遠藤三郎
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遠藤 三郎（えんどう さぶろう、1893年1月2日 - 1984年10月11日）は、日本陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。
[編集] 経歴
山形県出身。呉服商・遠藤金吾の三男として生まれる。高等小学校、仙台地方幼年学校、中央幼年学校を経て、1914年5月、陸軍士官学校（26期）を卒業、同年12月、砲兵少尉に任官し横須賀重砲兵連隊付となる。陸軍砲工学校高等科を優等で卒業し、陸軍重砲兵射撃学校教官などを経て、1922年11月陸軍大学校（34期）を優等で卒業。
野戦重砲兵第1連隊中隊長、参謀本部員などを経て、フランス陸軍大学校に留学し1929年5月に卒業。その後、参謀本部作戦参謀、関東軍作戦主任参謀、陸大教官、野戦重砲兵第5連隊長、参謀本部課長兼陸大教官などを歴任し、1937年12月、兵科を航空兵科に転じ航空大佐となる。兼大本営研究班長、浜松陸軍飛行学校付などを経て、1939年8月、陸軍少将に進級。
関東軍参謀副長、第3飛行団長、陸軍航空士官学校幹事などを歴任し、1942年12月、陸軍中将となり航空士官学校長に就任した。さらに、陸軍航空本部総務部長、軍需省航空兵器総局長官などを歴任し、1945年12月、予備役に編入された。
1947年2月から約一年間、戦犯容疑により巣鴨プリズンに入所した。1961年8月、日中友好元軍人の会を結成した。
[編集] 著書
- 『日中十五年戦争と私 - 国賊・赤の将軍と人はいう』日中書林、1974年
[編集] 文献
- 宮武剛『将軍の遺言 - 遠藤三郎日記』毎日新聞社、1986年。
