南部小ポーランドの木造聖堂群
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南部小ポーランドの |
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センコヴァの木造聖堂 | |
(英名) | Wooden Churches of Southern Little Poland |
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(仏名) | Églises en bois du sud de la Petite Pologne |
面積 | 核心地域 8.26 ha 緩衝地域 242.199997 ha |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(3), (4) |
登録年 | 2003年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
「南部小ポーランドの木造聖堂群」は、マウォポルスカ(Małopolskie, 小ポーランド)地方南部にあるポーランドの世界遺産。ビナロヴァ(Binarowa)、ブリズネ(Blizne)、デンブノ・ポドハラニスキェ(Dębno Podhalańskie)、ハチュフ(Haczów)、リプニツァ・ムロヴァナ(Lipnica Murowana)、センコヴァ(Sękowa)の各村に残っている6つの木造聖堂が登録対象である。
中世後期に起源を持つこの地方の木造聖堂の様式は、ゴシック様式の装飾や色とりどりの細部で始まったが、木造であることから、石やレンガで出来たゴシック建築とは、構造も全体像も印象も大きく異なっている。より後の時代に建設された木造聖堂には、ロココ様式やバロック様式の装飾的影響を示しているものもある。これらの聖堂の形態は、この地方での東方典礼カトリック教会や東方正教会の存在に深く影響されている。いくつかの聖堂は上から見たときにギリシャ十字を形作っており、たまねぎドームを備えているが、最も興味深いのは、それらの特色が引き伸ばされた身廊や尖塔とともにローマ・カトリックの様式と組み合わさっていることである。
[編集] 登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
[編集] 登録対象
英語の綴りはユネスコ世界遺産センターによる登録名である。
以上は2003年の第27回世界遺産委員会の報告書に基づくものだが[1]、ICOMOSの勧告書[2]の時点では、ほかに3つの木造聖堂について言及があった。
聖堂名 | 所在地 | |
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聖ペテロと聖パウロの聖堂(The church of St. Peter and St. Paul) | Lachowice | |
洗礼者聖ヨハネ聖堂(The church of St. John the Baptist) | Orawka | |
大天使ミカエル聖堂(The church of Archangel Michael) | Szalowa |
ただし、この3件はICOMOSの登録勧告には含まれていない[3]。その一方で、ICOMOSはハンガリーやルーマニアなど、周辺諸国の木造聖堂群をも含めた拡大登録への期待感も表明している[3]。
[編集] 脚注
文化遺産 | |
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自然遺産 | |
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