僕の贈りもの (オフコース)
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僕の贈りもの | ||
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オフコース の シングル | ||
リリース | 1973年2月20日 | |
録音 | 1973年1月5日-1月6日 | |
ジャンル | J-POP | |
レーベル | エキスプレス/東芝音楽工業 | |
プロデュース | 橋場正敏 | |
オフコース 年表 | ||
おさらば (1972年) |
僕の贈りもの (1973年) |
もう歌は作れない (1974年) |
僕の贈りもの(ぼくのおくりもの)は、1973年2月20日に発売されたオフコース(当時の表記はオフ・コース)通算4枚目のシングル (ETP-2809)。
目次 |
[編集] 解説
「僕の贈りもの」は『オフ・コース1 / 僕の贈りもの』(1973年6月5日発売 ETP-8258)の先行シングル曲で、アルバム収録ヴァージョンに比べフェイド・アウトが10秒ほど長い。この曲は後に小田が2枚目のソロアルバム『BETWEEN THE WORD & THE HEART』(1988年3月5日発売 LP:28FB-2136)と1枚目のセルフカヴァー・アルバム『LOOKING BACK』(1996年2月1日発売 FHCL-2003)で二度セルフカヴァーしている。
同曲はその後、小・中学校の音楽教科書に採用されたこともある。
「めぐり逢う今」は「僕の贈りもの」と揃ってレコーディングされたが、このシングルのみでの収録曲。イントロで「僕の贈りもの」と同じコーラスが挿入されているが、こちらは元のテイクに対してピッチを早めてある。これらは当時、CMで使われていたコーラスをスポンサーの意向で付加したもの。
このコーラスを含め、自身の意向と異なるアレンジだったせいか、ライブでは一度もレコードに準じたアレンジで歌わず、5人のバンド構成になってからもギターとピアノだけのシンプルな構成での演奏を貫いた。
このシングルがリリースされた同月1日、それまで所属していたパシフィック・エンタープライズを離れ、サブミュージック・パブリッシャーオフィスを杉田二郎と設立、プロとしての活動を本格化させた。
ジャケットにはリリース当初、女性モデルの写真が使われていたが、1977年に品番を変えての再発時(ETP-10233)、「忘れ雪」(1974年10月20日発売 ETP-20074)に使われた写真と同じ時に撮影されたメンバーの写真に変更され、「SONG IS LOVE」のロゴも使用されたジャケットになった。
[編集] 収録曲
[編集] SIDE A
- 僕の贈りもの (3分37秒)
- 作詩・作曲:小田和正
[編集] SIDE B
- めぐり逢う今 (3分13秒)
- 作詩:松山猛、作曲:オフ・コース
- アルバム未収録曲
[編集] 参加ミュージシャン
- ドラムス:チト河内、高橋幸宏
- ベース:重実博
- アコースティック・ギター、コンガ:鈴木康博
- ピアノ、フェンダー“ローズ”エレクトリック・ピアノ:小田和正
- オール・ヴォーカル:鈴木康博、小田和正
- ベーシック・アレンジメント:オフ・コース
- ストリングス・アレンジメント:深町純
[編集] スタッフ/スタジオ
- 録音:1973年1月5日、6日 東芝スタジオ A、モーリ・スタジオ A、B
- 制作:橋場正敏
- 録音:野路孝之、小菅憲一
- ジャケット・デザイン:畠山和夫