STF
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STF とは、
- X68000用のフリーウェアのファイラソフトSTF。TFの高機能版で、SuperTFという意味である。
- ミノルタからソニーに引き継がれた一眼レフカメラ αシステムを代表する望遠レンズ。135mm F2.8 [T4.5] STF。STFは【スムース・トランス・フォーカス】の略
- プロレスの技の一種類。以下に詳細を述べる。
STF(エス・ティー・エフ、Step over Toe hold with Face lock の略)。とは、プロレスの技の一つ。
うつぶせの相手の片足を両足でロックして足首を極め、そのまま覆いかぶさると同時にフェースロックで顔面を捉えるサブミッション技である。
原型はルー・テーズがクロスフェイスの呼称で用いた複合関節技で、コーチを受けた蝶野正洋が改良してフィニッシャーとしたことで知られるようになった。(ただし、実際に技を教えたのはセッド・ジニアス(渡辺幸正)だったとも言われている)。テーズのオリジナルでは腕のロックの形が異なり、左腕で相手の右腕を固め、右腕の肘で相手の顔面をロック(クロスフェースロック)するものであったが、見栄えがしないと判断した蝶野が現在のフェースロックタイプに変更した。
その後いくつもの派生技を生み、相手の顔面ではなく腕を取る腕極め式STFや、上半身を羽根折り固め(バタフライロック)のような状態で固める羽根折り式STF、さらには相手の足を交差させロープエスケープを困難にさせたクロス式STFなどが開発された。一方で蝶野自身も1993年の「G1 CLIMAX」準決勝で馳浩が繰り出した、通常のSTFを裏返しにしたような裏STFの前に敗れている。また2004年12月8日には、蝶野がキックボクシングジム「TARGET」巣鴨本部で伊藤隆会長と行った公開練習で、STFの体勢からそのまま仰向けに相手をひっくり返す裏STF「FTS」を発表し、これが現時点で最新のSTFバージョンとなっている。このFTSは足を極めているかいないかの違いで馳の裏STFとは微妙に異なっている(FTSが完全に極めている状態である)。
また、志賀賢太郎の志賀絞めは裏STFと類似の技であるが、志賀絞めはフェースロックではなく、片羽絞めの体勢となる。
WWEのジョン・シナが、「STF-U」という名前で使っている。
DRAGON GATEでは、マグナムTOKYOが「ステップオーバートーホールド・ウィズ・フェロモン」を、またミラノ・コレクションA.Tが「ステップオーバートーホールド・ウィズ・ファッション」を、同じ「STF」という略称で使用しているが、本家STFや蝶野とは無関係である。
余談だが、辻よしなりは新日本プロレスの実況でこの技が出たときにはなぜか一度は必ず正式名称(Step over Toe・・・)を口走っていて、中継ではそれが一種の「お約束」となっていた。