大北 (名護市)
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[編集] 概要
かつて沖縄本島北部の中心だった名護町大兼久の北に位置していたことから、大兼久の頭文字の「大」と北を取って名付けられた。その後東江、城区、港区とあわせて名護市字名護の一行政区だったが、2000年に行われた住居表示で正式な町名となり、1丁目~5丁目がつけられた(当地域をもって名護市字名護・宮里地域の大規模住居表示は完了)。しかし国道58号から外側の大北地域では地形上、土地区画が未整理で住居表示ができなかったため現在でも「名護市字名護」のままである。
名護市街地の郊外に位置し、元々かつての国道58号(復帰前は政府道1号線)だった沖縄県道71号名護宜野座線沿いに集落が集中し半分以上は山林・畑だったが、復帰前後から山林・畑だった県道(旧国道)から離れた部分の整備が進んだ。そして現在の国道58号である名護バイパスが全線開通すると山原方面の交通量は旧国道からそちらへ移るとともに、国道バイパス沿いに高層住宅や店舗が建ち並び、本島北部の商業の中心がこれまでの城区・大中区の商店街からこちらに移るようになった。しかし国道沿いでも未開発地域があり、畑が残っているところもある。
[編集] 大北1丁目
大北地域ではもっとも南に位置する。一部土地区画されたところもあるが、おおむね古くからの集落である。
[編集] 主要施設
- 沖縄県立農業大学校
- 名護大北郵便局
- 沖縄コカ・コーラボトリング名護営業所
[編集] 大北2丁目
大北地域ではもっとも東に位置しており、唯一県道(旧国道)の外側にある。名護岳の麓にあり、斜面に沿って集落がある。
[編集] 主要施設
- 沖縄森永乳業北部営業所
[編集] 大北3丁目
おおむね復帰前後から土地区画整理されたところで、名護団地や大北団地の集合住宅もこちらに集中している。国道沿いは未開発地域もあり手付かずの状態である。将来名護東道路の終点である大北インターチェンジが設置予定(これを機に未開発地域でも整備されるのと思われる)。
[編集] 主要施設
- 北部ダム統合管理事務所
- 沖縄県企業局名護浄水場
- タウンプラザかねひで大北店
[編集] 大北4丁目
南側は3丁目とともに復帰前に土地区画整理されたところだが、北側では復帰後に土地区画整理されており国道沿いでは畑が残っており未開発地域もある。
[編集] 主要施設
- 北部国道事務所
- 沖縄県立名護商工高等学校(2007年に北部工業高校と名護商業高校が統合して開校。統合前は前者の敷地)
- 名護市立大北小学校
[編集] 大北5丁目
復帰後に土地区画された地域で、名護バイパスが開通した1990年代から店舗や高層住宅が建ちはじめた。北西部の一部は元々為又(びいまた)の一部だった。
[編集] 主要施設
[編集] 字名護の大北地域
2000年の住居表示の実施対象から外れた地域で、一戸建住宅も変電所向かいに数戸建っている。変電所付近を除いては名護バイパス開通後に開発されており、1990年代初めに名護自然動植物公園が開園したのを開園したのを皮切りに、1996年に近くにホームセンター、2004年に大型スーパーのイオンが相次いで進出し、隣の為又や宮里とならんで今では沖縄本島北部の商業の中心地へと成長した(かつてはダイエーも進出検討していたが経営悪化で断念した)。
[編集] 主要施設
[編集] 交通
[編集] 道路
- 国道58号
- 沖縄県道71号名護宜野座線(1987年まで国道58号だった。本部循環線を経て1993年より現在の路線名)
[編集] 路線バス
高速バス(111番)と備瀬線(70番)を除く名護バスターミナルを発着するすべての路線バスが当地域内を通っているが、終日通っているのは以下の路線のみ。
- 65番・本部半島(渡久地廻り)線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 66番・本部半島(今帰仁廻り)線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 67番・辺土名線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 72番・屋我地線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 73番・川田線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
以下の路線は平日の朝夕のみ、名護高校前・名護商工高校前バス停の道路(高校通り)を通る路線。
- 20番・名護西線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 21番・名護東線(琉球バス交通)
- 70番・備瀬線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 76番・瀬底線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 77番・名護東(辺野古経由)線(沖縄バス)
- 78番・名護東部線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 120番・名護西空港線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
なお当地域内には大北、大北二区、名護商工高校前の3つのバス停がある。大北、大北二区はいずれも県道(旧国道)を通っており、国道は通らない。また名護商工高校前は平日の朝夕の高校経由路線のみ停車。