真鍋勝己
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
真鍋 勝己 (まなべ かつみ 1968年7月25日 - )は、岡山県倉敷市生まれの元プロ野球選手、セントラル・リーグのプロ野球審判員。眞鍋とも表記される。
[編集] 来歴・人物
岡山県の強豪関西高校から1986年ドラフト6位で阪神タイガースに入団。入団時は投手で背番号は57だったが1987年オフに就任した村山実監督の要請で20に変更する。しかし米国留学を果たしたものの一軍出場に至らず1989年に55に降格。さらに肩を痛めて1991年には外野手に転向するがその年限りで引退。結局一軍出場機会がないまま阪神を退団した。
引退後セントラル・リーグの関西審判部に入局し審判に転向。審判に転向してから出場機会にめぐまれ2007年終了時点で1247試合に出場し、日本シリーズに3回・オールスターゲームに2回出場している。ちなみに同期入局は有隅昭二・佐々木昌信だが出場数はその中でトップであり、早い時期から活躍していることがわかる。
審判員袖番号は1992年の入局以来36だが新採用審判には専用の袖番号の与える時代に入局した審判では関西審判部初である。判定そのものは安定しているが、態度の悪さは選手や監督から不評を買うこともあり、2006年5月7日の広島-中日戦では広島のブラウン監督を侮辱行為により退場させた。
2000年7月20日の阪神-巨人において球審を務めた真鍋は、4回裏、大豊泰昭が投球中タイムをかけたが、それを認めず、投球を続行させストライクを取り三振とした。大豊はこの判定を不服として、真鍋に暴行を加え退場処分とした。
また、2007年5月2日の中日-巨人戦(ナゴヤドーム)において球審を務めた真鍋は、2回裏、見逃し三振の判定に詰め寄り真鍋に言葉を発したタイロン・ウッズを、暴言を吐いたとして退場させた。 中日落合監督によれば、ウッズは「インサイド・ボール」と言っただけであり、落合は、「インサイドボールと言って暴言、退場と言われたのでは、目も当てられない。 審判は冷静にやって欲しい。」 とコメントした。
[編集] 関連項目
阪神タイガース 1986年ドラフト指名選手 |
---|
1位:猪俣隆 / 2位:嶋尾康史 / 3位:八木裕 / 4位:多岐篤司 / 5位:高橋昌也 / 6位:真鍋勝己 |