きかんしゃトーマスの人形劇オリジナル蒸気機関車
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きかんしゃトーマス・汽車のえほんの登場キャラクター > きかんしゃトーマスの人形劇オリジナル蒸気機関車
本記事ではレヴランド・ウィルバート・オードリーと息子のリチャード・クリストファー・オードリー(原作27巻から)が作り上げた 、イギリスの架空の島ソドー島を舞台に、そこの鉄道網で活躍する機関車や自動車などとそれに関わる人々を描いた絵本『汽車のえほん』(きしゃのえほん、原題・The railway series)と、その映像化作品『きかんしゃトーマス』(きかんしゃと ーます、原題・Thomas the Tank Engine & Friends)の内、原作に登場せず人形劇のみに登場した蒸気機関車のキャラクターを扱う。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
- レディー (Lady) - 渡辺満里奈
詳細はきかんしゃトーマス 魔法の線路を参照
- ハーヴィー (Harvey) - 緑川光(第6-8シーズン)→桜井敏治(第9シーズン-)
- ユニークな姿のクレーン付きタンク機関車。車体色は赤。動輪は2軸。モデルはダブス社製のクレーン付きタンク機。初対面の時ではその姿のため、みんなに差別されてしまい、トーマスとしか仲良くなれなかった。しかし、脱線したパーシーを救助してから皆に認められ、晴れてソドー鉄道の一員として迎えられる。トーマスに対しては、後にハーヴィーがトーマスを救助した際に、落ち込んでいる彼を見て「君は役に立つ機関車でもあり、陽気で楽しい友達さ」と言ってトーマスを励ましたことがある。仕事は主に小さな砂利や枝を整理したり、脱線した小型機関車などを救助する事(その他の仕事は第10シーズンから登場するロッキーに任せる)。車体番号は「27」。
- スペンサー (Spencer) - 川津泰彦(第7-シーズン)
- 流線形の車体が美しい大型テンダー機関車。車体色はグレー。動輪は3軸。モデル機関車はロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の「クラスA4」同型機には有名なマラード号がある。非常にナルシスト(この性格のためか蒸気機関車にしては珍しくディーゼルと似たような扱いを受けている。第7シーズン登場のキャラで唯一歌が作られていない)でゴードン以上にスピードを出せるため、圧倒的なスピードでみんなの度肝を抜いた。公爵夫妻専用機関車である。ゴードンも内心舌を巻いていた。公爵夫妻を名所に案内して回る。「ゴードンの丘」は大量の水が必要だと注意されたが、給水を怠ったため蒸気切れで動けなくなってしまい、ゴードンがスペンサー共々駅まで牽引した。また公爵夫妻再来日中エドワードと競争をしたことがあったが、途中で寝てしまった為エドワードに負けてしまう(機関士はスペンサーを起こす際ベルを鳴らしたが、何処にベルがあるのかは不明)。第9シーズンは出てこなかったが、第10シーズンで復活した。また、第11シーズンからは公爵家の紋章を付けている(が、公爵夫妻の帰国当日にスペンサーが故障を起こした為、公爵は急遽スペンサーから紋章を取り上げ、代わりに列車を引っ張ってもらうトーマスに取り付けたことがある)。
- エミリー (Emily) - 塩山由佳(第7-シーズン)→山崎依里奈(第9シーズン-)
- 女の子のテンダー機関車で、大きな動輪が中央に1軸(車軸配置4-2-2、シングルドライバー呼ばれる)という珍しい形状をしている。イギリス国立鉄道博物館に現存する1870年製のグレート・ノーザン鉄道の「スターリング・エイト・フーター」と呼ばれる機関車がモデル。車体色はエメラルドグリーン。正義感が強く、オリバーも世界一勇敢と認めるほど。初めて来た時にはうっかりミスでトーマスを怒らせてしまったが、大きな事故になりそうな場面で身を挺して防いだ事から、無事仲直りできた。おそろいのエメラルドグリーンの車体色の専用3軸客車を牽引する事が多いが、貨車を引くこともある。ソドー島に慣れてきたのか時折意地悪になることがある(しかし彼女もトーマス、パーシー同様怖いものなどが苦手で、ブラック・ロッホ線の怪物ことアザラシの親子を怖がったり、ハロウィン当日トーマスと共に精錬所へ行く任務の最中、待ち伏せしていたハリーとバートに脅かされたり、防水シートが煙突から機関室まで被ってしまって大あわてしたりと少々臆病なところもある)。第8シーズンで緩衝器(バッファー)の色が茶色から銀色に変わる。また、専用の雪かき機を持っている(形状としては第6シーズンのトーマスの物と同じ)。
- アーサー (Arthur) - 高戸靖広
- 新品の大型タンク機関車で、「完璧な記録」(悪ふざけや羽目を外したことが無い)の所持者。車体色は紅。動輪は3軸。側面には、「L・M・S」(London Midland and Scottish Railway)と書かれている。モデルは同社の「イバットクラス3」。 貨車の入れ替えやコンテナの運搬が主な任務。真面目で礼儀正しい性格だが、お人好しで騙されやすいようだ。初仕事ではまさかの大失敗。というのも、果物列車を市場まで押している途中、貨車の歌を止めようとしたが、貨車が「ゴードンの丘」の頂上からどんどんスピードを上げたため、彼は麓の踏切で停車していたダックに追突してしまったのだ(実はトーマスがふざけて、アーサーに貨車が歌うのを止めるよう仕向けたためだった)。その後トーマスが自分の悪ふざけを正直に告白し、ハット卿が、彼が故意に事故を起こしたわけではないと理解したため、結局彼の記録はそのまま継続。結果的にはそのためにトーマスとの間に友情が芽生えることになった(その際にトーマスは開き直ったのか記録は破られるためにあると言った)。ソドー島で好きな場所は漁村。漁村からブレンダムの港までの線路はデコボコらしく一度に5台の貨車しか運べない。第9シーズンではDVDの特典ゲームで登場(詳細は「きかんしゃトーマス シーズン毎制作史」の「DVD用特典ゲーム」を参照)。10シーズンでは出番がなかったが、第11シーズンで復活した。
- マードック (Murdoch) - 塩屋浩三
- 超大型のテンダー機関車。車体色はオレンジ。動輪はなんと5軸(車軸配置2-10-0)1954年から60年にかけてイギリス国鉄が最後に建造した蒸気機関車「クラス9F」がモデル。本線において長大編成の列車(主に貨物)を牽引するのが主な任務。車体の大きさからは想像出来ない程物静かな性格で、大騒ぎやうるさく話しかけられることが大嫌い。五月祭では飾り付けをしたが、本人は内心恥ずかしがっていた。また、自分の貨車にパーシーが運んでいた絨毯が乗っかっていたことを知らずに走っていったこともある。第8シーズンの最後の出演で全く登場しないが、第11シーズンで復活した(ただし、台詞はない)。
- ファーガス (Fergus) - 置鮎龍太郎
- トラクション・エンジンがベースの、珍しい形の小型蒸気機関車。モデルはエーブリング&ポーター社製の0-4-0TG「ブルー・サークル」。車体色は藍。規則に厳しく、少々口うるさいが、仕事熱心な機関車だ。BGMは、挿入歌の一部として歌詞が作られた(タイトル:にげたきかんしゃの歌)。
- モリー (Morry) - 根本圭子
- 貨物牽引用にハット卿が連れてきた女の子の蒸気機関車。車体色は黄色。エミリーのような大きい車輪を二つ持っている。GEクロード・ハミルトン 4-4-0テンダ機関車がモデル機関車。彼女は自分の力強さに誇りに思う一方、とても繊細な気持ちを持っているようだ(第9シーズンから登場)。
- ネビル (Neville) -並木伸一
- 第9シーズンから登場。ディーゼル機関車のような形だが、れっきとした蒸気機関車。SR(英サザン鉄道)Class Q1がモデル機関車。車体色は黒色。戦時体制化の設計ですべての装飾的要素を取り除いた形が普通の蒸気機関車と違い過ぎた為、最初はトーマスたちにディーゼル機関車と間違われて嫌われていたが、後でしっかり仲直りする。ハリーやバートとは仲が良いようだが、そそのかされてアニーとクララベルをひいたことがある。とても親切な性格のようだ。第9シーズンの初登場の最後に全く出てなかったが第11シーズンで復活した(ただし、台詞はない)。
- ロージー (Rosie) -?
- 第10シーズンから登場。3番目の女の子機関車で紫色のタンク式。モデルはアメリカ製の0-6-0産業用タンク機関車。トーマスの事が好きな珍しい性格の持ち主だが、そのトーマス本人は少し嫌がっている。重たい荷物はあまり運べず、軽い荷物なら楽に運べる。
- ウィフ (whiff) - ?
- 第11シーズンから登場。メガネをかけている珍しいタンク機関車。ピストンが無いのが特徴。「Whiff」は蒸気を噴き出す「シュッ」という音の意。色は深緑。ゴミを集めるのが仕事。優しい性格の持ち主で、一緒に仕事するのが嫌になって逃げていたエミリーに対して怒らなかったことがある。スペンサーの前にある貨車をエミリーとウィフで押したことでそれ以降エミリーとは友達となった。車体番号は「66」。
- ビリー (Billy) - ?
- 第11シーズンから登場。ソルティーと同じで、出っ歯なのが特徴。色はオレンジ。最初は、自分にうるさく忠告するトーマスが嫌で逃げてばかりいたが、そのトーマスから仕事の大切さを教わったことによって、しっかり仕事をするようになった。それ以降トーマスとは仲良くなった。
- スタンリー (Stanley) - ?
- 長編第3作「The Great Discovery」に登場。ビリーと同じ形のタンク機関車。煙突や緩衝器が銀色なのが特徴。色は白。
- フローラ (Flora) - ?
- 第12シーズンから登場する路面機関車。色は黄色で、人を乗せることが出来る。
- ハンク (Hank) - ?
- 第12シーズンから登場。ソドー島初のアメリカン機関車。大型で、色は青。
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原作中心 | 汽車のえほん - ウィルバート・オードリー - 桑原三郎 - ポプラ社 |
原作絵本 | 1:三だいの機関車 - 2:機関車トーマス - 3:赤い機関車ジェームズ - 4:がんばれ機関車トーマス - 5:やっかいな機関車 - 6:みどりの機関車ヘンリー - 7:機関車トービーのかつやく - 8:大きな機関車ゴードン - 9:青い機関車エドワード - 10:四だいの小さな機関車 - 11:ちびっこ機関車パーシー - 12:八だいの機関車 - 13:ダックとディーゼル機関車 - 14:小さなふるい機関車 - 15:ふたごの機関車 - 16:機関車トーマスのしっぱい - 17:ゆうかんな機関車 - 18:がんばりやの機関車 - 19:山にのぼる機関車 - 20:100さいの機関車 - 21:大きな機関車たち - 22:小さな機関車たち - 23:機関車のぼうけん - 24:機関車オリバー - 25:きえた機関車 - 26:わんぱく機関車 |
キャラクター | レギュラー機関車(トーマスからオリバーまで) - トップハム・ハット卿 - キャラクター総合・その他 - ディーゼル機関車 - 人形劇オリジナル蒸気機関車 - 自動車キャラクター - 登場人物 - こうざんてつどう・スカーローイ鉄道 - カルディー登山鉄道 - ちんまり鉄道 - フライング・スコッツマン |
原作・人形劇共通 | こうざんてつどう・スカーローイ鉄道 - 原作と人形劇 - ソドー島 - フライング・キッパー |
人形劇中心 | きかんしゃトーマス - ブリット・オールクロフト - ポンキッキ(ひらけ!ポンキッキ、ポンキッキーズ) - のりスタ! - シーズン毎制作史 - サブタイトルリスト - 劇場版 魔法の線路 - 関連商品 - ビーナランド きかんしゃトーマス - がんばれタッグス |