新木駅 (千葉県)
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新木駅(あらきえき)は、千葉県我孫子市新木にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)成田線の駅である。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。長らく無人駅であったが、利用者の増加に伴い、1998年12月からは業務委託駅(京葉企画開発)となって、早朝・深夜を除いて駅員が配置されるようになった。かつては我孫子方にコンクリート製の駅舎があったが、現在は取り壊されて出入口(西口)も閉鎖されている。2006年にはホームのリフレッシュ工事が行われた。
- のりば
北側から、
1 | ■成田線 | 成田方面 |
我孫子・上野方面 | ||
2 | ■成田線 | 我孫子・上野方面 (行き違いをするとき) |
- 行違いのない時間帯は、我孫子方面行列車も1番線を使用する。これは、2番線の着発時に速度制限(成田方で35km/h、我孫子方で45km/h、一方1番線は成田方で55km/h、我孫子方で制限なし)を受けるためである。</ref>
- 駅の南と北にある出入り口とホームが跨線橋で結ばれており、跨線橋からホームへの位置に改札がある。列車が到着するたびに駅員が駅事務室からこの改札に出向きホームから外に出る人のチェックのみ行い、外からホームに入る人は改札をそのまま通り抜けてホームの中ほどにある駅事務室で切符を購入する。駅事務室にはPOS端末の設置された有人窓口のほか自動券売機が一台ある。みどりの窓口は未設置。簡易Suica改札機設置駅。乗車駅証明書を発行する機械も置かれている。
- 北口・南口ともに駐輪場が整備されている。
[編集] 利用状況
- 2006年度の乗車人員は1日平均2,971人であった。
- ここ5年我孫子支線内では我孫子駅を除き第1位の上昇率を示している。
- 駅を利用する人口が増えているが、ホームは狭いままで、通学時間帯にはホームからはみ出してしまいそうなほどの混雑になることもある。また、雨の日には、屋根が改札口~駅事務所付近の数十メートルしかない為、そこに人が集中しやすい。
[編集] 駅周辺
区画整理事業の対象となった南口駅前は5年ほど前まではほぼ何もない更地の状態であったが、最近は宅地造成が進み沿線人口も増加している。ただ、後記するように、区画整理の過程でトラブルも起きている。 南口周辺は我孫子市の定める禁煙重点地域となっている。
- 北口
- 国道356号(利根水郷ライン)
- 気象台記念公園
- 京葉銀行新木野支店
- 新木野団地
- 千葉県立我孫子特別支援学校
- 我孫子市立新木小学校
- 県営我孫子新木団地
- 南口
- メディカルプラザ
- 新堀自動車専門学校
- 布佐平和台西部地域
- 南新木団地(造成中)
- 私立布佐台幼稚園
- 我孫子市立布佐南小学校
- サンクス新木駅前店
- マルヤ新木店
[編集] バス路線
- 南口
- あびバス - 新木駅南口
- 我孫子市が阪東自動車に委託している市民バスで、全線100円の均一料金で利用できる
[編集] 歴史
- 1958年(昭和33年)4月1日 - 日本国有鉄道の駅として開業。旅客のみ取扱い。
- 1979年(昭和54年)4月1日 - 北口側跨線橋供用開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本に継承。
- 1998年12月1日 - 無人駅から業務委託駅に格上げ。
- 2001年12月16日 - 南口側跨線橋供用開始、新木駅西口閉鎖。
- 2006年3月20日 - ホームの嵩上げ完成。
[編集] 区画整理に伴うトラブル
南口駅前の土地区画整理組合が、崇教真光に土地を売却した鹿島に対し区画整理組合の理事会は道場建設用地売却反対の決議をし、抗議した。(朝日新聞 2006年12月14日朝刊 33面(地方面(千葉))) なお、平成18年6月の鹿島建設と崇教真光の土地売買契約の第17条には「土地権利の譲渡については、区画整理組合から承認が得られる事を停止条件とし、売主・買主は互いに協力して区画整理組合に対し権利譲渡承認申請手続を行う事」となっており、かつ、新木駅南側土地区画整理組合では平成18年12月11 日に、売却に反対し、売買契約を承認しない旨、決議している。鹿島は「土地売買は適法で、買い戻しできない」と主張しているが、区画整理組合が土地権利の譲渡について反対していることから、売買契約の法的有効性が疑問視されている。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
成田線 (我孫子‐成田) |
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我孫子 - 東我孫子 - 湖北 - 新木 - 布佐 - 木下 - 小林 - 安食 - 下総松崎 - 成田 |