HDCD
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HDCD (High Definition Compatible Digital) とは、CDなど16ビットPCMデジタルオーディオの音質を高めるエンコードからデコードまでのプロセスである。汎用性・互換性の高いシステムとして1996年、米国パシフィック・マイクロソニックス社(2000年にマイクロソフト社と合併)によって提案された。
[編集] 概要
- HDCD は通常、パッケージに HDCD のロゴが印刷されているが、印刷されていないソフトもある。HDCD に意図される繊細な改良を得るには比較的高度な音響機器を要する 。
- HDCD としてエンコードされた CD 、またそのデコードに対応する再生機器の数は少ないが、Microsoft Windows XP上にインストールされたバージョン9以上の Windows Media Player ならばパソコンでデコードする事ができる。その際は24ビットの音声に対応したサウンドカードが必要となる。
- HDCD はオーディオ技術者による既存の再生機器との互換性を維持しながら CD の音質を上げる試みだった。新しいHDCDは時折リリースされているものの、この規格はより新しく高度な Super Audio CD (SACD) や DVD-Audio 等に取って代わられている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- HDCDについて(Microsoft)
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読み取り専用 | CD-DA - CD EXTRA - CD-ROM - CD-ROM XA - CD-i - CDV - Video CD - SVCD - SHM-CD |
書き込み可能 | CD-R - CD-RW |
CDに近いもの | DDCD - SACD - CCCD |
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CD | CD-DA - CD-ROM - CD-R - CD-RW - SACD - DDCD |
DVD | DVD-Video - DVD-ROM - DVD-R - DVD-RW - DVD-RAM - DVD+R - DVD+RW - DVD-R DL - DVD+R DL |
光ディスク | LD - PD - GD-ROM - EVD - UMD - UDO - Professional Disc - BD - HD DVD - HVD |
光磁気ディスク | MO - MD |