大文字研二
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大文字 研二（だいもんじ けんじ、本名：田村 研二（たむら けんじ）、1940年2月21日-）は、京都府京都市下京区出身、中村部屋（後に二所ノ関部屋）所属の元大相撲力士。得意手は左四つ、上手投げ。身長183cm、体重105kg（現役時）。最高位は西前頭5枚目（1970年1月場所）。
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[編集] 経歴
地元の中学校を卒業後プロレスラーとして活躍していたが、中村部屋（師匠は、元前頭1・楯甲）の元幕下・甲潟にスカウトされたのを機に角界入り。1956年3月場所、16歳で初土俵を踏んだ。四股名は、地元・京都市の祭り（五山送り火）に因んだ「大文字」を名乗り、引退まで通した。初土俵の同期には、後の関脇・開隆山や前頭・栗家山などがいる。その後、中村部屋が解散した事に伴い、1962年7月からは二所ノ関部屋に移籍している。同年11月場所、22歳で十両昇進。新十両の場所は大きく負け越して1場所で幕下に落ちたが、1963年11月場所で2度目の十両昇進を果たすと、以後は長く十両に定着した。そして1966年11月場所、初土俵から10年8ヶ月かけて待望の新入幕を果たす。軽量というハンデのため幕内での活躍はあまりなかったものの、十両には通算51場所（歴代4位タイ。1位は大潮・蜂矢の55場所）在位するなど、関取としては永く土俵に上がった印象が強い。現役晩年は幕下に下がり、西幕下3枚目の地位で途中休場した1973年7月場所を最後に33歳で引退した。引退後は年寄・押尾川を短期間襲名した後、西岩に名跡変更。二所ノ関部屋から押尾川部屋、片男波部屋、二子山部屋、大鵬→大嶽部屋で後進の指導に当たり、2005年2月20日限りで日本相撲協会を停年退職。相撲協会では大阪場所担当委員という役職にあったので、停年直後の2005年3月場所のみ臨時嘱託という身分で場所の運営に務めた。
プロレス時代の癖なのか、仕切り直しのたびに左腕を前に突き出して相手を睨む所作で観客を沸かせた。左差し右上手を取って、半身の体勢から引きずるような上手投げを打つ取り口だった。幕下時代に、珍しい五輪砕きという技を見せた事がある。
[編集] 主な成績
- 現役在位：101場所
- 通算成績：598勝579敗15休1分 勝率.508
- 幕内在位：7場所
- 幕内成績：43勝62敗 勝率.410
- 各段優勝：序二段1回（1957年1月場所）、十両1回（1966年9月場所）
[編集] 年寄変遷
- 押尾川 研二（おしおがわ けんじ）1973年7月-1973年9月
- 西岩 研二（にしいわ -）1973年9月-2005年2月
