厚真町
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厚真町(あつまちょう)は北海道南部、胆振支庁管内勇払郡にある町。
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[編集] 地理
胆振支庁管内東部にある。夕張山地から太平洋へと南流する厚真川の流域をほぼそのまま町域としており、南北に長い。中心市街地である本町は厚真川中流付近にある。鉄道や国道は太平洋沿いの浜厚真地区を通過する。
- 山 : 姨失山(252.4m)
- 河川 : 厚真川(上流に厚真ダムがある)
- 湖沼 : 厚真川下流周辺に小さな沼が点在する
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
町内からは縄文式土器も発掘されており、この地区への人間の定住は早かったようだ。その後アイヌ人が定住していたが、1800年(寛政12年)に南部藩士・森田勘十郎らが浜厚真に移住したのが和人の定住の最初とされる。本格的な開拓が始まったのは1870年に新潟県人が入植してからで、この時をもって開基としている。町名はアイヌ語の「アットマム」ar-tomam[向こうの・湿地帯]に由来するとする説と、「アトマプ」at-oma-p[オヒョウニレ・ある・もの(場所)]とする説などがあるが、古い地名であり、特定は困難な状況である。
- 1870年 新潟県人・青木与八らが浜厚真に入植
- 1880年 勇払郡役所の管轄となる
- 1889年 苫小牧外16カ村戸長役場の管轄区域となる
- 1897年 本町に戸長役場を置く
- 1906年 二級町村制施行、厚真村
- 1915年 一級町村制施行
- 1960年 町制施行、厚真町に
[編集] 経済
[編集] 産業
浜厚真・上厚真地区は苫小牧東部工業地域に続く地域として1980年以降開発が進んでいる。苫小牧市との境に苫小牧東港が作られたほか、北海道電力苫東厚真発電所や石油備蓄基地が置かれている。
- 農業は稲作が中心で、胆振支庁管内では随一の作付面積を誇っている。
[編集] 立地企業
- 日本ホワイトファーム株式会社札幌事業所
[編集] 郵便局
- 厚真郵便局
- 上厚真郵便局
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 地域
[編集] 教育
- 高等学校
- 北海道厚真高等学校(道立)
- 中学校
- 2校(厚真、厚南)
- 小学校
- 4校(厚真中央、上厚真、軽舞、富野)
[編集] 交通
[編集] 空港
- 新千歳空港(千歳市)から約30km。
[編集] 鉄道
[編集] バス
[編集] 道路
- 高規格幹線道路
- 一般国道
- 都道府県道
- 北海道道10号千歳鵡川線
- 北海道道59号平取厚真線
- 北海道道129号静川美沢線
- 北海道道235号上幌内早来停車場線
- 北海道道259号上厚真苫小牧線
- 北海道道287号厚真浜厚真停車場線
- 北海道道482号豊川遠浅停車場線
- 北海道道924号富野軽舞線
- 北海道道1046号鵡川厚真線
- 北海道道1065号夕張厚真線
[編集] 船舶
- 苫小牧東港
- 新日本海フェリー : 秋田 - 新潟 - 敦賀
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 文化財
- 軽舞熱送り(厚真町指定無形民俗文化財)
[編集] 文化・スポーツ施設等
- こぶしの湯あつま
- あつまスタードーム
- 厚真町スポーツセンター
[編集] 祭事・催事
- 田舎まつり(6月)
- 海浜まつり(7月)
[編集] 名産品
[編集] 出身の有名人
- 大垣崇(陸上競技選手)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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