機関車トービーのかつやく
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『機関車トービーのかつやく(汽車のえほん7)』(きかんしゃトービーのかつやく きしゃのえほん7)(原題 Toby the Tram Engine)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第7巻である。
目次 |
[編集] 概要
イギリスのウィルバート・オードリー牧師が1952年発表した汽車のえほんシリーズの第7巻。4話の短編作品を収録。挿絵はレジナルド・ダルビーが担当。ポプラ社から1974年4月に日本語訳が出版されていたが、2004年頃一旦絶版。2005年に改定新版がでたが、新版は人形劇にあわせ「機関車トビーのかつやく」となっている。
初期の版での裏表紙の予告では、仮題が「トロッコ機関車トービー」となっていた。これは原題「Toby the Tram Engine」の「Tram」を「路面軌道」では無く「産業用小軌道(すなわちトロッコ)」の意味に誤訳してしまったせいであろう。
[編集] 成立の過程
1945年から、ほぼ毎年に1巻づつ続巻してきた本シリーズの第7巻。オードリー牧師とその息子クリストファーが見た、グレート・ヤーマスで入れ替え作業をしていた路面機関車からトービーの構想が生まれた。また日本語旧版ではこの巻から字が少し小さくなった。
[編集] 収録作品
- トービーと でっぷりしたしんし (Toby and the Stout Gentleman)
- トーマスのもめごと (Thomas in Trouble)
- トービーとジェームズ (Dirty Objects)
- キンドリー夫人のクリスマス (Mrs Kyndley's Christmas)
[編集] 登場キャラクター
テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介。
- トーマス
- パーシー
- ジェームズ
- トービー 初登場。モデルはグレート・イースタン鉄道のウィスベック線で使用されていたクラスJ70。
- ヘンリエッタ 初登場。トービーの客車。モデルは同線のボギー客車だが、ダルビーは2軸にアレンジした。
[編集] その他
- この巻では局長の家族が初めて登場する。
- P43の挿絵では、事故でタールを被ったジェームズを強調して背景に集中線が描かれ、ダルビーにしては珍しい技法である。
[編集] 外部リンク
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原作中心 | 汽車のえほん - ウィルバート・オードリー - 桑原三郎 - ポプラ社 |
原作絵本 | 1:三だいの機関車 - 2:機関車トーマス - 3:赤い機関車ジェームズ - 4:がんばれ機関車トーマス - 5:やっかいな機関車 - 6:みどりの機関車ヘンリー - 7:機関車トービーのかつやく - 8:大きな機関車ゴードン - 9:青い機関車エドワード - 10:四だいの小さな機関車 - 11:ちびっこ機関車パーシー - 12:八だいの機関車 - 13:ダックとディーゼル機関車 - 14:小さなふるい機関車 - 15:ふたごの機関車 - 16:機関車トーマスのしっぱい - 17:ゆうかんな機関車 - 18:がんばりやの機関車 - 19:山にのぼる機関車 - 20:100さいの機関車 - 21:大きな機関車たち - 22:小さな機関車たち - 23:機関車のぼうけん - 24:機関車オリバー - 25:きえた機関車 - 26:わんぱく機関車 |
キャラクター | レギュラー機関車(トーマスからオリバーまで) - トップハム・ハット卿 - キャラクター総合・その他 - ディーゼル機関車 - 人形劇オリジナル蒸気機関車 - 自動車キャラクター - 登場人物 - こうざんてつどう・スカーローイ鉄道 - カルディー登山鉄道 - ちんまり鉄道 - フライング・スコッツマン |
原作・人形劇共通 | こうざんてつどう・スカーローイ鉄道 - 原作と人形劇 - ソドー島 - フライング・キッパー |
人形劇中心 | きかんしゃトーマス - ブリット・オールクロフト - ポンキッキ(ひらけ!ポンキッキ、ポンキッキーズ) - のりスタ! - シーズン毎制作史 - サブタイトルリスト - 劇場版 魔法の線路 - 関連商品 - ビーナランド きかんしゃトーマス - がんばれタッグス |