日本青年社
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日本青年社(にほんせいねんしゃ)は、日本の右翼団体(右翼標榜暴力団)。指定暴力団住吉会傘下。住吉会住吉一家小林会を母体とする[1]。 総本部は東京都港区六本木にある。最高顧問は、住吉会総裁・西口茂男[2]。
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[編集] 概要
総本部は東京都港区六本木にある。右翼勢力で国内・世界的規模においても最大でありその構成員は約3,000人と言われている。住吉連合会副会長の住吉一家 小林会初代会長・小林楠扶が1961年に右翼団体・楠皇道隊を創設した 。当初は日本最大の右翼団体であった全日本愛国者団体会議(全愛会議)内にあって児玉誉士夫に忠実な実行部隊である青年思想研究会(青思会)に加盟していたが、独立路線を歩み1969年、日本青年社に改称。
尖閣諸島魚釣島に灯台を建立し、日本の領土として28年間実効支配し2005年2月に国(当時の内閣総理大臣は小泉純一郎)に無償譲渡した。拉致問題をいち早く運動に取り上げ署名活動を続け森政権下に国家問題として正式に取り上げさせた。某幹部が「救う会新潟」の幹部を務めているが、これが原因で同会は分裂する騒ぎになっている。こうした拉致問題への各種の暴力団・右翼団体の参加は、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会幹事の役職停止処分などの問題を引き起こしている。
愛知県蒲郡幡豆町三ヶ根山頂上に建立されている「殉国七士廟」(東京裁判で絞首刑に処せられた7名の廟、1960年建立)の維持管理に半世紀以上取り組み続けている。タイ王国カンチャナブリ県に平和記念公園を建立しアジア和平日本委員会・アジア和平タイ委員会を組織し、その維持管理を続けている(タイ委員会はタイ国の教育財団法人)。
[編集] 主な沿革
- 1978年8月、尖閣諸島「魚釣島」に上陸して「魚釣島漁場灯台」を建設。 以後28年間灯台の維持管理を続け国に無償譲渡する。この時、山羊を持ち込んで放置したために島固有の動植物は絶滅の危機に瀕している。
- 1986年、日本青年社与那国支局長の新嵩喜八郎、いわゆる与那国島海底遺跡を発見。(⇒与那国島の海底遺跡の項参照)
- 1989年7月の参議院選挙に比例代表に3名、選挙区に7名の候補を立てた。
- 1992年参院選では当時の会長衛藤豊久が新右翼系政党「風の会」を組織し代表に野村秋介を指名した。
- 2000年6月、皇太子妃雅子に関する記事掲載について噂の眞相編集部を日本青年社三多摩本部隊長・副隊長が襲撃。
- 2002年10月から2003年10月まで、自称“旧皇族・有栖川識仁”こと北野康行を名誉総裁に置いていた(有栖川宮詐欺事件を参照)。
- 2003年2月産経新聞(平成15年2月3日付・朝刊)「日本よ/海図に載らない灯台」で右翼結社『日本青年社』を石原慎太郎が賞賛する記事が載る。
- 2003年10月有栖川宮詐欺事件の被疑者となった北野康行が逮捕前の10月1日に任期完了を事由に退任したことをホームページ上で公表した。
- 2004年10月、長野市内の医療機器製造会社社長から約8000万円を恐喝しようとしたとして、NPO「メディアオンブズマン」(東京都千代田区)の理事長をも務めていた副会長・滑川裕二が警視庁組織犯罪対策3課に恐喝未遂容疑で逮捕される。
- 2005年2月9日、27年間 保守し続けてきた「魚釣島漁場灯台」を日本国政府に委譲した。
- 2005年3月、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(会長・森岡正宏=自民党衆議院議員)が、国会内で開いた会合に幹部統括本部長と総局長を招き、感謝のことばをささげた(「右翼を国会に招き称賛 自民・民主議連 “尖閣諸島守った”」しんぶん赤旗)。
- 2005年11月株式会社ドンキホーテの東京・六本木店の屋上に日本初となる遊戯施設、絶叫マシーン「ハーフ・パイプ」を建設の件で公開質問状を送付。
- 横田めぐみ「救出」署名活動
- 東南アジアタイ国カンチャナブリ県に平和記念公園を建立。
- 拉致問題署名活動を続け、幹部が「救う会新潟」の幹部を務めているが、国会で右翼構成員や暴力団員との関りを問題提起された[3][4]。 これが原因で同会は分裂する騒ぎになり、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」幹事の役職停止処分(茨城の事例)などの問題を引き起こしている 。
[編集] 脚注
- ^ 参考文献は、「国会会議録 第150回国会 国家基本政策委員会合同審査会 第2号 平成12年11月1日(水曜日)」
- ^ 参考文献は、「国会会議録 第136回国会 地方行政委員会暴力団員不当行為防止法及び風俗営業等に関する小委員会 第2号 平成8年6月6日(木曜日)」
- ^ 「国会会議録 第150回国会 国家基本政策委員会合同審査会 第2号 平成12年11月1日(水曜日)」
- ^ 参考文献は、「国会会議録 第136回国会 地方行政委員会暴力団員不当行為防止法及び風俗営業等に関する小委員会 第2号 平成8年6月6日(木曜日)」
[編集] 主な幹部
- 会長・松尾和哉
- 副会長・滑川裕二・志村喜一
- 統括本部長・「箱崎一像」
- 理事・「民部明・小野喜公・橘髙守」
- 特別相談役・「斉藤茂男」
- 相談役・「古郡澄夫・角田蔵人・佐藤寅之助」
- 三役・総局長・山崎誠、時局対策局長・水野孝吉、理論文教局長・杉山洋
- 総隊長 加藤順一・本部長「塚田真道」・幹事長鎌田泰弘
- 他各菅区長・十役・各局長・七役・二十一役
- 各地区本部長・各委員会委員長
- 各地区支部長
- 各地区本部・支部三役
[編集] 日本青年社議員同志連盟
日本青年社隊員の中で現職・元職議員として政治活動に従事している者で構成(2007年9月現在19名)
- 代表・野中久三(佐賀県佐賀市議会議員)
- 幹事長・岡田康弘(岡山県津山市議会議員)
- 議長・松村茂夫(埼玉県久喜市議会議員)
- 推進委員長・天目石要一郎(東京都武蔵村山市議会議員)
- 相談役・市村正(茨城県桜川市議会議員)
- 相談役・三井田孝欧(新潟県柏崎市議会議員)
- 指南役・米田建三(元自民党衆議院議員・元内閣府副大臣)
- 白井常信(元公明党都議会議員)
※連盟の役職名は日本青年社HPに拠った。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 日本青年社・総本部(公式サイト)
- 日本青年社・埼玉懸本部(公式サイト)
- 日本青年社・統括本部長箱崎一像:右翼と美学(公式サイト)