響ラジオ放送所
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響ラジオ放送所(ひびきらじおほうそうじょ)は、福岡県北九州市若松区響町の響灘埋立地にある、福岡県を放送エリアとする中波ラジオ放送局の北九州地区向け送信所である。
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[編集] 概要
- NHK北九州放送局、RKB毎日放送(+rkb)、九州朝日放送(KBC)の順に開局。もともと小倉北区の日明(ひあがり)地区にあった送信所を、周辺の宅地化などにより移設した。
- 全局がモノラル放送。AMステレオ放送は実施していない。
- 北九州市・遠賀・京築・田川市郡・直鞍がエリアであるが、送信所から遠い京築・田川では夜間に外国放送局の混信を受けることが多い。なお、民放2社は行橋市にも中継局を設置しており、この点を補っている。
[編集] 放送局一覧
放送局名 | コールサイン | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
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NHK北九州第1 | JOSK | 540kHz | 1kW | - | 福岡県東部 | - |
KBC九州朝日放送北九州局 | JOIL | 720kHz | - | 福岡県 | - | |
RKB毎日放送(+rkb)北九州局 | JOFO | 1197kHz | - | - | ||
NHK北九州第2 | JOSB | 1602kHz | - | 全国放送 | - |
NHK北九州は、第1と第2の周波数が中波放送の周波数帯の両極端の位置にある。こうしたケースは全国でもほかに例がない。そのため、NHK第1とKBCは比較的良好に入るエリアが広いが、NHK第2と+rkbは周波数帯が高いこともあり、夜間には北九州市内でも状況により聴きづらくなることがある。
[編集] 備考
朝日新聞西部本社発行版の第2テレビ・ラジオ欄の周波数案内では、KBCと+rkbの周波数が、親局の福岡を差し置いて(KBC=1413kHz、+rkb=1278kHz)、北九州を先頭に持ってきている。おそらく、全国紙(朝日・毎日・読売)の西部本社が北九州(読売はのちに福岡に移転)にあるためなのであろう。
[編集] 関連項目
- 福岡県内の主な送信所
- 九州内の主なラジオ送信所