鳴門巻き
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鳴門巻き(なるとまき)は、魚肉のすり身を使用し、断面に渦巻状の模様があるかまぼこの一種。なると巻きとも書く。略称はなると、ナルト。 鳴門海峡の渦潮にちなんで名付けられた。
[編集] 概要
白色と、食用色素で赤く着色した二色のすり身を用いて作られた細長い円筒形の魚肉練り製品。現在、静岡県焼津市で消費量の9割を生産している。
その由来は定かではないが、「江戸時代後期の「五色巻」の赤巻だけが独立して残ったもの」という説もある。
赤色の部分は厳密にはピンク色であることが多い。周りが巻き簾で押したようにギザギザになっており、小口に渦巻き模様が見られる。
様々な料理に、主に付け合わせとして使用される。特に、東京風ラーメンのトッピングには欠かせない。 薄切りにして使われる事が多く、渦巻の部分が「の」の字に見える面が表とされる。
全国的には周囲が白いものが主流だが、九州地方など一部の地域では周囲が赤いものも存在する。元々は二色の練り物を重ねて巻いたであろうことから想像すると、こちらの方がより本来の姿に近いと考えられ、富山県の特産である赤巻などにその原型を見ることができる。また、北海道や東北では外側の赤と緑色の渦巻きという三色使いのものも見られる。
ハワイなど海外で売られているなると巻きも周囲が赤く、鮮やかな紅色が使われている。これは明治・大正期の移民が伝えた当時の姿が継承されているためと推測される。
タレントの石原良純がなると大使を務めている。