日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約
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日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約(にほんこくとちゅうかじんみんきょうわこくとのあいだのへいわゆうこうじょうやく)とは、1978年8月12日、日本の東京で日本国と中華人民共和国との間で締結された条約である。
一般に日中平和友好条約で知られる。
1972年の日中共同声明を踏まえて、日本と中国の友好関係の発展のために締結された条約である。
目次 |
[編集] 調印
- 日本側
- 中華人民共和国側
- 外交部長 黄華
[編集] 要旨
内容は基本的に日中共同声明の文面を踏襲したものとなっている。主権・領土の相互尊重、相互不可侵、相互内政不干渉が記述されているのが特徴。中国側は賠償金請求を放棄する代わりに、日本側からODA等の巨額な経済援助を勝ち取り、その後の経済成長に繋げた。
[編集] 関連項目
- 福田赳夫 - 本条約締結時の内閣総理大臣
- 日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明(日中共同声明、1972年) - 田中角栄
- 平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する日中共同宣言(1998年)