日野駅 (東京都)
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日野駅 | |
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1937年(昭和12年)移転開業以来の駅舎。 (2005年6月撮影) |
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ひの - Hino | |
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所属事業者 | 東日本旅客鉄道 |
所属路線 | 中央本線 |
キロ程 | 40.8km(東京起点) |
所在地 | 東京都日野市大坂上1丁目 |
電報略号 | ヒノ |
駅構造 | 地平駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1890年(明治23年)1月6日 |
備考 | 終日駅員配置、みどりの窓口あり |
日野駅(ひのえき)は、東京都日野市大坂上1丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線が築堤上にある地平駅。これは日野台地と多摩川の橋梁の間に駅があるためである。高尾寄りに上下共用の待避線1線が設置されている(旧駅の待避線を転用したものである。後述)。土手に設けられたため、ホームの幅が狭く、特に高尾寄りは危険である。
改札口は1ヵ所。ホームから改札口への通路の途中にトイレとJR東日本系列のコンビニエンスストア「NEWDAYS」がある。キヨスクは改札口を出てすぐのところにある。
バリアフリー対応としては、エレベーター1基と車椅子対応多目的トイレが設置されている。
- のりば
1 | ■■中央線 | 八王子・高尾・大月・甲府方面 |
2 | ■■中央線 | 立川・三鷹・新宿・東京方面 |
[編集] 利用状況
- 2006年度の1日平均乗車人員は27,288人である。
[編集] 駅周辺
日野市は、新選組副長・土方歳三の出身地として知られるが、六番組隊長の井上源三郎の出身地でもある。日野駅のホームから東の方に見える宝泉寺は井上家の菩提寺であり、源三郎もここに眠っている。また、生家も日野駅から歩いて5分ぐらいのところにあり、子孫が資料館を開設している。
甲州街道(東京都道256号八王子国立線)に面した改札口を抜け、右手(東側)へ甲州街道を行くと八坂神社がある。さらに進むと新選組を物心両面で支えた佐藤彦五郎家がある。ここは東京都内に唯一当時の建物の遺された本陣址である。現在駐車場になっている辺りに道場があり、近藤や土方はこの道場にて剣の腕を磨いたと言われている。
改札口を出て左手(西側)に行くとバスターミナルがある。ここには京王電鉄バスと西東京バスが乗り入れ、日野市内および隣接する八王子市、立川市、国立市、府中市の各市内への路線バスが運行されている。
マクドナルド、フレッシュネスバーガーの出店により、モスバーガーが2001年1月末で閉店。これに伴い、一時期は一番遅くまで営業しているファーストフードが23時閉店のミスタードーナツとなったが、その後マクドナルドが2007年12月1日(土)より24時間営業になった。また、北海道拓殖銀行の閉店、ファーストキッチンが閉店した跡地への松屋の出店、駅脇のセブン-イレブンの出店によるサンクス、ファミリーマートの閉店(現在は駅前マクドナルド横に新装開店)、マツモトキヨシの出店など、駅周辺は変化を続けている。最近では日野駅の少し北にあるライオンズマンション近辺が変化してきている。
駅の南側すぐには中央自動車道の高架がある。さらに南の豊田駅寄りには鉄道総合研究所の4つある実験所のひとつである日野土木実験所がある。
駅前の銀行は現在みずほ銀行日野駅前支店(旧富士銀行店舗)のみ。同行の日野支店は隣の豊田駅の近くにある旧第一勧業銀行店舗。かつては北海道拓殖銀行も駅前にあったが、経営破綻後中央信託銀行となったものの中央三井信託銀行となった後同行立川支店に統合され消滅している。
その他には、いなげや日野駅前店・日野栄町店(スーパー)、おおた(スーパー)、よむよむ(本屋・CD等レンタル店)、ウェルパーク(ドラッグストア)がある。
[編集] バス
日野駅
[編集] 歴史
- 1890年(明治23年)1月6日 - 地元有志の寄付により甲武鉄道の駅として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 甲武鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1937年(昭和12年)6月 - 複線化に伴い300mほど北、現在地に移動。
- 民芸調の入母屋造りの駅舎だが、これはこの地が多摩の米蔵と称された日野でも「八丁田圃」と呼ばれる稲作地帯だったことによる。その田園風景との調和を考えたデザインとなっているため。
- また移転時にホームのみを移設したため、機回し線など旧駅の機能はそのまま残る結果となった。現在ここには鉄道総合技術研究所日野土木実験所がある。
- 1959年(昭和34年)12月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
[編集] その他
昭和40年代の初めまで日野駅止まりの電車があった。歴史の項で触れた旧駅の機回し線を利用した折返し運転が可能だったためである。しかしながら隣の豊田駅に隣接して当時東洋一の規模を誇った豊田電車区(現・豊田車両センター)が開設され、それにともない豊田駅が改良されて始発駅となったため日野駅止まりの列車は廃止となった。現在この折り返し線は三鷹方面から武蔵野線に入る回送列車や臨時列車が使用している。
将来計画として、下りホームを新設して上下ホームが分離される予定。また築堤になっている日野駅を高架化して西口を新設する計画もある。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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