深紅
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『深紅』（しんく）は野沢尚の小説である。第22回吉川英治文学新人賞受賞。映画化されている。
- 出版社 - 講談社
- ISBN 4-0621-0285-4
- 刊行 - 2000年12月
注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] あらすじ
修学旅行中のある深夜、奏子は担任から家族が事故に遭ったことを知らされ、急遽 タクシーで東京へ向かう。凶報を聞いた時から家族が惨殺されたことを悟っていた奏子はその日以来、宿泊先から病院に向かうまでの「四時間」に幾度も襲われる後遺症をもつことになる。8年後のある日、加害者に自分と同じ年の娘 未歩がいることを知り、素性を隠して近づくことになる･･･。
- 明示されてはいないが、1983年に東京都練馬区で起きた練馬一家5人殺害事件を題材としている、と一般には思われている。
[編集] 映画作品
[編集] キャスト
- 秋葉奏子･･･内山理名
- 都筑未歩･･･水川あさみ
- 中垣明良･･･内田朝陽
- 渡辺拓巳･･･塚本高史
- 奏子（少女時代）･･･堀北真希
- 池田栄一･･･小倉一郎
- 椎名皓一･･･平田満
- 奏子の友人A･･･安めぐみ
- 奏子の友人B･･･あじゃ
- 井原実子･･･南野陽子
- 秋葉雅恵･･･洞口依子
- 朝日荘の大家･･･根岸季衣
- 斎藤佳代･･･田中好子
- 田中医師･･･島田楊子
- 秋葉由紀彦…小日向文世
- 都筑則夫…緒形直人
ほか
[編集] スタッフ
- 原作・脚本 - 野沢尚
- 監督 - 月野木隆
- 主題歌 - 『Lights』 信近エリ（ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ）
- イメージソング - 『Alice』 北出菜奈（エスエムイーレコーズ）
- 企画 - 岩永恵、木村純一、遠藤茂行
- プロデューサー - 河村清信、明石竜二
- 撮影 - 鈴木達夫
- 美術 - 稲垣尚夫
- 音楽 - 沢田完
- 製作協力 - キャン・インターナショナル、今村プロダクション、ミレニアムピクチャーズ
- 製作 - 「深紅」パートナーズ、テレビ朝日、東映、アミューズソフトエンタテインメント、日本出版販売、ギャガ・コミュニケーションズ
[編集] DVD
- 深紅（2006年2月10日）
[編集] 原作との違い
- 奏子の担任である井原先生は下の名前 実子まであるが、原作では井原のみでまたセリフなどからもわかるように男性である。
- 奏子の家族の遺体の収容先が監察医務院から「首都大学付属病院」に変更された。
- 事件の目撃者である当時巡査だった端本は映画編に登場していない。
- 奏子が朝日荘の場所を知るきっかけとなる人物は記者 椎名に対し、原作では巡査 端本である。
