大分郡

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大分郡（おおいたぐん）は2005年 9月30日まで大分県の中部に存在していた郡。人口40,723人、面積409.90 km²（2003年）。

2005年9月30日の時点で以下の3町を含んでいた。2005年10月1日に全体が由布市として新設合併となり、大分郡は消滅した。

庄内町（しょうないちょう）
挾間町（はさままち）
湯布院町（ゆふいんちょう）

野津原町は、2005年1月1日に大分市に編入され、大分郡から離脱した。

[編集] 沿革

[編集] 古代

天平12年（740年）頃までに成立したとされる『豊後国風土記』において、豊後国の8つの郡のひとつとして大分郡が挙げられている。同書の大分郡の条によれば、景行天皇が巡幸した際に、地形を見て、広く大きいので碩田国（おほきたのくに）と名付けたもののが訛ったとされる。範囲は、概ね現在の大分市の一部（旧佐賀関町及び東部の一部を除く）、別府市の一部（東部）、由布市の一部（旧庄内町南部、湯布院町を除く）にあたる。

また、承平年間（931年 - 938年）に成立した『和名類聚抄』には、この郡に、阿南、稙田、津守、荏隈、判太、跡部、武蔵、笠租、笠和、神前の10郷があったと記されているが、笠租と笠和は重複であるという説もある。

[編集] 近代

明治22年4月1日	明治22年 - 昭和19年		昭和20年 - 昭和29年		昭和30年 - 昭和63年			平成元年 - 現在	現在
大分町	明治40年4月1日大分町	明治44年4月1日市制	大分市		大分市		昭和38年3月10日大分市	大分市	大分市
西大分町
荏隈村
豊府村
八幡村	八幡村	昭和14年8月15日大分市に編入
滝尾村	滝尾村
東大分村	東大分村
日岡村	日岡村	昭和18年11月11日大分市に編入
鶴崎町	鶴崎町		鶴崎町	昭和29年3月31日鶴崎市	鶴崎市
別保村	昭和13年4月1日鶴崎町に編入
三佐村	昭和18年4月1日鶴崎町に編入
桃園村	昭和19年2月11日鶴崎町に編入
明治村	明治村		明治村
高田村	高田村		高田村
松岡村	松岡村		松岡村
北海部郡川添村	北海部郡川添村		昭和25年1月1日大分郡
戸次村	大正10年1月1日町制		昭和29年3月31日大南町		大南町
判田村	判田村
吉野村	吉野村
竹中村	明治40年4月1日竹中村
河原内村	明治40年4月1日竹中村
稙田村	明治40年4月1日稙田村		稙田村		昭和30年2月1日大分村	昭和32年4月1日町制
西稙田村	明治40年4月1日稙田村		稙田村
東稙田村	東稙田村		東稙田村
賀来村	賀来村		賀来村
野津原村	明治40年4月1日野津原村		野津原村		昭和30年3月31日野津原村	昭和34年2月1日町制		平成17年1月1日大分市に編入
諏訪村	明治40年4月1日野津原村		野津原村
大野郡今市村	大野郡今市村		昭和25年1月1日大分郡
挟間村	挟間村		昭和29年10月1日挟間村		昭和30年4月1日町制			平成17年10月1日由布市	由布市
石城川村	石城川村
由布川村	由布川村
谷村	谷村
阿南村	阿南村		阿南村	昭和29年11月1日庄内村	昭和30年4月1日町制
東庄内村	東庄内村		東庄内村
西庄内村	西庄内村		西庄内村
南庄内村	南庄内村		南庄内村
直入郡阿蘇野村	直入郡阿蘇野村		昭和25年1月1日大分郡
速見郡湯平村	明治32年3月7日大分郡		湯平村		昭和30年2月1日湯布院町
速見郡北由布村	昭和11年4月1日速見郡由布院村		昭和23年1月1日町制	昭和25年1月1日大分郡
速見郡南由布村	昭和11年4月1日速見郡由布院村		昭和23年1月1日町制	昭和25年1月1日大分郡