宮城県志津川高等学校
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宮城県志津川高等学校(みやぎけんしづがわこうとうがっこう)は、宮城県本吉郡南三陸町に所在する県立高校である。本校は連携型中高一貫校である。
目次 |
[編集] 概要
- 設置学科 全日制課程
- 普通科
- 情報ビジネス科
通常1学年4クラスから編成されている。
[編集] 校舎概要
上空から見るとカタカナの「エ」の形をしている。左上部端が独立しておりその独立校舎部分が「文理類」にあたる二年四組と三年四組の専用校舎である。 独立校舎部分は3階建てで、
3F コンピュータ室
2F 二年四組
1F 三年四組
となっており、「教養類」にあたる二組、三組、情報ビジネス科の一組はこの独立校舎を利用するのはコンピュータ学習の際だけである。
[編集] 情報ビジネス科
情報処理及び経営に関する知識と技術を習得し、産業や経済の変化に幅広く対応でき、ビジネスに関する情報を適切に処理する能力と態度を育てることを目標とする。二年次より情報システム類、ビジネス会計類の二類型に分かれ、進路に適した学習を深めることが期待される。情報ビジネス科は通常1組が該当クラスになる。なお、情報ビジネス科は三年間クラス替えがない。
[編集] 普通科
一年次は全員同一科目を履修する(一年次から英数は第一回目のテストの結果により、応用クラスと通常クラスにそれぞれ分かれる)が、二年次より教養類・文理類の二類型に分かれる。教養類は一般企業への就職や専門学校への進学を目指す類型であり、文理類は四年制大学・短期大学・高等看護学校などの進学を目指す類型である。三年次には教養類は教養系と生活系、文理類は文系と理系に分かれ、それぞれの分野で将来の進路に向けた具体的な学習を行う。 文理クラスは通常「4組」であり、二年次のクラス編成の後そのまま三年次に進級するのでクラス替えがない。
[編集] 尾形杯
初代校長の名前に因んだ「尾形杯」という一年間を通したいわばペナントレースのようなイベントがある。「合唱コンクール」「体育祭」「文化祭」「マラソン大会」の四つの行事において優勝なら10点、二位なら5点というようにそれぞれ加点していき、最後の行事であるマラソン大会終了時に総合点を競う。優勝したクラスに青銅のトロフィーが授与される。
優勝クラスは凡そ情報ビジネス科である「1組」か文理クラスである「4組」であることが多い。それは2組と3組が常にクラス替えをされるのに対して、1組と4組は二年以上同じメンバーで闘うことになり、結束力が高く、長期的戦略を立てることが可能であるからと思われる。
[編集] 連携型中高一貫校
- 連携中学校
- 南三陸町立志津川中学校
- 南三陸町立入谷中学校
- 南三陸町立戸倉中学校
- 南三陸町立歌津中学校
[編集] 所在地
- 宮城県本吉郡南三陸町志津川字廻館92-2
北緯38度40分50.2秒東経141度26分19.4秒
[編集] 沿革
- 1924年(大正13年) - 町立志津川実科高等女学校として開校
- 1948年(昭和23年) - 現在の宮城県志津川高等学校に名称変更。男女共学校となる。
- 1969年(昭和44年) - 商業科設置
- 1996年(平成8年) - 学科改編によりこの年の入学生より商業科を廃止、情報ビジネス科を設置
- 2003年(平成15年) - 連携型中高一貫教育開始
- 2004年(平成16年) - 創立80周年
[編集] 進路
就職と進学がほぼ半分で、その中でも進学では大学進学よりも各種専門学校への進学の方が多い。
[編集] 主な卒業生
- まきのめぐみ(歌手)