロック | 岐阜県1| 2| 3| 4| 5| 静岡県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8|愛知県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 13| 14| 15| 三重県1| 2| 3| 4| 5| |
近畿ブロック | 滋賀県1| 2| 3| 4| 京都府1| 2| 3| 4| 5| 6| 大阪府1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 13| 14| 15| 16| 17| 18| 19| 兵庫県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 奈良県1| 2| 3| 4| 和歌山県1| 2| 3| |
中国ブロック | 鳥取県1| 2| 島根県1| 2|岡山県1| 2| 3| 4| 5| 広島県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 山口県1| 2| 3| 4| |
四国ブロック | 徳島県1| 2| 3| 香川県1| 2| 3| 愛媛県1| 2| 3| 4| 高知県1| 2| 3| |
九州ブロック | 福岡県1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 佐賀県1| 2| 3| 長崎県1| 2| 3| 4| 熊本県1| 2| 3| 4| 5| 大分県1| 2| 3|宮崎県1| 2| 3| 鹿児島県1| 2| 3| 4| 5| 沖縄県1| 2| 3| 4| |
廃止選挙区 | 北海道13| 山形4| 静岡9| 島根3| 大分4| (2002年) |