水曜劇場
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水曜劇場(すいようげきじょう)は、TBSテレビ系列で、1961年7月から1982年4月まで、毎週水曜日に放送されていたテレビドラマの枠である。
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[編集] 略歴・概要
1961年に開始した当初は、文芸調を帯びたテーマで新劇の俳優を用いたドラマや、社会派記者もの、あるいは時代劇、と路線を模索していたが、1969年あたりからほのぼのとしてポップな「ホームドラマ」という活路を見出す。
1970年初頭に始まる『時間ですよ』でいわゆる「久世ドラマ」がブレイク、1974年 - 1975年の『寺内貫太郎一家』、『ムー』(1977年)および『ムー一族』(1978年 - 1979年)の爛熟期を経て、1979年の『家路』へと向かっていく。
1979年、本枠のヒットドラマで演出からプロデュース、主演俳優(郷ひろみ、沢田研二)の楽曲の作詞まで手がけていた才人・久世光彦がTBSから独立し、1980年に入ってからの本枠は凋落ムードを迎え、横浜銀蠅ブームをフィーチャーした『茜さんのお弁当』(1981年)が最後の華であった。翌年の最初のクールで「水曜劇場」の歴史は閉じる。
[編集] 主な作品リスト
Category:水曜劇場も参照。
[編集] 1960年代
1 純愛シリーズ
2 こちら社会部
3 アジアの曙
4 国際事件記者
5 楡家の人びと
6 ああ!夫婦(第1部)
- 放送期間:1965年11月3日-1966年3月2日
7 半七捕物帳(第1部)
8 ああ!夫婦(第2部)
- 放送期間:1966年7月27日-1967年3月8日
9 競作女優シリーズ1 悲しみよこんにちは
- 放送期間:1967年3月15日-1967年5月3日
- 主な出演者:南田洋子、梓英子、岩原雅子
10 競作女優シリーズ2 レモンのような女
11 競作女優シリーズ3 ママの貯金
- 放送期間:1967年6月21日-1967年7月26日
- 主な出演者:乙羽信子、屋上久朗右衛門、松山炎太郎
12 競作女優シリーズ4 世界中で一番好きな人
13 競作女優シリーズ5 暢気眼鏡
14 半七捕物帖(第2部)
15 クラクラ日記
16 色はにおえど
17 追跡
18 きんきらきん
19 奇妙な仲
20 待ってますワ
21 甘柿しぶ柿つるし柿
[編集] 1970年代
22 時間ですよ(第1部)
23 こけこっこー!
24 みかんきんかん夏みかん
25 時間ですよ (第2部)
26 はーいただいま
27 おはよう
28 かっこうわるつ
29 時間ですよ(第3部)
30 娘はむすめ
31 寺内貫太郎一家
32 時間ですよ・昭和元年
33 寺内貫太郎一家2
34 花吹雪はしご一家
35 さくらの唄
36 ふたりでひとり
37乱塾時代子育て合戦
38 ムー
39 せい子宙太郎
40 ムー一族
41 熱愛一家・LOVE
42 家路 Mama Don't Cry
43 家路PART2 (「家路」第2部)
[編集] 1980年代
44 なぜか初恋・南風
45 橋田ドラマ 見合い結婚
46 しあわせ戦争
48 ゲンコツにくちづけ
49 嫁が家出した夏
50 ここまでは他人
51 茜さんのお弁当
52 橋田ドラマ 結婚
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[編集] 備考
- 本枠終了から5年半後の1987年10月 - 1989年9月、同じ水曜夜9時台に水曜ドラマを設けていた。
- その後は報道情報番組枠→バラエティ枠となり、現在は「明石家さんちゃんねる」が放送されている。
[編集] 番組の入れ替わり
TBS 水曜21時台 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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水曜劇場
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