HEP HALL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
HEP HALL(へっぷほーる)は、大阪府北区梅田にある商業施設HEP FIVEの8階にある多目的ホールである。
演劇、音楽ライブ、寄席、展覧会、映画祭などが行われているが、特に小劇場演劇の芝居小屋として有名。
目次 |
[編集] 小劇場としてのHEP HALL
[編集] 歴史
HEP HALLの在るHEP FIVEは、1998年に前身である阪急ファイブより改装・改名してリニューアルオープンした。HEP HALLも1998年以前にはオレンジルームという名前で営業していた。
オレンジルーム時代には、惑星ピスタチオや劇団そとばこまち、劇団☆新感線が公演会場として利用していたことで、関西学生演劇ブームのきっかけとなり、関西小劇場界で有名なホールとなる。
数多ある小劇場演劇向けホールの中でも、大阪梅田の中心地という好立地にあり、アクセス至便の面で集客力が期待できるため人気が高い。
反面、キャパシティが着席で200席程度であるため、ある程度集客のできる劇団でなければ使いにくいという面もある。
[編集] HEP HALL自主企画
Theatre 14(シアターフォーティーン)と呼ばれる、2週間に渡るロングラン公演を行っている。通常は劇団などにホールを貸すことで収入を得る「貸し館」が主な収入モデルであるが、この企画はHEP HALL自らが出演者やスタッフをブッキングして公演を行い、その入場料収入を得るというプロデュース公演である。
前述の通り人気劇場のプロデュース公演ということで、小劇場演劇界の中でも出演を希望する者も多い。過去にHEP HALLに出演経験のある劇団などから出演者を選ぶ傾向にある。
[編集] 映画館としてのHEP HALL
2003年、2004年、2006年のぴあフィルムフェスティバルの上映会場として利用されている。
2005年、2006年、2007年のシネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビションの上映会場として利用されている。