夕暮 (初春型駆逐艦)
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艦歴 | |
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発注: | マル1計画 |
起工: | 1933年4月9日 |
進水: | 1934年5月6日 |
就役: | 1935年3月30日 |
その後: | 1943年7月20日戦没 |
除籍: | 1943年10月15日 |
性能諸元(計画時) | |
排水量: | 基準:1,400t 公試:1,680t |
全長: | 109.5m |
全幅: | 10.6m |
吃水: | 3.5m |
機関: | オール・ギアードタービン2基2軸 42,000hp |
最大速: | 35.0ノット |
兵員: | 205名 |
兵装: | 50口径12.7㎝連装砲 2基4門 50口径12.7㎝単装砲 1基1門 40mm単装機銃 2基 61cm3連装魚雷発射管 3基9門 (八年式魚雷18本) |
夕暮(ゆうぐれ/ゆふぐれ)は、日本海軍の駆逐艦。初春型の6番艦(改初春型2番艦)である。この名を持つ日本海軍の艦船としては2隻目。設計上の問題から本艦をもって初春型の建造が打ち切られ、以降は新設計の白露型が建造された。
目次 |
[編集] 艦歴
舞鶴工作部で1933年4月9日に起工した。建造初期の段階で同型艦「初春」の復元性能不良が判明し、設計を改めたため、本艦と同型艦「有明」は「改初春型」とも呼ばれる。1935年3月30日に竣工した。
太平洋戦争開戦時には第1艦隊第1水雷戦隊第27駆逐隊に属し、柱島泊地に所在していた。1942年1月下旬からアンボン攻略作戦、ポートダーウィン(オーストラリア北岸)攻略、インド洋機動作戦に参加した。5月の珊瑚海海戦に加わり、6月のミッドウェー海戦では空母「鳳翔」の護衛として参加。7月14日、第2艦隊第4水雷戦隊に編入され、8月25日、オーシャン島(バナバ島)攻略に参加。9月1日からガダルカナル島輸送作戦に7回、レカタ輸送作戦に7回従事した。11月12日に第三次ソロモン海戦に参加し「比叡」の救援を行った。
1943年2月、陸軍第41師団主力を青島から東部ニューギニアのウェワクへの輸送作戦に従事。7月12日、コロンバンガラ島沖海戦に参加ののち、16日にラバウルからコロンバンガラ島への輸送作戦に出発、その帰途の7月20日、チョイセル島沖で爆撃を受け沈没し、加茂艦長以下228名が戦死した。
[編集] 歴代艦長
[編集] 艤装員長
- 柳川正男 少佐(1935年1月15日 -)
[編集] 艦長
- 柳川正男 少佐(1935年3月30日 -)
- 一門善記 少佐(1937年12月1日 -)
- 沢村成二 少佐(1938年1月12日 -)
- 市原千代次 少佐(1938年12月15日 -)
- 萩尾力 少佐(1939年2月20日 -)
- 藤田勇 少佐(1939年11月15日 -)
- 加茂喜代志 少佐(1940年10月15日 - 1943年7月20日戦死)
[編集] 同型艦
[編集] 参考文献
- 雑誌「丸」編集部『ハンディ版 日本海軍艦艇写真集17 駆逐艦 初春型・白露型・朝潮型・陽炎型・夕雲型・島風』光人社、1997年。