党首
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党首(とうしゅ)は政党の最高職を指すものである。各政党によって党運営の考え方が異なるため総裁・代表・委員長など名称の他権限が異なる。
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[編集] 概説
日本の国政政党の党首は殆どの場合、国会議員である。内閣総理大臣指名選挙では議員は原則的に自党派の代表(党首)を指名する。連立政権を組んだ場合、内閣総理大臣の出身政党以外の党首が閣僚入りするかどうかなどが注目される。現役党首または党首経験者が国会議員在職中に死亡した場合、対立政党の党首が国会で追悼演説を行うことが慣例となっている。
ドイツではキリスト教民主・社会同盟、社会民主党の2大政党は首相候補を立てて選挙戦を戦うが、この際党首とは別の人物を候補に立てることがある。
また英国では慣習法により、選挙で庶民院の第一党となった党の党首が国王(女王)から首相に任命される。
アメリカ合衆国の政党では全国委員会委員長が党首に相当するが、裏方的もしくは座長的なポストであり他国の政党党首の地位とは大きく異なる。
[編集] 現在の国政政党の党首
- 日本
- 自由民主党総裁:福田康夫
- 民主党常任幹事会代表:小沢一郎
- 公明党代表:太田昭宏
- 日本共産党中央委員会幹部会委員長:志位和夫 ※規約に最高職の明文規定は無いが事実上党首職である
- 社会民主党全国連合党首:福島瑞穂
- 国民新党代表:綿貫民輔
- 新党日本代表:田中康夫
[編集] 過去に存在した国政政党の党首
- 日本
- 立憲政友会総裁
- 立憲民政党総裁
- 改進党総裁
- 日本民主党総裁
- 労働者農民党主席
- 日本社会党委員長
- 旧公明党委員長
- 民社党委員長
- 新自由クラブ代表
- 社会民主連合代表
- 新生党党首
- 日本新党代表
- 新党さきがけ代表
- 新進党党首
- 自由党党首