国家宗教
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国家宗教(こっかしゅうきょう)とは国家が特定の宗教のみを公認して統制・保護を行い、制度的に不可分の関係を有する形態。国教と略されることもある。
[編集] 概説
国家はその教義を統治の根本原則とし、国家行事として儀礼を執行する。ローマ帝国におけるキリスト教、イスラム国家におけるイスラム教、大日本帝国における国家神道がそれに当たる。
近代国家では多くの場合政治と宗教を分離(政教分離)し信教の自由を認めている。
なおイギリスと一部の北欧諸国は信教の自由を認めながらもそれぞれ英国国教会とルーテル教会を国教に定めている(この教団に対してのみ政府は保護・支援を行なう)。