自由民主党青年局

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自由民主党青年局（Youth Devision, Liberal Democratic Party、じゆうみんしゅとうせいねんきょく）とは、自由民主党の組織局の一つ。主に、若手の議員によって構成される機関である。通例、自民党青年局と呼ばれる。

国会議員によって構成される党本部の青年局と地方支部の青年局があるが、特に断りがない場合、通常前者をさす。

[編集] 概要

[編集] 参加資格

自民党青年局は、45歳以下の自由民主党員で構成される。党所属の国会議員を初め、地方議員、サラリーマン、学生も45歳以下であれば、青年局に所属することができる。

党本部の青年局役員は、大臣・副大臣・政務官などの職にある者を除く者の中から、総務会の承認を経て任命される。この規定と年齢制限により、青年局は当選1・2回生がほとんどを占める。45歳以下の議員全員が自動的に青年局所属となるわけではなく、2008年3月現在、自民党の45歳以下の国会議員76名中、青年局所属は55名である。

[編集] 台湾との関係

自民党青年局の重要な性格として、自民党における唯一の対台湾窓口期間であることがあげられる。これは、当時の海部俊樹青年局長・小渕恵三青年部長が、台湾の蒋経国との間で、お互いの窓口を自民党青年局・中国青年反共救国団（現在の救国団）とすると合意したことに遡る。

以降、毎年日本-台湾間の相互訪問を実施しており、1972年の台湾との国交断絶後も続いている。

[編集] 組織・運営

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[編集] 党本部青年局

[編集] 青年局長

党本部の青年局長は、「若手政治家の登竜門」と呼ばれる。実際、過去の青年局長経験者をみると、竹下登・宇野宗佑・海部俊樹・安倍晋三の4名が後に総裁・総理まで登りつめた他、麻生太郎・中川昭一・額賀福志郎などの有力政治家が名を連ねる。現在の福田康夫内閣にも、大臣18名中、青年局長経験者が3名（額賀福志郎・渡海紀三朗・岸田文雄）入閣している。
なお、ハマコーこと浜田幸一とその息子・浜田靖一は、親子で青年局長に就任した唯一の例である。

また、青年局長は青年層の代弁者として、役員連絡会や自民党における最高意思決定機関、総務会にも出席を求められる。

歴代青年局長は以下の通り。

自由民主党青年局長
代	青年局長名	在任期間	所属派閥
1	田中久雄	年 - 年
2		年 - 年
3		年 - 年
4	竹下登	年 - 年
5	宇野宗佑	年 - 年
6	海部俊樹	年 - 年
7		年 - 年
8	海部俊樹	年 - 年
9		年 - 年
10	浜田幸一	年 - 年
11		年 - 年
12		年 - 年
13		年 - 年
14		年 - 年
15		年 - 年
16		年 - 年
17	麻生太郎	年 - 年
18		年 - 年
19		年 - 年
20		年 - 年
21	額賀福志郎	年 - 年
22	中川昭一	年 - 年
23		年 - 年
24	渡海紀三朗	年 - 年
25		年 - 年
26		年 - 年
27		年 - 年
28		年 - 年
29		年 - 年
30		年 - 年
31	安倍晋三	年 - 年
32	岸田文雄	年 - 年
33		年 - 年
34	浜田靖一	年 - 年	無派閥
35		年 - 年
36		年 - 年
37		年 - 年
38		年 - 年
39		年 - 年
40		年 - 年
41	萩生田光一	2006年10月 - 2007年8月	町村派
42	井上信治	2007年8月 -	麻生派

[編集] 青年局幹部

党本部における青年局幹部は、青年局長を責任者とし、以下局長代理、部長、広報部・国際部・学生部・遊説部の正副部長、東部・中部・西部の統括部長からなる。局長以外には、役員の肩書きの他に、自動的に「次長」の肩書きがあてられる。そのため、全員が「役員」である。

2008年3月現在の役員は以下の通り。

青年局長	井上信治	麻生派
局長代理	愛知治郎	無派閥	青年部長	山際大志郎	山崎派
広報部長	菅原一秀	無派閥	国際部長	西村康稔	町村派	学生部長	武田良太	山崎派	遊説部長	柴山昌彦	町村派
広報副部長	丸川珠代	無派閥	国際副部長	松本洋平	伊吹派	学生副部長	義家弘介	町村派	遊説副部長	赤間二郎	麻生派
東部統括部長	神取忍	町村派	中部統括部長	岡田直樹	町村派	西部統括部長	田村耕太郎	津島派