川本喜八郎
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川本 喜八郎(かわもと きはちろう、1925年1月11日 - )はアニメーション作家、人形作家である。東京都出身。旧制横浜高等工業学校(現・横浜国立大学工学部)建築学科を卒業後、東宝撮影所美術部に勤務。フリーの作家となった後、数々の人形アニメーションの制作を手がけている。
1982年、NHK人形劇『三国志』の人形美術を担当した際には、子ども向けの番組ながら大人の鑑賞に十分に堪える作品を提供して好評を博した。
2007年3月25日、長野県飯田市に「川本喜八郎人形美術館」がオープン。製作に携わった作品の人形が随時入れ替えられて展示されている。
日本アニメーション協会会長(1996年~)。
[編集] 作品
- 1968年 - 『花折り』
- 1972年 - 『鬼』
- 1976年 - 『道成寺』
- 1979年 - 『火宅』
- 1982年~1984年 - NHK『人形劇 三国志』
- 1993年~1995年 - NHK人形歴史スペクタクル『平家物語』
- 1988年 - 『不射之射』(中国との合作)
- 1990年 - 『いばら姫またはねむり姫』(チェコとの合作)
- 2005年 - 『死者の書』第39回シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門特別賞受賞