名古屋市立女子短期大学
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名古屋市立女子短期大学(なごやしりつじょしたんきだいがく)とは、かつて愛知県名古屋市北区のち千種区にあった公立短期大学。
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[編集] 沿革
- 1947年 名古屋市立女子専門学校として開校。
- 1950年 名古屋女子短期大学(なごやじょしたんきだいがく)として開学。
- 経済科
- 生活科
- 被服科
- 1950年12月1日 名古屋市立女子短期大学と改名される。
- 1995年度をもって募集を終了。以後、名古屋市立大学に統合。
- 1997年 廃止。
[編集] 歴代学長
- 力丸政吉
- 中西栄作
- 大町文衛
- 有山兼孝
- 高岡實
- 三村耕
- 安川悦子
[編集] 学科
- 経済科 80 名:女子短大では珍しい学科だった。経済・経営を中心に法律・社会などバラエティーに富んだ科目の中から自由に選択することができるという魅力があった。また、「生活と法」や「生活経済論」など生活に焦点を当てた科目も含まれていた
- 生活科 100 名:食品学や栄養学を中心に広く食生活に関連した諸科目を学ぶ食生活コース、衣食住の各分野を歴史的・文化論的視点から学ぶとともに生活福祉や消費生活などの現代生活についても学習する生活文化コースがあった
- 被服科 80 名:衣生活を中心に生活に係る諸事項について自然科学的な側面と美学・デザイン的な側面から捉えていくことがねらいとされていた。また、コンピュータグラフィックスに基づいた新たな被服製作の技法にも力をいれていた。
[編集] 取得資格について
- 栄養士資格:生活科食生活コースにて設置されていた。
[編集] 学生生活
- かつて行われていたイベント
- 中部公立短期大学交歓競技会への参加
- 短期大学祭
- 体育系
- 文化系
[編集] 就職実績
- 全学科共通:[アイシン精機]]・国民生活金融公庫・住友海上火災保険・住友商事・セントラルファイナンス・第一勧業銀行・中部電力・中央信託銀行・中小企業金融公庫・千代田火災海上保険・トヨタ自動車・東邦ガス・東海銀行・東海旅客鉄道・デンソー・日本電産・日本生命保険・富士通・ポッカコーポレーション・松下電器産業・松下電工・安田火災海上保険ほか。企業名は順不同で、1993年度までのものなので、現在名と異なる場合がある。
[編集] 編入学・進学実績
- 法政大学ほか
[編集] 廃止時の所在地
- 愛知県名古屋市千種区北千種2-1-10
[編集] 参考文献
- 当短期大学記事を執筆するにあたり、以下の文献を参照(確認含む)にした。
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』(文部省大学学術局技術教育課)
- 『全国公立短期大学協会三十年誌』(全国公立短期大学協会。1980年)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『名古屋市立女子短期大学大学案内1994』(名古屋市立鶴舞図書館に所蔵されている)