参与官
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参与官(さんよかん)とは、1924年8月12日-1948年3月31日に各省に設置された勅任官。
[編集] 概要
従来の勅任参事官に代わって設置された。政務次官の下に衆議院議員・貴族院議員の中から政治任用によって1名が任命され、大臣の補佐及び帝国議会との交渉などを担当した。今日の政務官に相当する。なお、設置の際、陸軍省・海軍省に参与官を設置するかで問題になった。軍部は統帥権の観点から激しく反対したが、軍機に関与しない事実上の名誉職とすることを条件に軍部側も受け入れた。
戦後の文官任用令の廃止によって、1948年に廃止され、以後、2001年の中央省庁再編まで、国務大臣・政務次官・大臣秘書官以外の省庁の官職は原則として職業公務員によって占められることになった。