東京モノレール1000形電車
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東京モノレール1000形電車(とうきょうモノレール1000がたでんしゃ)は、東京モノレールのモノレール車両(電車)。
1989年(平成元年)7月に営業運転を開始した。6両編成16本(96両)が在籍している。
従来の東京モノレールの車両は2両、3両の編成を組み合わせて最大6両での運転としていたが、この1000形ははじめから6両の固定編成で製造された。制御方式は従来の抵抗制御が踏襲されたが、ブレーキは発電ブレーキ併用電気指令式とされた。6両全車両が電動車で最高速度は80km/hである。2002年(平成14年)9月からワンマン運転を開始した。
当初はクリーム色に赤帯の塗装だったが、2000年(平成12年)12月より青、白、オレンジの3色の塗装へ順次変更された(後述の広告車を除く)。ワンマン運転開始と前後して編成全体を広告車両とした車両も登場しており、ロッテのガムの広告車として2編成が青と緑一色の塗装に変更された。2007年(平成19年)現在は広告掲載はしていないが塗装はそのままとなっている。また1編成が「特別塗装」として東京モノレール開業時の車体塗装を復元している。
800形以前の車両は製造から10~15年で車両代替が行われたが、1000形は初期型の登場から18年が経過する2007年時点でも東京モノレール在籍車両の8割を占める主力形式である。
羽田駅が終着駅だった時期に、フロントガラスの運転台下の部分にローマ字併記の行先表示板が設置されたり、その後試験目的で車掌台側の車両番号表記の上にLED式の行先表示器が設置されたこともあったが、ほとんどの列車がモノレール浜松町 - 羽田空港(当時)間の通し運転だったこともあり効果がなく、いずれも撤去された。2004年に快速列車の運転時間帯を拡大した際に各車両の側面にLED式種別表示器が設置されたが、行先表示は省略されている。