松本亀次郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松本亀次郎(まつもと かめじろう、1866年(慶応2年)〜1945年(昭和20年)9月12日)は、日本語教師。北京大学教授。中国人留学生への日本語教育に取り組み、魯迅や周恩来らに日本語を教えたことで知られている。静岡県城東郡嶺村(現在の掛川市上土方嶺向)出身。
目次 |
[編集] 略歴
- 1866年(慶応2年) - 静岡県城東郡嶺村(現在の静岡県掛川市上土方嶺向)に生まれる。
- 1888年(明治21年) - 静岡師範学校を卒業し、静岡高等小学校の国語教師となる。
- 1903年(明治36年) - 佐賀師範学校を退職し上京。赤楽書院で魯迅に日本語を教える。
- 1914年(大正3年) - 東京・神田神保町に東亜高等予備校を設立。
- 1945年(昭和20年) - 生家にて死去。
[編集] 著書
- 佐賀県方言辞典
- 訳解 日語肯綮大全
- 言文対照 漢訳日本文典
- 漢訳日本口語文法教科書
- 漢訳日本語会話教科書
- 華訳日本語会話教典
- 手工教科書 漢文
- 中華五十日遊記 付中華留学生教育小史 中華教育視察紀要
[編集] 参考文献
- 松本亀次郎の生涯 周恩来・魯迅の師(武田勝彦/早稲田大学出版部/1995年/ISBN 4-657-95937-9)
- 松本亀次郎伝 日中教育のかけ橋(平野日出雄、静岡県出版文化会/静岡教育出版社/1982年)
- 松本亀次郎(掛川市教育委員会生涯教育課/掛川市役所/2007年9月4日)