宗谷トンネル
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宗谷トンネル（そうやトンネル。仮称）は、将来、北海道とサハリン（旧樺太：以下サハリンと表記）の間に建設される可能性のある海底トンネル。
北海道の最北端・宗谷岬とサハリンの最南端・クリリオン岬（日本統治時代の名称：西能登呂岬）の間は約43kmで、この直線上で宗谷海峡（ロシア名：ラペルザ海峡）の最深部は約70mである。北海道とサハリンでは、地質には大きな違いがなく、技術的な側面では、トンネルの建設は青函トンネルよりも難しくはないと見込まれる。
従来は北海道以南の在来線とサハリンの鉄道の大半は線路の幅（軌間）が同じ1067mm（狭軌）で敷設されたため、トンネルが建設されてしかるべき設備の建設や車両の導入がなされれば、技術的には鉄道の直通運転が可能になるとされていた。しかし、現在サハリン州はロシア本土と同じ1520mm軌間への改軌を進めており、これが完成するとサハリンと北海道の間で台車交換もしくはフリーゲージトレインの導入、貨物の積み替え基地の建設といった対策が必要になる。
さらに、タタール海峡（日本名：間宮海峡）にも海底トンネルを建設し、バイカル・アムール鉄道、シベリア鉄道との直通運転をおこなうことも視野に入れられている。
これまでのところ、このトンネルの建設について日本・ロシア政府間で公式に話し合われたことはないが、民間における建設推進の動きとして、シベリア鉄道国際化整備推進機構発足準備委員会（山口英一会長）によるものなどがある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- オホーツクギャラリー
- 未来 夢のあとさき
- 国際情勢の分析と予測
- 世界の海底トンネルプロジェクト（大成建設㈱技術センター 企画小委員会委員 青木智幸） ※ PDF文書
- 国際列車案内所
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