星置川
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星置川 | |
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星置川下流と手稲山(2005年11月) |
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延長 | 8 km |
水源の標高 | -- m |
平均流量 | -- m³/s |
流域面積 | -- km² |
水源 | 手稲山(札幌市手稲区) |
河口 | 石狩湾(小樽市) |
流域 | 北海道札幌市(手稲区)、小樽市 |
星置川(ほしおきがわ)は、北海道札幌市と小樽市を流れ、日本海の石狩湾に注ぐ川である。東に西に著しく流路を変えた歴史を持つ。扇状地の頂に星置の滝がある。長さ約8kmだが、二級河川としての指定区画は2.33kmである。二級河川星置川水系の本流。
目次 |
[編集] 流路
奥手稲山の東、札幌市手稲区に源流を発し、小樽市と札幌市の境の山中を北東に向かう。滝の沢川を合わせてから、星置の滝付近で平地に出て星置川扇状地を作る。川の方は北西に向きを変え、自身が古い時代に造った扇状地を掘り込んで谷を作る。旧扇状地の北西端で、小さな新しい扇状地を作り、その後は北に向きを変える。ほしみ駅付近で札幌市に入り、キライチ川をあわせ、小樽市内に入って、直線的に流れて石狩湾に注ぐ。
領域の上流は山林が卓越し、星置の滝あたりから住宅が増える。下流の小樽市内では工場が多く、河口に近くなると林と笹が多くなり、最後は銭函海水浴場を左に、大浜海岸を右にした砂浜で海に出る。キライチ川との合流点には星観緑地という公園があり、中に星観橋という徒歩専用の三叉の橋がある。
[編集] 歴史
アイヌ語由来の地名だが、元の言葉には諸説ある。一説に、星置の滝の別称ホシポキに由来し、アイヌ語で「崖の下」あるいは「下の崖」という。
かつて星置川は、下流で大きく曲がって海岸と平行に東に流れ、今の新川の河口で海に注いでいた。札幌市と小樽市の境界をなす今の清川の流路である。この下流部を小樽内川といい、小樽という地名の由来となったが、小樽の町はその後西に移転して語源の川から離れた。分水嶺を越えた南にある小樽内川は、小樽市とはかかわりないまったく別の川である。
支流の滝の沢川沿いに、1893年(明治26年)に手稲鉱山が発見された。金、銀、銅など多くの鉱物を産したが、1970年(昭和45年)に閉山した。
大正時代に、この川は海岸と平行に西に、今のポンナイ川の流路を流れるように切り替えられた。この水を用いて下流部で水田が開かれた。川は銭函で北に転じて海に出た。
1983年(昭和58年)に、今度は海までまっすぐ出るように変更を受けた。このため水田のための水利用が難しくなり、減反もあいまって流域の稲作は激減し、かわって住宅と工場が並ぶようになった。
[編集] 川の利用
滝の沢川合流点の右岸に宮町浄水場があって、札幌市手稲区の西部に水道水を供給している。河口付近でウグイやカワガレイが、上流にはニジマスが釣れる。数は少ないが、毎年鮭が上る。
[編集] 支流 - その分流
- 滝の沢川
- キライチ川 - 谷地川