長崎バス時津営業所
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長崎バス時津営業所(ながさきバスとぎつえいぎょうしょ)は長崎県西彼杵郡時津町浦郷字新地542-3にあり、時津‐茂木線をメインとして時津町内や長与町内の路線を担当する長崎自動車の営業所である。瀬戸営業所(西海市)がさいかい交通に移管されたため、現在長崎バスで唯一長崎市外にある営業所となっている。
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[編集] 沿革
[編集] 現行路線
[編集] 寺川内-道の尾-サニータウン-長与ニュータウン線
- 寺川内~道の尾~榎の鼻~まなび野団地~シーボルト大学~サニータウン~長与ニュータウン
ベッドタウン同士である長崎市北部の滑石地区と長与町の長与ニュータウンを結ぶ路線で、2005年4月6日改正より運行を開始した。当初は大型バスでの運行だったが、2006年9月1日改正より小型バスでの運行となった。1時間に1本の間隔で運行される。寺川内発着であるが、滑石団地内は経由しない。起終点である長与ニュータウン内では、右回りのループ運行となる。
[編集] 上横尾-左底(さそこ)-西時津-溝川-長与ニュータウン線
- 上横尾~左底~時津~時津町役場
- 上横尾~左底~時津~時津町役場~西時津~溝川
- 上横尾~左底~時津~時津町役場~西時津~溝川~寺の下~榎の鼻~長与駅東口~長与ニュータウン
ベッドタウン同士である長崎市北部の横尾地区と長与町の長与ニュータウンを結ぶ路線で、2006年9月1日改正より運行を開始した。小型バスで、日中は1時間に1本の間隔で運行される。起終点である長与ニュータウン内では、右回りのループ運行となる。
[編集] 時津-南陽台-長与駅・長与ニュータウン線
- 時津~溝川~寺の下~榎の鼻~南陽台中央~シーボルト大学~まなび野団地~池原~長与駅
- 時津~溝川~寺の下~榎の鼻~南陽台中央~青葉台団地~長与駅西口~長与ニュータウン
- 長浦~琴海ニュータウン~西海~時津~溝川~寺の下~榎の鼻~南陽台中央~青葉台団地~長与駅西口~長与ニュータウン
- 大串~亀岳~大江橋~長浦~琴海ニュータウン~西海~時津~溝川~寺の下~榎の鼻~南陽台中央~青葉台団地~長与駅西口~長与ニュータウン
基本的には時津町と長与町を結ぶ路線だが、運用の関係上、西海市西彼町まで足をのばす長距離便も存在する。運行本数は少なめで、とくに日祝日は1往復のみの運行と極端に少なくなる。長与駅発時津行の便は、一部が丸田経由である。起終点である長与ニュータウン内では、右回りのループ運行となる。
[編集] 琴海ニュータウン-長与ニュータウン線
- 琴海ニュータウン→西海→時津→溝川→寺の下→榎の鼻→長与駅東口→長与ニュータウン
ベッドタウン同士である長崎市北部の琴海ニュータウンから長与町の長与ニュータウンまでを結ぶ片道1便のみ運行の路線。2000年4月6日改正より満永~長与駅・長与ニュータウン間の路線としてスタートし、2001年4月6日改正では長与ニュータウン発着便について始発地を溝川に変更、2004年4月5日と2005年4月6日の2回の改正で段階的に全ての便を時津まで延長し(このとき琴海ニュータウン発長与ニュータウン行を設定)、さらに2006年9月1日改正で満永~長与駅間の便を廃止のうえ、時津発着便については途中の経由区間を一部変更し上横尾まで延長、別路線(前述)としたため現在の体制となる。終点である長与ニュータウン内では、右回りのループ運行となる。
[編集] 時津-茂木線
経由番号は時津方面行が1番・茂木方面行が10番・中央橋止まりが20番である(長崎バイパス経由の路線には番号はない)。
- 溝川~時津~道の尾~住吉~大橋~大波止~浜の町~愛宕町~田上~茂木
- 溝川~時津~道の尾~住吉~大橋~大波止~浜の町~愛宕町~田上~茂木~北浦
- 溝川~時津~道の尾~住吉~大橋~大波止~浜の町~愛宕町~田上~茂木~茂木港
- 溝川~時津~道の尾~住吉~大橋~大波止~浜の町~愛宕町~田上~茂木~茂木港~北浦
- 溝川~時津~道の尾~住吉~大橋~大波止~浜の町~愛宕町~田上~茂木~宮摺(みやずり)
- 溝川~時津~道の尾~住吉~大橋~大波止~浜の町~愛宕町~田上~茂木~宮摺~千々
- 溝川~時津~道の尾~住吉~大橋~大波止~中央橋
- 溝川~時津~川平有料道路~長崎バイパス~経済学部前~市役所前~長崎新地ターミナル
長崎市中心部を介して時津町と長崎市南東部を結ぶ時津営業所のメイン路線。上記のほか、時津七工区や時津、浜田、琴海ニュータウン、青雲学園前を発着する便もある。長距離路線ではあるが、長崎市中心部と時津町を行き来する利用者が多いため日中はほぼ10~15分に1本の間隔で運行される。かつては時津~片峰まで運行しており、延長や短縮を繰り返した末に現在の姿になった。
[編集] 内海(うちめ)線
経由番号は長崎新地発大串行が1番、長崎新地ターミナル行が20番である。
- 長崎新地ターミナル~大波止~大橋~住吉~道の尾~時津~西海~琴海ニュータウン~長浦~大江橋~亀岳~大串
- 長与ニュータウン~長与駅西口~青葉台団地~南陽台中央~榎の鼻~寺の下~溝川~時津~西海~琴海ニュータウン~長浦~大江橋~亀岳~大串
- 溝川~時津~琴海ニュータウン~長浦
- (時津~西海~琴海ニュータウン~)自証寺前~長浦~大江橋~火引の浦~小口港
時津町・長与町内発着便を担当している(ただし運行本数は少ない)。一時期ではあったが西海橋西口まで運行していた便もあった。また運用の関係で長崎新地~大串間に担当する便がごく一部存在する。
小口港線は長浦-小口港間の渡船の廃止に伴って1996年に運行が始まった。2008年4月からは自証寺前~小口港間がコミュニティバス化されたが、バス自体は時津から直通運転しており、バスも従来通り大型車が使用されている。[1]
[編集] 長崎新地-バイパス経由時津・長与線
- 溝川~時津~川平有料道路~経済学部前~市役所前~長崎新地ターミナル
- 満永~寺の下~榎の鼻~青葉台団地~南陽台中央~川平有料道路~経済学部前~市役所前~長崎新地ターミナル
- 新開北→時津→川平有料道路~経済学部前~市役所前~長崎新地ターミナル
長崎市中心部と時津町や長与町を西山トンネル・川平有料道路を経由して結ぶ路線で、2005年4月6日改正より新設された。時津から長崎市内まで一般道経由で40分かかるところを半分の20分で結ぶ。車両は一般路線用車両が充当され、ワンステップバスやノンステップバスで運用されることもある。通行料金の支払いには回数券が使用される。
2007年4月9日改正で日中の満永発と時津系統の一部の便、土曜運行便が廃止されるが、新たに朝の通勤時間帯に運行される新開北系統・琴の尾登口系統が運行を開始した。石原・時津方面発着便は井手園から、満永・琴の尾登口発着便は高田(こうだ)ランプから出入りする。経済学部前と西山郵便局前は長崎県営バスの営業範囲であるため、西山郵便局前・経済学部前では市内行への乗車、郊外行からの下車はできない。
長崎駅前を通らないため、両方向とも経由番号は付与されない。
また同系統は住吉や道の尾方面への誤乗が多く、「道の尾方面へはまいりません」という運転手からの案内がなされている。
[編集] スクール
[編集] 北陽台高校
- 長浦~琴海ニュータウン~西海~時津~溝川~寺の下~榎の鼻~北陽台高校
- 新開北~時津~溝川~寺の下~榎の鼻~北陽台高校
- 時津~溝川~寺の下~榎の鼻~北陽台高校
- 金堀団地→溝川→寺の下→榎の鼻~北陽台高校
時間帯など場合によっては担当営業所が異なる場合がある。
[編集] 長崎商業高校
- 時津~榎の鼻~長崎商業(一部大橋発着)
[編集] 明誠高校
- 大橋→住吉→道の尾→時津→明誠高校
- 大江橋→西海→明誠高校(西海行の表示?)
- 明誠高校→長浦→大江橋→小口港
- 琴海ニュータウン→西海→時津→道の尾→住吉→大橋
- 長与ニュータウン~長与駅西口~青葉台団地~南陽台中央~榎の鼻~寺の下~溝川~時津~西海~琴海ニュータウン
[編集] その他
- 道の尾→時津→西海→長浦→大江橋→亀岳→西彼中学校前
- 池原→まなび野団地→シーボルト大学→南陽台中央→榎の鼻→寺の下→溝川→時津→西海→琴海ニュータウン→長浦
- 長崎駅前→大橋→住吉→道の尾→時津→青雲学園前
- 茂木~田上~愛宕町~浜の町~大波止~大橋~住吉~道の尾~時津~青雲学園前
時津‐茂木線の延長で一部南商高前発着のものもある。
[編集] 廃止路線
[編集] 時津・溝川‐青葉台‐サニータウン‐長与駅線
- 時津~溝川~寺の下~榎の鼻~青葉台団地~サニータウン~池原~長与駅
路線のルーツは2000年4月6日改正より運行を開始した長与駅‐長与町内循環線にさかのぼる。2002年4月8日改正より循環運行を廃止し長与駅‐長崎商業線となり、2003年4月7日改正より長崎商業に代わり溝川発着となる。翌年には一部の便が運行区間を時津まで延長するが、2005年4月6日改正で廃止されている。
[編集] 車両
配属車両の3分の2をいすゞ車が、残りの3分の1を日野車が占めている。三菱車は在籍していない。