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北都銀行 - Wikipedia

北都銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

北都銀行のデータ
統一金融機関コード 0120
SWIFTコード HOKBJPJT
頭取 加賀谷武夫(かがや たけお)
店舗数 83
(2007年11月12日現在)
設立日 1895年5月
(増田銀行)
本店
所在地 〒010-8677
秋田市中通3丁目1番41号
電話番号 018-833-4211(代表)
外部リンク 公式サイト
北都銀行本店
北都銀行本店

株式会社北都銀行(ほくとぎんこう、The Hokuto Bank, Ltd.)は、秋田県秋田市に本店を置く地方銀行1993年に地方銀行の羽後銀行第二地方銀行秋田あけぼの銀行が合併して発足した銀行。荘内銀行と経営統合の計画がある。秋田県横手市にかほ市指定金融機関(他の市町村や指定代理金融機関にしている市町村については下記参照)。

管轄税務署は、秋田南税務署である。

目次

[編集] 経営

[編集] 経営陣

北都銀行の店舗例(東京支店(東京都中央区):2007年9月撮影)
北都銀行の店舗例(東京支店(東京都中央区):2007年9月撮影)

かつて旧羽後銀行時代には、塩田家と久米田家がたすきがけで頭取になるという役員人事が続いていたが、羽後銀行最後の頭取(北都銀行初代頭取)となった、故・鈴木辰雄からは3代続けてプロパーの頭取(鈴木が現職のまま逝去後は、現・相談役の齋藤隆夫、現・頭取の加賀谷武夫と続いている)となっており、常勤監査役に故・塩田雄次元会長の次男・敬二が在籍しており、2006年6月までの常勤監査役に久米田家の一族、久米田和太郎(現・ほくと商事社長)が在籍していたが、現在までに北都銀行トップには至っていない(因みに、故・鈴木以降の頭取はすべて羽後銀行出身者で、現役員のほとんどが羽後銀行出身者)。

なお、塩田雄次元会長が現職のまま逝去後は、赤字決算が続いたこともあり、会長ポストはそれ以来空席となっている。

また、現頭取の加賀谷武夫は退任して非常勤の相談役となり(前頭取の齋藤隆夫取締役相談役も退任)、後任に旧羽後銀行出身の斉藤永吉専務が昇格することが2008年5月の取締役会で内定している。なお、元監査役の久米田和太郎が非常勤取締役として北都銀行に復帰することが発表されている。

[編集] 他銀行との関係

地方銀行
荘内銀行との経営統合の計画がある。詳細は下記。
メガバンク
かねてから大株主であり、筆頭株主にみずほコーポレート銀行(従来は、第一勧業銀行)がある。現在は、秋田銀行同様、三菱東京UFJ銀行の資本も入っている。

[編集] 荘内銀行との経営統合

2008年5月、山形県に本店をおく荘内銀行と2010年春をめどに、共同持ち株会社を設立して経営統合を目指す方針を発表。実現すれば東北地方で県境をまたいだ金融グループが初めて誕生することになる。両銀行ともに、東北地方の地方銀行・第二地方銀行の中でも中位以下に位置し、また地元で資金需要が乏しい中、東北での成長エリアである仙台市に各銀行が店舗網をはじめとした営業基盤を拡充する中にあって、北都銀行は同地区の営業基盤が弱いという弱点があり、単独で経営体力を保っていくのは困難と判断したため。また、みずほグループと親密であることも共通していた。両銀行の資金量等の規模はほぼ同等ながら、北都銀行の不良債権が7パーセント台と高く、経営の重荷になっているとされ、財務内容が比較的よく、経営拡大を宿願としている町田頭取率いる荘内銀行が主導する形となった。

[編集] 上場

1993年の合併時、創立110周年となる2005年を目処に東証一部に上場を計画していたが、その後の金融情勢の変化から2006年を目処にする方向に軌道修正されたものの、実現については不透明なままである。

[編集] CI

合併当初の店舗看板サインの背景は灰色だったが、近年では目立たせるためなのか、緑色に変更されている。

なお、合併後10年以上経った今でも、前身の「羽後銀行」と呼ぶ秋田県民もある程度存在する。

[編集] 行名にまつわるエピソード

合併行の名称を決める際、「こまち銀行」になることが有力視されていた。しかしながら、「秋田=こまち」といういわれがこの先にも後にも出来たものに次々命名されることになり、結果的には「北都銀行」で決着したという経緯を持つ。

事実、秋田新幹線の名称も「こまち」となり、県立球場に代わって新たに建築された秋田県立野球場の名称も「こまちスタジアム」となり、湯沢地域のJAの名称もJAこまち(こまち農業協同組合)となり、「秋田にはこまちしか名付ける頭はないのか」という批判の声が内外から出るようになった。

因みに、北都銀行仙台支店の窓口事務スペースの後に掲げられている文字には「北の都から杜の都へ」としていたことがあった(旧仙台一番町支店跡地に移転当初の時期)。

[編集] 関連会社

[編集] 沿革

  • 1895年5月 株式会社増田銀行として平鹿郡増田村(現・横手市)に設立
  • 1922年 株式会社羽後銀行に商号変更
  • 1922年 秋田支店を開設
  • 1928年 大館銀行と仁賀保銀行を合併する
  • 1949年 本店を平鹿郡横手町(現・横手市)に移転
  • 1949年 (秋田無尽として秋田市に設立 旧・秋田あけぼの銀行)
  • 1951年 (秋田無尽、秋田相互銀行に改称 旧・秋田あけぼの銀行)
  • 1964年 本店を秋田市に移転
  • 1965年 東京事務所を開設
  • 1977年 本店新館竣工
  • 1978年 オンラインシステム稼働
  • 1980年 財団法人久米田羽後奨学会設立
  • 1980年 くらしと経営の相談所開設
  • 1983年 公共債窓口販売業務開始。
  • 1983年 羽後信用保証株式会社(現・北都カードサービス)設立
  • 1985年 外国為替取扱業務開始
  • 1986年 公共債ディーリング業務開始
  • 1987年 公共債フルディーリング業務開始
  • 1989年 (普通銀行化に伴い、秋田相互銀行が秋田あけぼの銀行に改称)
  • 1990年 債券先物オプション取引業務開始
  • 1990年 担保附社債信託業務開始
  • 1990年 東北地方地銀では初となるサンデーバンキング開始
  • 1990年 「うぎんユーシーカード」(現・北都クレジット)を設立
  • 1991年 「うぎんディーシーカード」(現・北都カードサービス)を設立。
  • 1991年 外為コルレス業務認可取得
  • 1993年4月 秋田あけぼの銀行と合併、株式会社北都銀行に商号変更
  • 1993年 信託代理業務開始
  • 1994年 長期ビジョン「北都21世紀ビジョン」策定
  • 1995年 創業100周年を迎える
  • 1996年 コルレス包括承認銀行認可取得
  • 1996年 旧山王グラウンド跡地に事務センター竣工
  • 1997年 新オンラインシステム稼働
  • 1998年 「北都銀行倫理憲章」制定
  • 1998年 外為業務全店取扱開始
  • 1998年 投資信託窓口販売業務開始
  • 1999年 「すまいるローンプラザ」休日営業開始
  • 2000年 第三者割当増資を実施(資本金126.69億円)
  • 2001年 インターネット・モバイルバンキング開始
  • 2001年 山本支店開設
  • 2002年 テレホンバンキング開始
  • 2002年 生命保険窓口販売業務開始
  • 2003年 システム運用部門のアウトソーシング開始
  • 2004年 「決済用預金」取扱開始
  • 2005年 創業110周年を迎える
  • 2005年 長期ビジョン「Our Future」策定
  • 2005年 証券仲介業務開始
  • 2005年 秋田西支店開設(システム上は旧八橋支店の名称変更と店舗位置変更だが、旧八橋支店・旧西支店を双方廃止し、新たに開設)
  • 2006年 勘定系システムをPROBANKに移行
  • 2006年 本荘御門支店が廃止される
  • 2007年 秋田北支店開設(システム上は旧港北支店の名称変更と店舗位置変更だが、旧港北支店・旧飯島支店を双方廃止し、新たに開設)
  • 2008年5月14日 山形県に基盤を持つ地方銀行荘内銀行との共同持株会社を通じた経営統合を視野にいれた資本提携を行うことを発表した。発表によると、両行は2010年(平成22年)4月を目処に経営統合を行う予定である。
  • 2008年 大曲北支店を廃止(大曲南支店が旧・大曲田町支店跡地に移転・統合した際に新設された支店だったが、道路状況の向上により近隣となったため、大曲支店に統合されることになった)
  • 2008年11月 秋田市最古の支店である秋田支店が本店営業部に統合され、廃止

[編集] 営業政策

[編集] 店舗展開

県内店舗
かつての本拠が現在の横手市ということもあり、県南部における店舗展開については広がりがみられるが、一方で現在の本拠地である秋田市内の店舗展開は手薄となっている。
また、2005年の秋田西支店、2007年の秋田北支店(11月12日より)のように、従来の店舗2店を廃止にして新たに別の場所に受け皿となる店舗を新設するというケースが見られる(秋田西支店の場合はシステム上は旧羽後銀行の支店だった旧八橋支店の支店名変更扱いと店舗移転(電話番号も旧八橋支店の番号を継承)という扱いになっている。秋田北支店も、システム上は同様に旧羽後銀行の支店だった港北支店の支店名変更と店舗移転の扱いになる(電話番号も旧港北支店の番号を継承)。秋田北支店設置とともに廃止されるもう一方の飯島支店は旧あけぼのとしては最後に秋田市内に開設された支店である)。秋田北支店開設に当たり、システム上の廃止店となる飯島支店の顧客は口座番号の変更と通帳・カードの強制切替を余儀なくされるが、システム上、2007年末までは旧飯島支店の口座番号と秋田北支店の口座番号を併用できる措置を取る。
県外店舗
近年、北都銀行は秋田県内に資源を集中したいという理由から、県外店舗については岩手県盛岡市の盛岡支店・宮城県仙台市青葉区の仙台支店・山形県酒田市の酒田支店・東京都中央区の東京支店の4支店を残し、青森県(青森支店・青森南支店・弘前支店)と埼玉県さいたま市大宮区:当時大宮市、大宮支店)及び新潟県(新潟支店)の3県と山形県山形市内(山形支店・山形駅前支店)からは「完全撤退」、山形県からは酒田市の酒田中町支店、宮城県からは仙台市青葉区の仙台一番町支店(現・仙台支店所在地)、宮城野区の仙台東支店、岩手県からは盛岡市の盛岡本町支店(現・盛岡支店所在地)、東京都からは台東区の上野支店については「近隣店舗への統廃合」が行われた(なお、山形県については、酒田中町支店が廃止になったものの、酒田支店が旧両支店とは別の場所に移転した上で現在も存続)。
現存する県外支店のうち、盛岡支店が旧あけぼの店、それ以外が旧羽後銀店である(合併後の県外進出・再進出した地域は現時点ではない)。
なお、酒田支店は、山形県内に所在する県外銀行のうち、山形市外に所在する唯一の支店である。
エリア営業制
現在は、秋田市の土崎港地区でエリア営業制を敷いている。
  • 土崎地区
    • 土崎支店(エリアリーダー)
      • 土崎南支店(エリアメンバ)
      • 高清水支店(エリアメンバ)
インストアブランチ
御所野支店がイオンモール秋田内、能代支店がジャスコ能代店内と、スーパーの中に、地域の中核となるフルバンキング支店を設置しているのが特徴である。東北はもとより、全国的にも異例である。
ちなみに、インストアブランチは設置がなく、有人出張所も横手市役所出張所(ただし、所在地は旧横手市時代の庁舎であり、2005年10月1日の合併後に横手市の本庁舎となった現在の横手市役所(県の旧平鹿総合庁舎)にあるわけではない)のみである。
ドライブスルーATM
秋田市の手形支店では、旧秋田あけぼの銀行手形支店時代から引き継いで、ドライブスルーATMを設置していた(現在は稼働停止)。東北では、きらやか銀行などが数店舗に設置している例があるが、秋田県内では唯一の設置例である。

[編集] キャラクター

羽後銀行時代は、創業地である平鹿郡増田町(現・横手市)出身であり、同行の元行員であった矢口高雄原作の釣りキチ三平が採用された。また、キャラクターとして、犬の「ころちゃん」が長く親しまれてきた。北都銀行になってからは、秋田犬をモチーフにしたオリジナルのほっくんが採用されている。

[編集] 地方公共団体取引

指定金融機関
秋田県内の次の自治体の指定金融機関になっている。また、支店所在地の自治体の収納代理金融機関(一部支店は指定代理金融機関になっている支店もあり)になっている。
指定代理金融機関
公営企業会計出納取扱金融機関
公営企業収納代理店

[編集] 個人市場対策

[編集] 自動機サービス

店舗外ATMについては、最近新設の商店などに設置される場合はみられないが、秋田銀行の店舗外ATMはあっても北都銀行のATMがないという箇所もみられる。なお、かつての本拠である横手市などは逆の現象がみられる。

ICキャッシュカード
2007年2月28日のリリースで、2007年12月をめどに生体認証対応のICキャッシュカードを発行する方針が提示された。普通預金・貯蓄預金・カードローンの各カードが対象で、指認証を採用。12月3日のリリースで、12月10日発行受付開始が発表され、同時に各支店にIC・生体認証対応ATMが設置される。
発行・切替手数料は無料だが、生体認証の登録に手数料がかかる(東北銀行などと同様)。また、法人向けカードへの生体認証登録は出来ない。有効期限は発行から5年間となる。
キャラクターのほっくんデザインのカードは、個人向け普通預金のカードのみ発行となり、貯蓄預金(ほっくんデザインを希望しない場合の普通預金カードと共通)、カードローン用や法人向けカード(普通預金・カードローン用の各々)はそれぞれ別のデザインとなる(従来からある一般のカードは、ほっくんのカードとコーポレートロゴのカードの2種類からなり、貯蓄預金は、コーポレートロゴのカードが緑ではなくオレンジになっているものとなる)。
当初、東北の地銀では最後発(なお、2007年12月現在、東北の第二地銀はいずれも導入予定を公表していない)となる予定であったが、北都銀行の開始時点で荘内銀行の導入開始が発表されておらず遅れているため、荘内銀行より先行することになった。
コンビニATM
コンビニATMとの提携は相当消極的である。理由として、提携のメリットの評価とともに、県内への経営リソースを高める方向(県外店舗の整理など)へシフトする一方、コンビニ提携によるシナジー効果が不透明という理由による。そうしたなか、2007年1月26日に、秋田銀行が、同年夏(7月2日付で開始日は7月23日と発表)をめどに提携することを決めた。

[編集] システム

[編集] 勘定系システムとATMベンダ

旧・第一勧業銀行(現在は、みずほコーポレート銀行)が株主に名を連ねていたこともあり、富士通のシステムを利用していることで知られる。

かつては、旧羽後銀行の支店ないしは旧羽後銀行支店管轄の店舗外ATMはすべて富士通(または、同社のFACOMブランド)のものであったが、旧秋田あけぼの銀行が日立製作所オムロンのATM(勘定系システムは日本IBMであった)を使っていた関係で、現在では旧羽後銀行支店でも日立・オムロン(いずれも、現・日立オムロンターミナルソリューションズ)・Leadus(オムロン時代の機種で、オムロンの銘板の場所にLeadusとなっている機種も併せて存在する)のATMが導入されている。もちろん、富士通のATMも多用されている(ただし、旧あけぼの店での採用例は少ない)。

IC対応機種は、対応機種のみBankITに完全に入れ替えた秋田銀行とは異なり、従来から導入されていた機種を改修して対応しており、富士通、オムロン(認証装置にLeadusのロゴが入ったもの)、Leadusに見られる。

次期勘定系システムは、2006年の5月連休明けよりPROBANKを採用した(2000年末に発表した当初は、2003年10月に移行としていた)。これに伴う特段のサービス変更は特に見られない。通帳の変更なども現時点では発表されていない。

2007年2月1日より、ATMでの現金振込を取りやめたことにより、現在は秋田銀行同様、ATMでの硬貨取扱を行っていない(ただし、以前から硬貨入金は出来ず、振込の利用時のみであった)。

なお、合併した1993年の間は、旧羽後銀行の取引(通帳・ATM)を旧秋田あけぼの銀行の支店(ATM)での取引ができず、逆に旧あけぼのの取引を旧羽後銀の支店(ATM)で行うことができなかった。近年の銀行合併で見られるような識別マークはなく、旧あけぼの側の通帳のデザイン(フラワーデザイン)が旧羽後側(現在の一般デザインと同じもの)と異なるものを利用することで識別していた。なお、同年に北都銀行1号店として開業した御所野支店は、システム統合前だったため、事実上、旧羽後銀行の支店として扱われていた。1994年の年明けと同時にシステム統合を行い、あけぼの側の通帳がこの時点で強制切り替えとなった(なお、旧羽後銀行時代の通帳は、2006年PROBANK移行後もそのまま利用できる)。キャッシュカードは、旧羽後銀行の口座番号が7桁化(秋田銀行同様、合併前の羽後銀行の口座番号は6桁(ただし、5桁以下の場合は頭に0を付けていた点は秋田銀行と違う)であったが、あけぼのが7桁であったために、頭に0を付けて7桁に変更された)した関係で合併時点で双方とも強制切り替えとなっている(キャッシュカードの磁気ストライプデータは、合併時点で旧羽後銀行方式に統一されている。旧あけぼの店の金融機関コード・支店コードも合併後のものが記録されている)。

なお、店舗統合時は、旧行にかかわらず、廃止店側の通帳・カードが強制切り替えになる(なお、2005年の秋田西支店開業時は、システム上は旧八橋支店の名称変更という形を取ったため(支店コードも旧八橋支店のものを継承、電話番号も旧八橋支店の番号を継承)、旧西支店の通帳・カードのみが強制切り替えの対象となった)。
すなわち、システム統合直後に店舗統合となった旧あけぼの店の利用者は、数ヶ月の間に2度も通帳強制切り換えに遭っている。

なお、店舗統合で廃止になった支店の口座番号については、変更になる場合(全く変更になる場合と、旧羽後店で先頭の桁目が0の場合は2に変更になるケースとがある)とそうでない場合がある。

法人向けインターネットバンキング
法人向けインターネットバンキングにも消極的といわれてきたが、2008年4月21日より、法人向けAnser WEBのカーネルを利用したサービス・「ほくと法人IBサービス」を開始した。

[編集] その他

[編集] 支店コードの法則性

この名残は、支店コードが200番台かそうでないかで明確に分かれている(200番台があけぼの店。なお、あけぼの時代の支店コード011~072が、合併により211~272に変更されている。羽後銀行店はそのままで、御所野支店以降にできた支店はその続き番号となっている)。

旧羽後銀行店の支店コードは、地域ごとに区別されており、

となっている(ただし、これらの自治体には、支店自体がない郡、および旧あけぼの店の支店しかない郡は記載されていない)。

秋田市内のコードは従前の番号の2桁台では足りなくなったため、121~124の間が旧羽後銀行時代に符番されている。合併後に開店した御所野支店以降は125以降が割り振られている(秋田市以外は、それぞれの地域の羽後銀行のコードの続き番号)。なお、旧河辺郡に旧羽後店・合併後にできた支店はない(河辺支店は旧あけぼの店)。

010(手形北支店)と020(男鹿支店)以外のxx0は原則符番されない。

なお、旧あけぼのの支店は、地域に関係なく旧秋田相互銀行時代からの開店順の並びとなっている。従って、272の太田支店が秋田あけぼの銀行として最後に開店した支店となっている(なお、秋田市内は271の旧飯島支店。現存する店舗では、261の土崎南支店)。現存する旧あけぼの店の最古の支店は212の能代駅前支店(秋田相互銀行能代支店として、同行2号店として開店した。合併後は、羽後店だった能代南支店と統合した際にも存続し、現在に至る)である。上記の理由から、273以降は、符番されていない。

秋田駅前支店や仙台支店のように、存続店は旧羽後店だが統合後の所在地が旧あけぼの店跡地(それぞれ、旧中通り支店・旧仙台一番町支店)となるケースや、逆に、新屋支店や盛岡支店のように、存続店は旧あけぼの店だが、統合後の所在地が旧羽後店跡地(それぞれ、旧日新支店・旧盛岡本町支店)となっているケースもいくつかある。

さらにイレギュラーなケースとしては、土崎支店(旧羽後店)が旧土崎中央支店(旧あけぼの店)と統合した際、旧土崎中央支店跡地を仮店舗とし、旧店舗の向かい側にあったかねこ書店の本店を土崎支店旧店舗に移転させ、かねこ書店の跡地に統合店を新築しているというものもある(類似したケースとしては、羽後銀行時代に、通町支店(同一支店名で現存する店舗)が、向かいにあった「せきや」の駐車場跡地に店舗を新築し、旧店舗を取り壊してその跡地を含めた場所(元々せきやだったところを含め)にせきやの新店舗を新築し、土地交換しているというケースがある)。

なお、横手市の十文字支店は中央三井信託銀行型の統合を行っている(旧羽後店は旧十文字本町支店だったが、統合時に旧あけぼの店であった旧十文字支店を廃店としている。ただし、電話番号は旧十文字支店時代のものを継承)。


[編集] 通帳の印字

基本的に、旧羽後銀行時代のフォーマットを合併後現在に至るまで踏襲している。

入出金時の摘要欄の表示は、窓口利用時は自店は空欄、他店は支店コード3桁の表示となる。ATM利用時は、入金時は「預金機」、出金時は「カード」という表示となり、自店ATM利用時はこの表示のみ、他店ATM利用時はこの表示に加えて頭に支店コード3桁が表示される。

従って、本店営業部の通帳の場合、本店営業部管轄のATMで入金した場合は「預金機」、ATM出金の際には「カード」と表示される。秋田駅前支店管轄ATMを利用した場合は、入金時が「003預金機」、出金時が「003カード」と表示される。なお、入金時にカードを利用し、後日記帳した際も同様の表示となる。


[編集] 利息付与時期

普通預金は、2月・8月の第2土曜日の翌月曜日付で付与される。貯蓄預金は毎月第2土曜日の翌月曜日付で付与される(いずれも、当該月曜日が祝日の場合であっても同日付与となる)。

[編集] 北都銀行秋田支店

北都銀行秋田支店
北都銀行秋田支店

現在の本店のある秋田市に所在する1号店は、秋田支店である。これは、当時の増田町に本店を置いていたことから、県都秋田市の当時の基幹拠点として設置したものである。

大正時代の設置であるため、戦後の発足である秋田無尽を前身とする旧秋田あけぼの銀行本店だった、旧秋田中央支店よりも歴史が古い。なお、北都銀行発足後に、旧あけぼの店である旭南支店を統合している。

本店所在地の都市名の支店が設置されるのは全国的にも珍しいが、北都銀行の場合は、このようないきさつによるものである。なお、当行秋田支店の通り沿いには、秋田銀行荘内銀行みちのく銀行の各秋田支店、秋田信用金庫本店、JAバンク秋田の電算センター(かつては新あきた農業協同組合のATMが敷地内に所在)等がずらりと並び(なお、同じ通り沿いにある、秋田市立赤れんが郷土館もかつての銀行店舗である。また、荘銀秋田支店の向かいには、秋田郵便局もかつて存在していた)、北都銀行本店営業部から秋田駅前にかけての中央通りと並ぶ金融街でもある。

しかし、法人顧客の重複などを理由(発表内では近距離とあるが、至近とは言い難く、旭川を挟んでいるため動線は途切れている)に、2008年11月17日に本店営業部に統合されることが決まった(2008年6月12日付で発表)。当支店は、荘内銀行秋田支店のある荘銀秋田ビルからは至近距離であり、先に発表となった荘内銀行との資本提携などが影響している側面もある。

ちなみに、2007年の秋田北支店開設に伴い、秋田市に東・西・南・北と付く支店がそろっている(秋田東は北都銀行になってから新設された支店、秋田西・秋田北は、既存店の統合による受け皿店(支店コードを含むシステム上は、旧羽後店)、秋田南は旧あけぼの店である。秋田中央支店(旧あけぼの・本店)のみ、本店に統合されたため現存しない。なお、「中央支店」と名の付く店舗は、荘内銀行などの例外を除き、概ね、都市銀行などの合併による重複拠点(みずほ銀行仙台中央支店などに見られる)または「本店」の窓口ではなくなった店舗(みずほ銀行東京中央支店、秋田信用金庫土崎中央支店(現在は、土崎支店に改称されている)などに見られる)の名称、ないしは経営破綻した銀行からの譲受店舗名(北洋銀行釧路中央支店、中央三井信託銀行仙台中央支店などに見られる)に付されることが多く、システム統合までの暫定的な名称であることが多い。北都銀行も旧・土崎中央支店をはじめ、例外ではない)。

[編集] 北都銀行別館

北都銀行別館
北都銀行別館

旧秋田あけぼの銀行本店は、合併後北都銀行別館となった(旧本店営業部は、秋田中央支店に改称後、本店営業部に統合されている)。合併当初は、旧羽後銀行の関連会社も含めて、関連会社が入居していたが、クレジットカード会社2社は、本店に隣接する北都銀行分館(旧・住友生命秋田分館ビル)に移転し、同行事務センターを秋田銀行事務センターの隣接地(旧山王グラウンド跡地)に新設し、その他関連会社も本店ビル内や別の場所へ移転新築などを行ったことから、秋田中央支店廃止後に1Fに設置された「ほくと相談プラザ」(ATMは本店営業部管轄で現在も存続)を除いては北都銀行関連がほとんど別館にないという状態になった。

そのため、秋田社会保険事務所の年金相談センター(現在は秋田社会保険事務所内に移転)などを入居させるなど、外部からテナントを募集して入居させる傾向にある。

秋田中央交通の「北都銀行前」のバス停は、合併時に「秋田あけぼの銀行本店前」(その前は「秋田相互銀行本店前」)から変更されたため、この名称になっている(位置的には、下りが別館正面、上りが本店と別館のおおよそ中間位置にある北日本銀行秋田支店向かい側となっている。)。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

他の言語


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