大牟田4人殺害事件
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大牟田4人殺害事件(おおむた4にんさつがいじけん)とは、2004年9月18日以降に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件。被害者側も容疑者側も家族単位(被害者側は友人を1名含む)で4人ずつ、また裁判で被疑者である家族4名全員に死刑判決が下った特異な事例である。金銭トラブルが原因で連鎖的な殺人、死体遺棄に至ったと推測されているが、未だに真相は解明されていない。
[編集] 概要
2004年9月17日、道仁会系北村組幹部だった当時60歳の父親と45歳の母親が、被害者の58歳の女性より金を借りていたが被害者が金を貯め込んでいると考え奪い取る計画を立てていることを当時23歳の元力士の長男と20歳の次男が知り、翌日の9月18日に被害者宅に乗り込み被害者を絞殺し26万円を奪い取るが、その場に居合わせていた被害者の18歳の高校生だった長男と同級生の17歳の男子高生の友人を拳銃で射殺。3人を車に乗せ、一家で共謀し諏訪川に沈める。
事件から2日後の9月20日に15歳の高校生だった次男を絞殺した。
事件は2日後の9月22日に警察が動き、母親が死体遺棄容疑で逮捕された。
この事件で、被疑者一家は被害者一家に対する死体遺棄、強盗殺人およびおよび殺人容疑、銃刀法違反により逮捕された。長男は検察庁舎より逃亡し、単純逃亡罪で追起訴された。
[編集] 逮捕と裁判の過程
- 容疑者側は、自殺未遂(拳銃によるものを含む)や検察庁舎からの逃亡事件を起こしたほか、法廷内でも被告同士での口論や被害者遺族への暴言を吐く、刑務官に殴りかかるなど、事件の解明については非協力的な姿を見せることが多く、事件の詳細については公判過程でも明確にされていない部分は多い。
- 裁判で父親は一人でやったと主張。母親は自分は従属的だったと主張。だが、一審・二審共に実行犯でなくとも主導したのは母親であったと認定している。