鳥飼大橋
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鳥飼大橋(とりかいおおはし)とは、大阪府守口市大日町と摂津市鳥飼西間の淀川をわたる橋である。道路橋2本とモノレール橋(大阪高速鉄道)、高速道路橋(近畿自動車道)があるが、中でも最も西側(下流側)に設けられた橋長550mのゲルバートラス橋は1954年に竣工したものである。
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[編集] 概要
近畿道摂津南ICや国道1号、さらには阪神高速道路12号守口線が接続し、大阪府下で最大級のボトルネックとなっており渋滞が頻発している。
トラス橋については老朽化が著しく、3車線に掛け替える工事が行われている。
ただ、大阪府道2号大阪中央環状線の渋滞解消について、茨木市のJR京都線高架においても、ほぼ同様に交通集中が発生しており、府民の期待を集める物にはなっていない。
[編集] ゲルバートラス橋
現在、大阪府道2号大阪中央環状線の一部(北行き一方通行2車線)として利用されているこの橋は、1954年11月1日に全国初の有料橋として開通した。
当初、大阪中央環状線建設の一環として、1942年に木造の仮橋の建設が着工された。戦時中のため建設資材不足にも見舞われたが、1948年3月に開通。しかし、木造ゆえに水害などによる破損を繰り返し、また車両の通行による振動も激しく、荷重・速度制限が設定されることになった。
永久橋の設置が待ち望まれていたが、1952年に道路特別整備法が施行されたのを受け、同年9月に有料橋として起工され、建設期間2年2か月、工費3億3千万円(当時)をかけ、全長540m、全幅7.5m、ゲルバートラス型、8基の橋脚と2基の橋台を擁する橋梁が竣工した。
管理は日本道路公団によってなされ(同公団にとって初の有料橋であった)、淀川左岸に料金所が設けられた。建設した大阪府は、国より借り受けた事業費3億3千万円および維持管理費の全額を1970年までに償還する計画を立てたが、償還前に買い取り、1964年3月16日に無料開放した。
- 開通時の通行料金
- 普通自動車:100円
- 小型自動車:70円
- 軽自動車:30円
- 特殊自動車:250円
- 乗合(定期):150円
- 乗合(その他):250円
- 原動機付き自転車:20円