額田県
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額田県(ぬかたけん)は、廃藩置県期に存在した県の一つで、旧三河国の各藩と、旧尾張国知多郡を範囲とした県である。県庁所在地は岡崎。県庁は岡崎城内に置かれた。
「額田県」の名称は、県庁所在地である岡崎が所属していた額田郡から取った物である。
古代は、農多、各田とも書いた。
[編集] 歴史
- 1871年8月29日:廃藩置県に伴い、西三河に割拠していた西大平藩・岡崎藩・挙母藩・西尾藩・西端藩・刈谷藩・重原藩が廃止されて、代わって西大平県・岡崎県・挙母県・西尾県・西端県・刈谷県・重原県が設置された。
一方で、東三河の田原藩・豊橋藩・半原藩は、それぞれ田原県・豊橋県・半原県に置き換わった。
また、天領地で三河裁判所・三河県の地域で静岡藩に編入した地域は藩が廃止されて静岡県に置き換わった。
(備考 又、尾張国の尾張藩は名古屋県に、犬山藩は犬山県に置き換わった。後に名古屋県と犬山県は合併した。) - 1871年11月15日:西三河と東三河の各県(静岡県に編入されていた地を含む)と、尾張国知多郡が合併し、額田県が設置された。
- 1871年12月31日:廃止された伊那県の一部(旧三河裁判所;三河県)が、額田県に編入された。
- 1872年4月2日:隣接する名古屋県が、県庁所在地の郡名(愛知郡)を取って愛知県と改名した。
- 1872年11月27日:額田県が愛知県に編入され、現在の愛知県が成立した。