和泉宗章
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和泉 宗章(いずみ そうしょう、本名:和泉 國康、1936年 - 2001年5月3日)は、日本の占い師。「天中殺」で知られる。
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[編集] 来歴・人物
競馬の予想のために占いの研究を始め、算命占星学の高尾義政に師事。1978年4月、青春出版社より『算命占星学入門』を発売し、9月に日本テレビの深夜番組『11PM』で紹介される。翌1979年1月1日に再び『11PM』に出演し、当時のプロ野球読売ジャイアンツの長嶋茂雄監督が日本一になれないと発言し、天中殺占いのブームを起こす。著書『算命占星学入門』は、1979年6月に出した第2弾の『天中殺入門』と合わせて300万部以上を売り上げて[1]、1979年のベストセラーの1位と2位になった[2]。週刊誌や女性週刊誌にも取り上げられて、天中殺は流行語となった。
しかしその後の「長嶋監督が1980年2月までに辞任する」とした占いが外れたことから、1980年4月4日に占い師の廃業を宣言[3]。自著の絶版も希望したが、出版社に受け入れられず、印税を貰わないことにした。その後、「占い反対派」に転向し、過激な占い反対派でもある上岡龍太郎の番組に出演するなどした。「天中殺はない。騙して申し訳ない」と謝罪までしている。2001年5月3日に膵臓癌で死去。
現在では二代目和泉宗章を名乗る人物が「占術家」として活動している。
[編集] 脚注・出典
- ^ 小林信彦『現代死語ノートII』岩波新書、2000年、p17
- ^ 出版ニュース社編『出版データブック 1945-1996』出版ニュース社、1997年、p73
- ^ 松浦総三『スキャンダラスな時代』幸洋出版、1982年、p22
[編集] 参考文献
[編集] 外部リンク
- 唐沢俊一ホームページ 日記:2001年5月4日