阿部昭吾
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阿部 昭吾(あべ しょうご、男性、1928年8月10日 – )は、日本の政治家。元衆議院議員。1999年勲一等瑞宝章受章。
[編集] 来歴
山形県飽海郡一條村(現・酒田市)に、農業・阿部順吉の三男として生まれる。1951年法政大学法学部を卒業。法大在学中より、左派社会党代議士上林与市郎の秘書となる。1954年全日本農民組合青年部長に就任。1957年ソ連を訪問し、コルホーズ・ソフホーズの作物の不出来と、農場員たちが市場で現金収入を得るために耕していた小農場の充実ぶりを目にし、共産主義の行き詰まりを確信するようになる。
1959年山形県議に当選。2期務めた後、1967年第31回衆議院議員総選挙に旧山形2区から日本社会党公認で立候補し当選する。以後連続当選10回。江田三郎派に所属する。江田の死後、1977年に社会党を離党、翌1978年社会民主連合の結成に参加し、国会対策委員長、副書記長、書記長を歴任する。1994年の社民連解散後は江田五月とともに日本新党→新進党に所属する。1996年落選により政界を引退。