佐藤純一 (野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
佐藤 純一（さとう じゅんいち、1960年7月18日 - ）は、秋田県出身のプロ野球選手、プロ野球審判員。審判員袖番号は21（1991年採用から、21は1977年初採用から1990年引退まではす池均がつけていた番号である。）。
[編集] 来歴・人物
秋田県立大曲高等学校を卒業後、秋田相互銀行を経て1983年に近鉄バファローズに入団。主に外野手、代走として起用され、プロ通算成績は一軍実働6年で290試合に出場、152打数35安打の.230、4本塁打、11打点、盗塁20という成績である。日本中を感動させた、1988年10月19日の対ロッテオリオンズダブルヘッダー（川崎球場）の第一試合9回表に代走として起用され、オーバーランによりタッチアウト。ベンチで悔し涙に暮れたシーンを思い出すファンは多いであろう。現役晩年は審判員就任を見越し、現役選手でありながらウェスタンリーグで一塁ベースコーチを務めることもあった。
引退後すぐパ・リーグ審判部に入局した。審判になった年齢は遅いが、近年における評価は高く、2005年にはオールスター・日本シリーズにダブル出場を果たすなど、パ・リーグの中心審判の一人となった感がある。2006年シーズン終了時点で、公式戦872試合（2005年現在）、オールスター3回、日本シリーズ3回出場している。また、2007年にパリーグ審判部主任に昇格している。
また、2001年9月26日大阪ドームでの近鉄‐オリックス戦（北川博敏が大久保勝信から代打逆転満塁サヨナラリーグ優勝決定弾を放った試合）では球審を務めていた。現役末期はメガネをかけてプレイしていたが、現在はメガネをかけていない。
2007年にパ・リーグ関西審判部主任に就任した。
[編集] 関連項目
| 近鉄バファローズ 1982年ドラフト指名選手 |
|---|
| 1位：加藤哲郎 / 2位：谷真一 / 3位：佐藤純一 / 4位：中島裕司 / 5位：豊原豊 / 6位：古久保健二 |
