住吉会
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住吉会（すみよしかい）は、東京都港区赤坂に本拠を置く日本の指定暴力団。 住吉一家を中心とした組織。 活動地域は主に関東。 構成員は2004年末現在で約6400人（準構成員を含めると約1万2600人）。
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[編集] 歴史
1958年、住吉一家三代目総長・阿部重作が、住吉一家を中心として関東の博徒団体を糾合し、住吉会の前身の港会（みなとかい）を結成した。1962年に磧上義光が住吉一家四代目総長に就任し、港会会長に就いた。その後磧上は港会を住吉会と改称した。
1963年12月21日、錦政会、松葉会、義人党、東声会、北星会、日本国粋会とともに、関東会に参加した。翌1964年2月、第一次頂上作戦が開始され、広域10大暴力団に指定され、徹底的な取締りを受けた。同年6月20日、磧上が関東会の二代目理事長に就任したが、6月24日に磧上が逮捕され、翌1965年1月に関東会が解散した。尚も住吉会に対して第一次頂上作戦による取締りは続き、同年5月に住吉会は解散した。
住吉会解散後も住吉一家は勢力を温存し、1967年に堀 政夫が住吉一家五代目総長に就任、旧住吉会傘下団体を再び糾合し住吉連合（すみよしれんごう）を結成し、堀は代表となった。その後堀は住吉連合会（すみよしれんごうかい）と改称し、勢力を拡大した。中でも親和会や丸唐会といったそれ自体が連合体であるような大規模な独立団体をはじめ、北海道・東北・関東の博徒・的屋団体を傘下に収めた。1972年には関東二十日会に参加し、他の在京独立団体と友好関係を築いている。
1988年、堀 政夫は、住吉連合会日野一家四代目・川口喨史を住吉連合会会長に就任させ、堀は総裁に就いた。
1990年、住吉連合会本部長・小林会初代会長・小林楠扶、川口喨史、堀 政夫らが相次いで病死した。
1991年2月、住吉一家向後二代目・西口茂男が住吉一家六代目総長に就任し、同時に住吉連合会を再び住吉会へと改称し会長に就任した。、西口茂男は、それまでは「住吉連合会 ○ ○ 一家」であったのを「住吉会住吉一家 ○ ○ 」とし、各一家を貸元とするなど、大幅な組織改革を行った。また1991年3月、東北最大の的屋団体、西海家総連合会を傘下に収めた。
1992年6月23日、東京都公安委員会より「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」（暴対法）に基づく指定暴力団に指定された。
1998年6月、西口茂男が住吉会総裁に就任し、同会理事長・小林会二代目会長・福田晴瞭が会長に就任。
2005年4月17日、福田が住吉一家七代目総長に就任した。
[編集] 歴代継承者
- 港会会長 - 阿部重作（住吉一家三代目総長）
- 港会会長 - 磧上義光（住吉一家四代目総長）
- 住吉会会長 - 磧上義光
- 住吉連合代表 - 堀 政夫（住吉一家五代目総長）
- 住吉連合会会長 - 堀 政夫
- 住吉連合会総裁 - 堀 政夫
- 住吉会会長 - 西口茂男（住吉一家六代目総長）
- 住吉会総裁 - 西口茂男
- 住吉会会長 - 福田晴瞭（住吉一家七代目総長）
[編集] 最高幹部
- 総裁・西口茂男
- 会長・福田晴瞭（住吉一家七代目総長）
- 特別顧問・福中久雄（住吉一家福中総業組長）
- 特別顧問・菊地 馨（住吉一家丸唐会名誉顧問、湊五代目）
- 常任相談役・沼澤春男（住吉一家沼澤会会長）
- 常任相談役・小松澤英雄（住吉一家親和会会長、栃木二代目）
- 常任相談役・斉田 宏（住吉一家領家六代目）
- 常任相談役・石井福造（住吉一家石井会会長）
- 常任相談役・津久井成行（住吉一家波木六代目） 引退済み
- 常任相談役・守屋長清（住吉一家西海家七代目）
- 常任相談役・加畑光造（住吉一家関東長者町二代目）
- 常任相談役・石田 賢（住吉一家西和会会長、川崎二代目）
- 会長代行・関 功（住吉一家共和六代目）
- 理事長・長久保征夫（住吉一家府中初代）
- 幹事長・松広昭平（住吉一家武蔵屋十代目）
- 総本部長・太田健真（住吉一家十条領家）
- 本部長・醍醐正夫（住吉一家向後五代目）
- 組織委員長・小林忠紘（住吉一家小林会三代目）
- 渉外委員長・加藤英幸（幸平一家十三代目総長）
- 諮問委員長・大塚 勝（住吉一家親和会大和屋六代目）
- 運営委員長・空席
- 慶弔委員長・村田吉弘（住吉一家荻窪初代）
- 懲罰委員長・野澤文男（住吉一家親和会光京家三代目、佐野貸元）
- 審議委員長・井田勝基（住吉一家丸唐会会長）
- 風紀委員長・柴崎靖忠（住吉一家馬橋七代目）
- 事務局長・関口 弘（住吉一家鶴川五代目）
[編集] その他の幹部
- 会長相談役・伊藤嘉彦（住吉一家大日本興行三代目）
- 会長相談役・松本 啓（住吉一家大日本興行神明大場二代目）
- 会長補佐・天野桂三（住吉一家武州前川八代目）
- 会長補佐・阿形充規（住吉一家日野六代目、大日本朱光会）
- 会長補佐・小倉正治（住吉一家深川江島五代目）
- 会長補佐・高橋八州男（住吉一家大前田八代目）
- 会長補佐・三浦登志和（住吉一家西海家藤川会三代目）
- 会長補佐・山城 功（住吉一家花田会二代目）
- 会長補佐・濱野信春（住吉一家伊勢野会初代）
- 会長補佐・杉野良一（住吉一家青心会会長）
- 会長補佐・冨田一郎（住吉一家西海家早坂会三代目）
- 会長補佐・大場 嵩（住吉一家奥州山口五代目）
- 会長付・大塚武尊（土支田一家九代目総長）
- 会長付・末次久泰（住吉一家村田会二代目）
- 会長付・永井 實（住吉一家中里六代目）
- 東京西南地区統括長・小玉政光（住吉一家稲葉興業会二代目）
- 埼玉地区統括長・菊池紘一（住吉一家浅草高橋組五代目）
- 北海道地区統括長・高橋房一（住吉一家三心会会長）
- 東京城東地区統括長・野口松男（住吉一家野口会会長）
- 東京城北地区統括長・島田國央（住吉一家島田睦会長）
- 北関東統括長・滝田勝三（住吉一家親和会大島九代目）
- 東関東統括長・秋山正一（住吉一家関東長者町会会長）
- 東北地区統括長・高橋勝郎（住吉一家西和会二代目）
- 副会長・川邉泰介（住吉一家矢畑五代目）
- 副会長・菅原英雄（住吉一家西海家吉田会五代目）
- 副会長・佐藤誠心（住吉一家西和会西方四代目）
- 副会長・関 實（住吉一家関睦会会長）
- 副会長・後藤他津男（住吉一家勇心会会長）
- 副会長・太田義明（住吉一家向後睦会北海道代表）
- 副会長・清水政男（住吉一家広川会三代目）
- 副会長・加山守宏（住吉一家親和会勘助十二代目）
- 副会長・加藤孝次郎（住吉一家向後睦会会長）
- 副会長・栗原忠男（住吉一家滝野川八代目）
- 副会長・佐伯茂雄（住吉一家四軒寺九代目）
- 副会長・内山文男（住吉一家丸唐会中島二代目）
- 副会長・戸張 詢（住吉一家丸唐会小柳六代目）
- 副会長・米沢 実（住吉一家西海家阿部喜会三代目）
- 副会長・根元武雄（住吉一家西海家早坂会三代目代行）
- 副会長・大内秀次（住吉一家丸唐会小名五代目）
- 副会長・神山日出夫（住吉一家西和会副会長）
- 副会長・岸 勉（住吉一家大日本興行山川二代目）
- 副会長・針谷和明（住吉一家三角八代目）
- 副会長・洗 亨（住吉一家親和会羽黒五代目）
- 副会長・関 秀夫（住吉一家牧友睦会長）
- 副会長・児島秀樹（住吉一家京王会会長）
- 副会長・中村武志（住吉一家大和田田久保五代目）
- 副会長・國分三郎（住吉一家丸唐会本部長國分組組長）
- 副会長・津波宏志（住吉一家向後睦会幹事長）
- 副会長・小川博道（住吉一家武州前川八代目代行）
- 副会長・西谷 茂（住吉一家平塚七代目）
- 副会長・鈴木信雄（住吉一家花田会代行）
- 副会長・井桁勇司（住吉一家馬橋七代目代行）
- 副会長・高沢哲夫（住吉一家日野六代目代行）
- 副会長・桑子利雄（住吉一家親和会須永十二代目）
- 副会長・中島健志（住吉一家荻窪初代代行）
- 副会長・大川正美（住吉一家武蔵屋十代目理事長）
- 副会長・斉藤 廣（住吉一家青田会理事長）
- 副会長・大矢安彦（住吉一家小林会理事長）
- 副会長・亀井康雄（住吉一家親和会栃木二代目代行）
- 副会長・大塚 尚（住吉一家親和会光京家三代目代行）
- 副会長・小川修司（住吉一家共和六代目理事長）
- 副会長・田中文明（住吉一家平塚川越五代目）
- 副会長・井野輝美（住吉一家山ヶ井戸十代目）
- 副会長・寺崎雄三（住吉一家共和六代目補佐）
- 副会長・星野 孝（住吉一家島田睦代行）
- 副会長・大橋時男（住吉一家武蔵屋十代目本部長）
- 副会長・大竹新次（住吉一家波木七代目）
- 副会長補佐・100名
- 副理事長・200名
- 理事・400名
- 幹事・500名
- 専任評議委員・700名
- 評議委員・850名
- 代議委員・1200名
- 幹部・2350名
[編集] 地区制度
住吉会では傘下組織を8つの地区に分け、それぞれに統括責任者を置いて大幅な裁量権を認めている。
- 北海道地区
- 向後睦会北海道、勇心会、三心会、小林会、大日本興行、荻窪初代、幸平一家、伊勢野会
- 東北地区
- 奥州山形睦会、西和会、千葉東一家、向後睦会、大日本興行、三代目小西会、西村会二代目、西海家
- 東関東地区
- 共和六代目、中里六代目、馬橋七代目、中原会、滝野川八代目吉川組
- 北関東地区
- 親和会、丸唐会、広川会、共和六代目
- 埼玉地区
- 領家六代目、平塚六代目、高橋組、川越平塚五代目、大前田八代目、武州前川八代目、廣瀬七代目、初代伊勢野会、大日本興行、山ヶ井戸十代目、三角八代目、中里六代目
- 東京城東地区
- 石井会、大日本興行、小林会、牧友睦、関睦会、並木六代目、村田会、飯倉睦会、沼澤会、花田会、我妻組、本所睦、深川江島五代目、鈴木組、野口会
- 東京西南地区
- 向後睦会、幸平一家、圡支田一家、日野六代目、二代目稲葉興業会、荻窪初代、福中総業、四軒会、京王会、十二社初代、武蔵屋、青田会府中初代
- 東京城北地区
- 音羽七代目、鶴川五代目、高橋組、十条領家、島田睦、家根弥八代目、共和六代目、武蔵屋十代目、同人会、田中二代目、滝野川八代目
