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魯迅 - Wikipedia

魯迅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

魯迅(1936年)
魯迅(1936年)
文学
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魯迅(ろじん、簡体字表記:鲁迅ピンイン: Lǔ Xùn 1881年9月25日 - 1936年10月19日)は、中国小説家翻訳家思想家。本名は周樹人(ピンイン:Zhōu Shùrén)で、豫才。ペンネームのは母親の姓だという。浙江省紹興市出身。4歳下の弟にやはり文学者・日本文化研究者の周作人がいる。代表作に『阿Q正伝』、『狂人日記』など。

特に狂人日記は、文語主体の旧来の中国文学を口語主体とする点で画期的だった他、被害妄想に駆られている狂人の心理を実にリアルに描写する点においても、わずか15頁の短編作ではあるが近代中国文学の最高傑作ともいわれ、日本のみならず欧米諸国の中国文化研究者間では高く評価されているようである。なお、魯迅自身が若い頃日本の仙台医専(現在の東北大学医学部)に留学した経験もあるが、彼の親戚に、本物の被害妄想患者が存在し、彼を見聞したことが、この作品を着想するヒントとなったと言われている。

目次

[編集] 人物・経歴

松本亀次郎の下で日本語を学び、1904年9月から仙台医学専門学校(現在の東北大学医学部)に留学する。当時は日露戦争の最中であり、町で戦争報道のニュース映画を観る機会があった。その映画では、ロシア軍スパイの中国人が日本人によって、間諜(軍事スパイ)として処刑され、さらに同胞である中国人が処刑される様を喝采して見物する姿があった。それを見て、中国人を救うのは医学による治療ではなく文学による精神の改造だと考えたのだという(『吶喊自序』『藤野先生』)。

当時の官立の学校では中国からの留学生の入学は清国公使の推薦状で入学が許され[1]、周は無試験で入学している。このため学力不足の留学生は途中で挫折している。特に医学のような学問修得に特別の忍耐と努力を必要とする分野では、卒業にまで漕ぎ着けるのは至難の技[2]であった。当時周には多額の奨学金[3]が支給されており、授業についていけず[4]町で遊興[5]に耽ることもあり、やがて学問に対する興味も薄れていったと考えられる。ニュース映画の場面は多感な年代の彼に大きな影響を与えたことは否定できないが、医学に挫折する自分に対する心理的な合理化(言い訳)としての側面も否定出来ないであろう。

1906年3月に仙台医専を退学し、東京での生活を経て帰国。杭州紹興などを経て、1912年南京において中華民国臨時政府教育部員となる。さらに政府の移転に伴い北京へ転居。1918年雑誌『新青年』に『狂人日記』を発表する。以来、「魯迅」およびその他多くのペンネームを用いて文筆活動を本格化した。

また、北京大学などで非常勤講師として中国小説史の講義を担当した。中国の伝統的文学観においては、小説は歴史や詩文に比べて一段低いものと見なされ、研究に値しないとされてきたのだが、魯迅は早くから散逸していた小説の断片を集めるなど実証的な基礎作業をすすめていた。その蓄積にもとづいて神話伝説から末までの小説史を論じたものが『中国小説史略』(1924年)である。中国最初の小説史であり、今日でもこの分野を語る際の必読書となっている。

[編集] 魯迅と仙台

紹興市から仙台市に送られた魯迅像(仙台市博物館)
紹興市から仙台市に送られた魯迅像(仙台市博物館

仙台医専時代の魯迅を描いた作品に太宰治の『惜別』がある。この「惜別」ということばは、仙台医専時代に、魯迅に個別添削を授けるなど何かと気を配っていた恩師、藤野厳九郎が最後に魯迅に渡した写真の裏に書いたことば。藤野との関係は、小説『藤野先生』にも書かれている。

魯迅は、1904年9月から1906年3月までの約1年半しか仙台にいなかったが、仙台市や東北大学では、様々な面で魯迅を通じた交流を中国と行っている[6]。中国人にとっては、東北大学・片平キャンパスにある(旧)仙台医専の「階段教室」が観光地となっており、1998年11月29日には江沢民中華人民共和国主席も訪問している。訪問した中国人は、魯迅がいつも座っていたとされる同教室の中央帯、前から3番目の右端近くでの記念撮影をしている。その他、同キャンパス内に「魯迅先生像」(1992年10月19日設置)、仙台城三の丸の仙台市博物館敷地内に「魯迅の碑」(1960年12月設置)と「魯迅像」(2001年設置)がある。また、「魯迅旧居」が片平キャンパス正門近くに残されている。

2004年、東北大学は、魯迅の留学100周年を記念して、同大に縁りのある中国要人に『東北大学魯迅賞』、同大大学院に在籍する優秀な中国からの留学生に『東北大学魯迅記念奨励賞』を贈った[7][8]。ただし、諸事情により、翌年から各々『東北大学藤野先生賞』と『東北大学藤野記念奨励賞』に名称変更された。

[編集] 作品リスト

  • 熱風
  • 華蓋集
  • 華蓋集続編
  • 而已集
  • 三閑集
  • 二心集
  • 偽自由書
  • 南腔北調集
  • 准風月談
  • 花辺文学
  • 且介亭雑文
  • 且介亭雑文二集
  • 且介亭雑文末編
  • 集外集
  • 集外集拾遺
  • 集外集拾遺補編

小説集

  • 吶喊 - 『狂人日記』や『孔乙己』、『故郷』、『阿Q正伝』といった著名な作品を収める。
  • 彷徨
  • 故事新編
  • 朝花夕拾
  • 野草

その他

  • 両地書
  • 中国小説史略

[編集] 脚注

  1. ^ 日本の中学卒以上の学力があるという条件は示されていた。
  2. ^ 日本人学生でさえ入学者100名に対し卒業試験まで至る学生は50名に過ぎなかった。
  3. ^ その額は金四百円のぼる。この他学費は全額免除されていた。当時の400円は中学校の教員の収入を優に超えるものであった。
  4. ^ 解剖学の講義では恩師藤野厳九郎によりノートの添削を受けていた。
  5. ^ 映画館に頻繁に出入りしている。上記のニュース映画もその際に観たものであると考えられる。
  6. ^ 魯迅特集(東北大学・まなびの杜)
  7. ^ 日中今昔ものがたり「人的財産」賞に(asahi.com)
  8. ^ 東北大学魯迅記念奨励賞(東北大学)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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