土砂災害
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土砂災害(どしゃさいがい)とは、土砂の移動が原因となる自然災害をいう。
集中豪雨などを原因として発生する土石流、地すべり、がけ崩れ(急傾斜地崩壊ともいう)などが該当する。 山地などの森林内で発生するものについては、山地災害と言い分ける。 道路や住宅地などの人為的に造られた法面は、土砂災害に分類しないことが多い。
保全対象に応じて治山・砂防事業などによる防災対策が進められているが、依然として発生数は年間500~2,000箇所(気象条件により著しく増減する)と多く、死者も10人前後発生している。
海外では、日本と同様に急峻な国土を持つ、インドネシア、ネパールなどでも多数発生しており、年間1,000人程度の死者を出すこともある。日本の技術支援により対策を進められている。
[編集] 関連項目
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現象 | 森林破壊 - 熱帯雨林の減少 | |
原因 | プランテーション等農地への転用 - 非伝統的な焼畑農業 - 薪炭材の過剰伐採 - 乱開発 - 森林破壊 - 酸性雨 | |
影響 | 木材資源減少 - 農産物減少 - 土壌流出 - 洪水 - 土砂災害 - 野生生物種絶滅など生物多様性の損失 - 地球温暖化など気候変動の促進 | |
対策 | 森林原則声明(地球サミット) - 熱帯林行動計画(TFAP) - 国際熱帯木材機関(ITTO) - 国連食糧農業機関(FAO) - 国連森林フォーラム(UNFF) - 全てのタイプの森林に関する法的拘束力を有さない文書(NLBI) |