入間市内循環バス
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入間市内循環バス(いるましないじゅんかん - )は、埼玉県入間市で運行されている、コミュニティバスである。愛称は「てぃーろーど」。バスの運行は、入間市が西武バス狭山営業所に委託している。
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[編集] 概要
入間市内の幹線道路は幾つか存在するが、幹線道路沿線=住宅密集地域だとは限らない地域もある。又、既存の一般路線バスがほとんど入間市駅から狭山市・東京都青梅市・瑞穂町への足と、住宅街と最寄市内駅を結ぶ足のみであった。その為、いわゆる「交通空白地域」と、最寄鉄道駅や市内公共施設を結ぶ足として、市内循環バスが誕生した。
[編集] 車両
日産ディーゼル社のKC-RN210CSN(車体は富士重工業製)が使用される。塗装は白ベースのイラスト塗装である。まれに西武バスの中型バスが走行することがある。
[編集] 運休日
毎週月曜日(月曜が休日の場合は、その翌日)と、12月29日から1月3日。
[編集] 運賃
運賃は地域を走る西武バスの一般路線バスに準じており、大人初乗り170円(一部区間では、初乗り100円区間あり)からの距離加算制で、小児半額。未就学児童は無料。70歳以上の市民及び障害者には無料パスを交付。中のり後払い式で、運賃支払いは現金の他、バス共通カードの利用も可能である。
[編集] 現行の運行路線
※主なバス停名を記載。
[編集] 北コース
[編集] 南コース
[編集] 東西コース
- 入間市役所 - 入間扇町屋団地 - 東金子支所 - リサイクルプラザ - 中神 - 金子駅 - 原今井
[編集] 運行についての変更された点
- 運行開始当初の営業所は西武バス飯能営業所であった。
- 北コースの武蔵野音大入口バス停は開業当初、付近に存在した国民宿舎「入間グリーンロッジ」の前にバス停があり、「グリーンロッジ前」というバス停であった。その後グリーンロッジの利用客減少に伴いバス停を現在地に移設、「グリーンロッジ入口」というバス停にしたが、グリーンロッジが閉鎖されたため現バス停名に変更となった。
- 東西コースの終点は開業時、木蓮寺バス停であり専用の折返し場があった。その後、西武バス原今井折返し場が開設されると路線延長し、折返し場が統合された。ちなみにこのバス停は東京都青梅市内にある。尚、バスの方向幕は混乱を防ぐため「木蓮寺・原今井」となっている。
- 南コースの健康福祉センターバス停は、入間市健康福祉センター開設と同時に開設された。
[編集] 備考
- 市内循環バスの「入間市博物館」バス停は、一般路線バスの「入間市博物館」バス停とは、距離があるので乗り継ぐ際は注意が必要となる。
- 北コース・東西コースの「リサイクルプラザ」バス停では、日中(ダイヤ上)別方向から来たバス同士が乗り継げる。
- 北コースと南コースが停車するやまゆり荘バス停は、開館日にはやまゆり荘玄関までバスが向かうが、休館日はやまゆり荘隣にあるダートの駐車場で折り返す。
[編集] 外部リンク
- 市内循環バス「てぃーろーど」 - 入間市ホームページより
- 入間市市民の足勉強会 - 地域の交通問題を考える市民団体