OPTION2
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OPTION2(おぷしょん・つー)は株式会社ディーズクラブが製作、三栄書房が出版している自動車雑誌の一つである。毎月11日発売。現在の編集長は「カジ編」。
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[編集] 概要
姉妹誌のOptionが最新パーツや各社デモカーを大々的に取り上げているのに対し、同じ姉妹紙のドリフト天国と並び、DIYなどのユーザー目線での特集が主立っているところが特徴である[1]。
記事の内容としてはOPTと同じくパーツ特集が主だが、それに並ぶほどの扱いを受けているのがDIY特集である。ステッカーの施行や内装チューンから、大がかりなものではエアロやボンネット交換にも及ぶ。いずれも編集部員が実際に体験し、それから記事が構成されるスタイルなので、説得力があるとの評価を得ている。
また、そのほかにも同誌では「OPT2耐久レース」なるものを主催している。1990年代前半から続いている由緒あるレースで、OPT2創設者の「マサ・サイトー」こと斎藤政夫が「ユーザー目線で楽しめるレースを作ろう」ということで「OPT2カップ」を立ち上げ、それが徐々にスプリントレースから耐久レースにシフトしていく形で今日まで継続されてきた。今では全国で行なわれる程に規模が拡大したが、初期に確立された独自のピットインシステムなどは現在も変わっていない。
[編集] メンバー紹介
現在のメンバー
- カジ編 … 加地伸康
- ダイボ
- オータ
- ミキティ
- ウエポンB … 上野剛夫(うえの たけお)
- 本誌編集部員。愛車はスバル・インプレッサ(GC8)。2008年1月号期にOPTから異動した。
過去に在籍したメンバー
- ロン編
- 先代編集長。愛車はBNR32 スカイラインGT-R。
- カヲル
- ホエゾーNEO
- リコ … 櫛田RIKO(くしだ りこ)
- 本誌副編集長。愛車はトヨタ・ヴィッツRS(NCP13)。Optionファミリー唯一の女性編集者である。結婚を機に2008年2月号付で寿退社を発表したが、読者広場のスピンアウト倶楽部では残留を発表している。前にはトヨタ・スターレット(EP82)にも乗っていた経歴があり、元気が製作したRCG「首都高バトル01」にも出演した[3]。
[編集] レギュラーコーナー
読者参加型
- スピンアウト倶楽部(すぴんあうとくらぶ) … チュー(原かおる)&リコ&ミッポ(池田美穂)
- 読者のための投稿コーナー。「仲間と出会えるパーキングエリア」をコンセプトに展開している。体験談や自慢話、ゾロ目自慢コーナー[4]、さらにチームメンバー募集やパーツ売買コーナーも網羅しているところはOPTのものとほぼ共通しているが、OPT2版ではそれに加えてボーイorガールフレンド募集コーナーも設けられている。また、チューナー4人による「4サイクルズ」の面々によるチューニング相談コーナーもある。
コラム型
- 関西発の走り屋日記 まいど~、シャークですわ!!
- 2006年GT300においてシリーズチャンピオンドライバーとなったRE雨宮レーシングワークスドライバーの井入宏之選手の持ちコラム。コラムと言うよりは日記に近く、井入選手の身のまわりで起こったさまざまな出来事が関西弁交じりでつづられている。また、2006年ではコラム上で優勝発表も行なったりしていた。
- 世界に広がる日本車チューン Mr.コヤマの海外出張報告書
- 様々なハードチューニングカーを世に送り出すゴットハンド、JUNオートメカニック代表取締役兼メカニックの小山進氏の持ちコラム。コチラもコラムと言うよりは海外での様々な出来事をつづる報告書になっている。また下段のほうには、これまで訪問した国名がビッシリと刻まれている。
- 日本チューニング界のドン”Dai”ちゃんのUSA通信 GO!GO!稲田大二郎のアメリカンレポート!!
- 飽くなき探究心でチューニング界発展のために尽力している株式会社サンプロス兼三栄書房名誉顧問の稲田大二郎氏の持ちコラム。以前までは「OPTグループ黒幕”Dai”ちゃんの1ヶ月 稲田大二郎の今月もDai暴走!!」というネーミングだったが、最近になって稲田氏がアメリカに行く機会が多くなったのを機に、2008年1月号掲載分からフルモデルチェンジを計ったもの。「日本とアメリカのチューニングの架け橋」になるべく奮闘する稲田氏の熱き思いがつづられている。
[編集] 豆知識
- 表記は姉妹紙のOPTやドリ天と同じく幼いところがあるが、濁点の使い方が一線を画していたり「○○だよ」など表現が優しかったりなどの相違点がある。
- OPTとは違い、実車を表紙にしている。なお2008年1月号からは背景にカーボン風の色使いが用いられている。
- オートサロンでは決まってパーキングオートサロンを開催している。これはオートサロン来場者のクルマのなかから、パーキングオートサロン担当の編集部員のハートに「刺さった」チューニングカーを撮影するもので、3月号に一部を掲載するのがお約束となっている。2006年度からはぽつぽつと痛車や族車もクローズアップされるようになり脚光を浴びている。
- スピンアウト倶楽部や各コラムを彩るイラストは、OPTから加藤浩哉氏のほかにみつかまこと氏も参加している。
- 精力的にバトルエボミ隊走行会の取材を敢行しており、そこで「筑波最速の素人アタッカー」を発掘する企画を持っている。