谷口雅宣
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谷口 雅宣(たにぐち まさのぶ、1951年12月24日 -)は生長の家副総裁。東京都出身。現生長の家総裁・谷口清超、白鳩会総裁・谷口恵美子の二男。青山学院大学法学部卒業、米コロンビア大学修士課程修了(国際関係論)。
生長の家創始者・谷口雅春の孫として出生。当時既に谷口清超夫妻の長男は幼少にして昇天しており、実質的には谷口家と生長の家の3代目と認知される。
青山学院大学法学部卒業後、アメリカへ留学し、帰国後に産経新聞横浜支局に新聞記者として勤務し、1979年には当時スチュワーデスをしていた小野純子と結婚する。その後、新聞社を辞して生長の家の教団に奉職し、主に広報・出版・総合企画部門で手腕を振るう。
1985年6月17日に雅春が死去すると、同年11月22日に父親の清超が第2代総裁に就任。その後1990年の同日に、当時教団の副理事長となっていた雅宣が、副総裁に就任。清超と共に講習会への講師としての出講を行うようになっていく。
副総裁就任後は、1993年に「国際平和信仰運動」を提唱し推進、日本政府による大東亜戦争への反省や戦争責任の追及、安易な人権感覚からの女系・女性天皇の推進を表明するなど、これまでの愛国・保守的教義の転換を積極的に進めている。また近年では、地球環境問題や遺伝子操作・生命倫理問題、エネルギー問題などの現代科学に対する宗教者の立場からの主張が多く、教団の教義にもその意向が強く現れてきている。しかし、こうした谷口の志向性にたいし、生長の家内部からも、その宗教的資質に関し、疑問の念を呈する者も多くなっているようである。
2005年2月頃、谷口清超が体調を崩したことにより、総裁職の業務の大半を行う「総裁代行」を兼務。以後実質的な教団の指導者として運営を行っている。
2001年より自身の ホームページ を開設。その当時より続く「小閑雑感」と題した小文集は、2005年よりブログ化され、日々更新が続いている。
白鳩会副総裁である妻・谷口純子との間に、3人の子供(2男1女)がいる。