東ソー
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種類 | 株式会社 | ||
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市場情報 |
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本社所在地 | 〒105-8623 東京都港区芝三丁目8番2号 |
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電話番号 | 03-5427-5103 | ||
設立 | 1935年(昭和10年)2月11日 | ||
業種 | 化学 | ||
事業内容 | 基礎原料事業、石油化学事業、機能商品事業 | ||
代表者 | 土屋隆(代表取締役社長) | ||
資本金 | 406億33百万円 | ||
売上高 | 連結 8,273億94百万円 単体 5,767億50百万円 |
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総資産 | 連結 8,169億94百万円 単体 5,416億91百万円 |
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従業員数 | 連結 11,088名 単体 2,510名 |
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決算期 | 3月末 | ||
主要子会社 | 大洋塩ビ、日本ポリウレタン工業 オルガノ、東ソー・クォーツ |
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関係する人物 | 田代圓(会長) | ||
外部リンク | www.tosoh.co.jp | ||
特記事項:各種経営指標は2008年3月期 | |||
東ソー株式会社(とうソー、TOSOH CORPORATION)は、日本の総合化学メーカー。本社は東京都港区にあるが、登記上本店は山口県周南市(旧・新南陽市)。旧社名は東洋曹達工業。
苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー(VCM)、ポリウレタンといった「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業に加え、石油化学事業(オレフィン、ポリエチレン、合成ゴム等)や機能商品事業(無機・有機ファイン製品、計測・診断製品、スパッタリングターゲット、電解二酸化マンガン、ジルコニアセラミックス、石英ガラスなど)をコアとして事業展開を行っている。
南陽事業所は、単一工場としては日本最大規模となる敷地面積(3km²)と自家発電設備(675,000kW)を有し、周南コンビナートの中核をなしている。
設立当初から日本興業銀行(現・みずほコーポレート銀行)と関わりが深く、初代社長が技術系出身だったほかは、2代目から5代目の社長はすべて同行の出身者だった。
目次 |
[編集] 沿革
- 1935年 - 日本曹達工業(現・トクヤマ)を退社した岩瀬徳三郎らによって、山口県都濃郡徳山町(現・周南市)の岩瀬宅に東洋曹達工業(株)設立。
- 1936年 - 都濃郡富田町(現・周南市)で南陽工場操業。
- 1971年 - 四日市工場操業。
- 1975年 - 山形県酒田市を地盤とする(株)鐵興社と合併。
- 1983年 - 旧鐵興社の酒田、石巻工場を分離して東北東ソー化学(株)を設立。
- 1987年 - 東ソー(株)に社名変更。
- 1990年 - 新大協和石油化学(株)と合併。
- 1996年 - 塩化ビニル樹脂事業を分離し、東ソー・三井東圧化学(現・三井化学)・電気化学工業の共同出資による大洋塩ビ(株)を設立。
[編集] 事業所
[編集] 支店・営業所
[編集] 事業所・事務所
[編集] 研究所・技術センター
[編集] 主要関連企業
- 東北東ソー化学
- 東ソー機工
- 東ソー・ファインケム
- 東ソー・エフテック
- 東ソー有機
- 東ソー・シリカ
- 東ソー物流
- 日本ポリウレタン工業
- 保土谷化学工業
- ロンシール工業 - ※以前、チッソグループだった時期もあった
- 東邦アセチレン - ※同社に合併された鐵興社のグループ企業で、山形県地盤
- オルガノ - ※水処理装置トップ
- 大洋塩ビ - ※塩化ビニル樹脂の製造
- 洋林建設
- プラス・テク
- 太平化学製品
[編集] 関連項目
- 高杉良 - 小説『バンダルの塔』では、東洋曹達工業(当時)からイラン・ジャパン石油化学会社(IJPC)に出向する社員が登場する。
- イラン・ジャパン石油化学会社 - 1970年代に三井物産・東洋曹達工業などが出資してイランに巨大な石油化学コンビナートの建設工事が進められたが、1979年のイラン革命、1980年のイラン・イラク戦争により計画は頓挫し、東洋曹達工業の経営悪化を招いた。